〔だから あじさいの国へ〕 フクイチは(津波ではなく、まず)地震で破壊されていた! ● <東電は「全電源喪失と地震の揺れは無関係」と言っているが、そんなのあり得ない>。 ● 昨年8月、全身転移の癌などで、65歳でなくなったフクイチ作業員、木下聡さん(福島県郡山市)は、重要な証言を遺していた!
木下さんは、原発事故の原因となった全電源喪失について、東電が地震の揺れとの関連を否定することに憤った。
「地震発生時、老朽化が進んでいた無数の配管やトレーが天井からばさばさと落ちてきた。下敷きにならなかったのは奇跡。あれだけの破壊で『無事』なんてあり得ない」
★ 3周年を前に、神戸新聞のスクープ記事が、急浮上! 木下さんの「遺言」を葬り去ってはならない!
◎ 木下さんの証言はこうだ!(朱の強調は大沼)
あの日は午後から、1号機で定期検査のための足場を組む作業をしていた。1階には私と同僚の2人。4階に元請けと協力会社の4、5人がいた。
最初の揺れはそれほどでもなかった。だが2回目はすごかった。床にはいつくばった。
配管は昔のアンカーボルトを使っているから、揺すられると隙間ができる。ああ、危ないと思ったら案の定、無数の配管やケーブルのトレーが天井からばさばさ落ちてきた。落ちてくるなんてもんじゃない。当たらなかったのが不思議。
4階にいた人たちは水が大量にゴーと襲ってきたと言っていた。それが使用済み燃料プールからなのか、非常用復水器が壊れたからなのか、そのときは分からなかった。
皆で集合して、1号機から脱出した。地震が起きてどれぐらいだったかな。必死だったからはっきりしないけど、10分ぐらいじゃないかな。
途中の様子も恐ろしかった。タンクはぼこぼこ倒れてるし、潮が引いていて、これは津波が来ると思った。沖のテトラポットがむきだしになっていた。敷地内にある元請けの事務所に戻り、装備品を返して、まとまった班から解散になった。
正門を出た。いつもなら浜側の道を通るが、陥没していたから、山側の道を行った。あのまま浜の道を通っていたら、津波にやられとった。
東電は「全電源喪失と地震の揺れは無関係」と言っているが、そんなのあり得ない。……
*
★は大沼 ◎ 神戸新聞 2013/9/11 ⇒ 地震で配管落下 続く場当たり体質 福島第1元作業員の「遺言
① http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201309/0006327170.shtml
② http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201309/0006327168.shtml
◇ 木下さんの「遺言」詳報 「東電、信用できない」
⇒ http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201309/0006334811.shtml
Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 | Permalink
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