〔コラム さあ あじさいの国へ〕 日の出づる国の浄化のために
3人がアメリカで、きょう3月11日、朝から晩まで、断食に入る。フクシマの人々に――フクシマを生きるわたしたちに連帯して断食する。
ハーヴェイ・ワッサーマンとジル・スタインさん、デヴィッド・スワンソンさん。
脱原発を目指す3人は、3・11の地球時間を、日の出から日没まで、地球が半回転する分、わたしたちのために、そして未来の希望のために祈ってくれる。
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その1人、ハーヴェイ・ワッサーマンさんは、こう書いている。
3連続メルトダウン、4連続爆発、燃料棒の飛散、太平洋の核汚染水の垂れ流しは、この地球に生存する、私たちの生きる力の織物に、致命的な穴を開けてしまった、と。
The three melt-downs, four explosions, scattered fuel rods and continual gusher of radioactive water into the Pacific Ocean at Fukushima have torn a deadly hole in the fabric of our ability to survive on this planet.
チャイナシンドロームと化したフクイチの核の溶融マグマは、文字通り、地球に穴を開けてしまった。
その「核のブラックホール」から、地上へ、地下へ、海に空に、死の灰の大放出が続いてゆく。
フクイチとはかくも恐ろしき、空前の核惨事である。
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フクイチという、極東の島の東海岸の一画に出現した「穴」だけで、人類の未来を吸いこんでしまうのに、地球上には、さらにたくさんの「核のブラックホール」の予備軍が控えている。
ワッサーマンさんの言う通り――フクイチは「核の氷山の一角( the tip of the radioactive iceberg)」に過ぎない。
フクイチ核惨事の「死の二の舞・三の舞」が、日本列島を含む、地球のどこかで繰り返され、第2、第3の「大穴」が開けば、世界は滅びる。
東電がこんごフクイチを放棄し、逃げ出すようなことになれば、フクニ・東海と「悪夢の連鎖」が続き、世界滅亡の引き鉄がひかれる。
わたしたちは、そういう状況の中で、3年目の3月11日という、運命的な日を迎えたのだ。
だからワッサーマンさんら3人は、警告の断食に入った。
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3人の断食はしかし、意識の中において、在るべき地球の未来を先どりしようとする、固い決心のこもった断食でもある。
「原発」も所詮は、わたしたちの意識の産物。
わたしたちが必要なしと思えば、必要でなくなる。
「原発のない世界」――「そのヴィジョンを讃えるために、わたしたちは断食する」と、ワッサーマンさんは書いたが、「脱原発のヴィジョン」は、日本に生きるわたしたちにもまた、それは……いのちの限界から発せられた希望の光として讃迎すべきものである。
To honor this vision, we won’t eat from dawn to dusk on March 11.
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フクイチ核惨事・開始3周年――。
わたしたちもまた、(「断食」する・しないはともかく)、きょうという一日を、「原発のない世界」を、いまここにあるものとして、わたしたちの心に引き寄せ、心に打ち立てる日とすることにしよう。
心を清め、「原子力」という人類に取りついた「妄念」と「邪気」を払い、きょう、3・11という1日を、「原発完全廃絶」の日に続く一日として過ごしてゆこう。
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ワッサーマンさんら海の向こうの3人は、日の出から日没まで、西方穢土と化したわたしたちの日本を思いつつ、食を断ってくださる。
日の出づる国である日本のわたしたちが、死の灰にまみれたこの国の、脱原発による「浄土化」に立ち上がらないで、どうする!
Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 3.コラム机の上の空5.希望・連帯・創造 | Permalink

















