« 〔あじさいの言葉〕 <法主さんは道を歩いて、ときどき何かの声をきくために立ち止ってしまう。石や木や風がよびかける。…………道がはじめてみえてくる> : (真木悠介さん 『気流の鳴る音』より) | トップページ | <電磁波攻撃、許すまじ> ◆ 「テクノロジー犯罪被害フォーラム」(4月27日 日比谷図書文化館) ユーチューブ動画 / 「NPO・テクノロジー犯罪被害ネットワーク」の石橋理事長が報告 »

2014-05-26

〔吉田調書で判明!⑥〕 ★ 1号機で「海水注入」の英断を下した吉田所長だったが、3号機では、<廃炉を避けるため極力淡水を使え、という官邸のある者の指示を受け入れ、無理して淡水に切り替え、危険性を増大させていた>!

 
 ★ <極力淡水を使え>と吉田所長に指示した……(菅直人でも、枝野でも班目でもないという) <官邸のある者> とは誰か? 

  この人物は、3号機の危機を拡大させた(たぶん、結果的に、「3号機核爆発」まで引き起こした!!!)重大な責任がある! 

 自ら名乗り出て、国民に釈明すべきである!

               *

 

 ★は大沼 ◎ 朝日新聞デジタル(無料会員登録で読むことができる): 「吉田調書」 「真水か海水か」
  ⇒ http://digital.asahi.com/special/yoshida_report/2-1m.html
   ◆ …………は、吉田所長「調書」での発言記録  ◎<…………>は朝日新聞の記事コメント 

               *

 ◎ <1号機への海水注入を、官邸に詰めていた東電フェロー武黒一郎の中止指示を無視し、廃炉も恐れず続行したことで、一躍英雄視された福島第一原発所長の吉田昌郎。

  その吉田が、3号機への海水注入について、廃炉を避けるため極力淡水を使え、という官邸のある者の指示を受け入れ、無理して淡水に切り替え、危険性を増大させていた事実は意外に知られていない。>

               *

 ◎  <東日本大震災発生2日後の2011年3月13日未明、福島第一原発3号機は最初の危機を迎えていた。

 運転員が午前2時42分に、原子炉への次の注水手段がうまくいくのか十分確認しないまま、それまで炉に水を注ぎ込んでいた高圧注水系と呼ばれるポンプを手動で止めたことで危機は生じた。

  吉田に知らせず行われた操作だった。

 注水が止まった3号機は、炉の水位がぐんぐん下がった。午前5時14分、福島第一原発技術班は、午前7時半ごろに核燃料が損傷し始め、午前9時半ごろには炉心溶融するとの1回目の予測を報告した。>

               *

 ◎ < 「本店、緊急です、緊急です、緊急割り込み!」。午前6時43分、吉田あてに電話が入った。武黒とともに官邸に詰めている東電の原子力・品質安全部長の川俣晋からだった。>

               *

 ◎ <「官邸」からの電話の趣旨は、海水を使う判断は早過ぎる。廃炉につながるから極力、ろ過水なり真水を使うことを考えてくれ、というものだった。

 吉田が政府事故調の聴き取り調査において「記憶はまったく欠落している」と主張するのが、この東電原子力・品質安全部長の川俣晋からの電話の部分だ。

  電話の相手が、川俣から誰かに代わったというが、それが誰かは覚えていないというのだ。

 吉田はいったん、東電フェローの武黒一郎、原子力安全・保安院付の安井正也の名前を挙げた。

  しかし、記憶が完全に欠落していると主張して、逆にこの二人ではないことを強くにおわせた。

  一方、原子力安全委員会委員長の班目春樹、内閣官房長官の枝野幸男、そして首相の菅直人は、違うとはっきり説明した。

 結局、吉田は、誰だったか思い出せないということで通した。

  が、とにかく吉田は、官邸にいたある人物から、3号機の廃炉を避けるため、海水注入ではなく淡水を入れろと言われ、応諾した。>

               *

 ◎ <解せないのは、1号機で武黒の指示を聞かず海水注入を続行したあの吉田が、今回はいとも簡単に電話の主の要求をのんだことだ。

 その瞬間、福島第一原発の現場からは、「水がねえんだから」との声が飛んだ。

 その後も、まず福島オフサイトセンターに詰めている東電原子力担当副社長の武藤栄が「もう海水を考えないといけないんじゃないの? これ官邸とご相談ですか」と疑問を示した。

  東電本店に詰めているフェローの高橋明男も、「吉田所長、水はどこから持ってくるの。手当てのめどは立っているんですか」と心配した。

 電話の主はどれほど強い要求をしたのだろう。

 
吉田はそんな周囲の心配に耳を貸さず、淡水注入に切り替えた。……>

               *

 ◆ ——— 13日の6時台に官邸から本店へかかって、それが回されてきて、電話を取って、要約すると、海水を使うという判断が早過ぎるのではないかというコメントが来て、海水というのは、それを使うと廃炉にするということにもつながるだろうし、極力、ろ過水とか、水を使うことを考えてくれというような内容なわけですね。

   吉田 「ここは申し訳ないけれども、この前も話したように、私の記憶はまったく欠落していたので、ビデオを見て、ああそうだったかなと逆に思い出しているぐらいなんで、本当に誰と電話したかも完全に欠落しているんです。ですから、そこは可能性だけの話しかないです」

               *

 ◆ ——— まず優先的には真水ということになっているんですが、そういう発言に至った理由なんですけれども、そこは何が一番。

   吉田 「やはり官邸です」

   ——— それがやはり一番ですか。

   吉田 「一番です。当初言っていたように、私は海水もやむを得ずというのが腹にずっとありますから、最初から海水だろうと、当初言っていたと思います。その後に官邸から電話があって、何とかしろという話があったんで、頑張れるだけ水を手配しながらやりましょうと。…………

               *

 ◎ <52分間、水が注ぎ込まれなかった3号機は、炉の状態が悪化の一途をたどった。

 炉水位は回復せず、午後1時23分には原子炉建屋の二重扉の内側で毎時300ミリシーベルトという極めて高い放射線量を観測したとの報告が入った。

  内側はもやもやしていたといい、爆発性のある水素を含む水蒸気が原子炉格納容器から漏れ出していた可能性もある。>

Posted by 大沼安史 at 01:50 午後 |