〔フクイチ・グローバル核惨事〕 「放射性ヨウ素プルームの米国到達と、米西部(西海岸沿岸など)5州での新生児の「先天性・甲状腺機能低下」(CH=Congenital Hypothyroidism )の間に相関 / 世界的な生物物理学者のメイワン・ホー(Mae-Wan Ho)さん(英国籍)が解析
Plume of airborne radioactive iodine arrival in the US correlates with increased rates of congenital hypothyroidism among the new born.
★ アメリカの赤ちゃんが、フクイチ・ヨウ素131で、甲状腺を胎内被曝して先天障害!
ならば、日本のフクイチ放射能雲通過地帯ではどうなのだ!
★ ホー女史によると、フクイチ・プルーム(放射能雲)は早くも「3・15」に米国に到達。EPA(環境保護庁)の測定によると、4月12日までの期間、アイダホ州のボアズでの、通常より最高211倍の値を最高に、全米70ヵ所で空中線量を検出した。
この観測データは、フクイチからのヨウ素131が全米に降り注いだとの結論を支持するもの――と、女史は指摘している。
一方、米国地質調査の土壌測定によると、オレゴン州北西部を最高に、カリフォルニア州中部、コロラド州北部、ワシントン州などで、ヨウ素131が沈着していることがわかった。
こうしたヨウ素汚染状況を下敷きに、女史は米西部5州で、2011年3月17日~同年末までの期間、「先天性・甲状腺機能低下(CH)」をもって誕生した赤ちゃんについて、前年対比で統計調査したところ、西部5州ではフクイチ事故後のこの期間、327人の新生児からCHが見つかった。
これは前年同期の281人より、16%の増。
期間をさらに3月17日~6月30日に絞ると、増加率は28%(実数で29人増)に達した。
ホー女史はCHはたったひとつのインディケーターに過ぎず、死産その他、広範な疫学調査が必要と警告している。
★ しかし、米国での調査も重要だが、フクイチ放射能雲に襲われた日本の被曝地でこそ、本格的な調査が必要ではなかろうか?
はるかかなた、太平洋を超えた米国でも、CHが「増加」したわけだから!
★は大沼◎ ホーさんの論文、Congenital Hypothyroidism and Fukushima Fallout (ISIS誌 2014年春号)は
⇒ http://www.i-sis.org.uk/Congenital_Hypothyroidism_Fukushima.php
◎ Mae-Wan HoさんのWiki ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Mae-Wan_Ho
★ メイワン・ホーさんの邦訳著書は ⇒ http://www.sanko-sha.com/bookinfo.php?no=49
Posted by 大沼安史 at 04:14 午後 | Permalink