〔いのちのフクシマ〕 「トモダチ作戦」で洋上被曝した「米空母ロナルド」は「フクシマのアンラッキー・ドラゴン(不運な福竜丸)」―― 米国の反原発運動のリーダー、ハーヴェイ・ワァッサーマンさんが指摘 / ことしの「3・1」は、第五福竜丸(ラッキー・ドラゴン)のビキニ洋上被曝60周年! ★ 「311」は、第五福竜丸の無線長、久保山愛吉さんが息を引き取った、東京の病院の――病室番号だった! 原発核爆発、許すまじ!
★ ヒロシマ・ナガサキ……ラッキー・ドラゴンと続いた、日本人の核の受難史の果てのフクシマ。
福竜丸の「3・1」の被曝受難は、57年後の「3・11」の悲劇を未然に防ぐものにはならなかった。
日本政府は、核の恐ろしさに目をつぶり、「平和利用」という名の、核臨界連鎖反応を、日本地震列島のいたるところで続けてきたのだった。
福竜丸の「3・11」とフクシマの「3・11」の共通性について、ワッサーマンさんは「洋上被曝」を挙げているが、わたしはそれに2つ――類似点・因縁を付け加えることができると思う。
ひとつは、「3・1」のビキニ環礁での水爆実験も、フクイチ核爆発も、臨海型の爆発で、ともに、放射能の「雪」が降り注いだこと。(第5福竜丸の船上にも、「ロナルド・レーガン」の甲板上にも、金属味のする「雪」が降った。フクイチ核惨事では、双葉町や郡山市などでも、不思議な降雪が目撃されている)
なぜ、臨海核爆発が「黒い雪」を降らせるものなのか、解明が待たれる。
因縁は、1964年の「3・1」に被曝した久保山愛吉さんが、半年後の9月23日に亡くなった東京の病院の病室番号が「311」だったことだ。
久保山愛吉さんは「原水爆による犠牲者は、私で最後にして欲しい」 と言い遺して息を引き取った。
フクイチ核惨事も、ウラニウム・プルトニウムの核爆発だから原水爆と本質的には何も変わらない。
9・23の久保山さんの60回忌を目指し、わたしたちは脱原発、原発の全面廃棄を実現しなければならない。、
★は大沼 ◎ The USS Reagan Is Fukushima’s Unlucky Dragon
⇒ http://www.truthdig.com/report/item/the_uss_reagan_is_fukushimas_unlucky_dragon_20140304
Posted by 大沼安史 at 12:04 午後 | Permalink