〔フクイチ臨海核火山〕 NHKが「地下水バイパス」、太平洋大放流「地下水」を――「汚染される前の地下水」と「報道」! ★ 核燃溶融マグマが地下水脈で冷やされている…………かもしれない状態なのに、フクイチ構内地下の核地獄を、ミネラルウォーターの水源でもあるような、この報じ方は何なんだ!
★は大沼 ◎ NHK 25日 福島県漁連 「地下水バイパス」を容認
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140325/k10013219031000.html
★ NHKの記事の書き出し(リード)は、こうだ!(強調は大沼)
東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける汚染水の対策として、国と東京電力が計画している汚染される前の地下水を海に放出する「地下水バイパス」について、福島県の漁業者で作る福島県漁連は容認することを決めました。
*
「汚染される前の地下水」?…………「まだ汚染されていない地下水」を海に流す……じゃ、何の問題もないじゃないか、と、NHKのニュースを耳にした人は、思ったはずだ。
なぁ~んだ、フクイチの地下って、ミネラルウォーターの水源のようなもので、ピュアな水を採取できるんだ!!!……って!!!
*
事実は違って、太平洋に放流される「汚染される前の地下水」について、地元、相双漁協は「地下水の排出運用目標を明確にし、厳重に順守する」ことなどを求める要望書を日本政府に提出している。( ⇒ こちら)
経産省自身も2月に、「地下水1リットル当たり▽放射性セシウム1ベクレル▽ストロンチウム90など5ベクレル▽トリチウム1500ベクレル−−など、法令基準の約2割に厳格化した運用方針を示している」。
つまり、「汚染される前の地下水」とは、メルトダウン原子炉に流れ込む前の、原子炉で汚染される前の地下水であって、汚染されていない、無垢の地下水では――まったくない!
「みなさまのNHK」は、こうした言葉の詐術を、もう、やめるべきだ。
Posted by 大沼安史 at 09:43 午前 | Permalink