〔フクイチ核惨事〕 ALPS(アルプス 多核種除去装置)、全(3)系統でダウン! ★ 国際社会は「臨海核火山」化したフクイチ対策を、日本政府・東電にまかせてはおけないと考え始めているのではないか!
★ 「ALPS」とは、Advanced Liquid Processing System の略。あのアルプス山脈(英語でAlps 仏語でAlpes)を念頭においた、頭文字結合の言葉遊びだ(ろう)が、今回、その「アルプス」がダウンに追い込まれたことは、「臨海核火山」化したフクイチの惨状をリアルに描き出すものだ。
放射能汚染水を処理できないとなると……どうなるのか?
考えるだけで恐ろしいことが、いま起き(ようとし)ている!
★は大沼 ◎ 毎日新聞 除去装置アルプス全3系統処理を停止(18日付け)
⇒ http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20140319k0000m040021000c.html
東京電力は18日、福島第1原発で汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去装置「ALPS(アルプス)」の3系統全ての処理を停止したと発表した。アルプス3系統のうち、1系統で水処理後も放射性物質濃度が十分に下がっていないことが判明、東電は残る2系統も止めて原因を調べることにした。……
……Ce système, baptisé ALPS, est censé fonctionner depuis plusieurs mois, mais dans les faits il ne cesse de rencontrer des problèmes divers. ……
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◎ (参考) 共同通信 ALPS廃棄物課題に 最終処分方法決まらず(17日付け)
⇒ http://www.47news.jp/47topics/e/251418.php
……多核種除去設備(ALPS)」から出る廃棄物の処理は大きな課題だ。廃炉に必要な技術の研究を担う国際廃炉研究開発機構(IRID)が処分に向けた技術開発に取り組む。
ALPSはトリチウムを除く62核種の放射性物質を汚染水から取り除くことができる。A~Cの3系統がフル稼働すると1日約750トンの汚染水を処理できるとされ、4月以降の本格稼働を目指している。
放射性物質の特性に合わせた吸着塔が1系統につき14基あり、吸着材を2~4カ月ごとに交換する。
吸着材は放射性廃棄物として保管容器に入れ、敷地内の施設で貯蔵されるが、核種によって半減期や人体への影響が異なるため最終的な処分方法は決まっていない。……
Posted by 大沼安史 at 11:23 午前 | Permalink
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