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2013-12-30

〔佐藤優さん〕 なぜ仲井真知事は記者会見で激昂したのか?

 ◎ ハフィントンポスト(日本語版)29日付け ⇒ http://www.huffingtonpost.jp/masaru-sato/post_6552_b_4514224.html?utm_hp_ref=tw

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 ……仲井真知事と沖縄県民の「日本語能力」を問題にしたときことだ。仲井真氏が激昂し、「私もあなた同様に、日本語はあんた並みには持っているつもりですが、何ですか」と怒鳴った。

 ……この瞬間の仲井真氏の、反射的な憤りの意味をどれだけの日本人記者が理解できたであろうか。……

 日本語は、沖縄人にとっても、リンガ・フランカ(共通語)である。しかし、それはあくまでも外部から沖縄に浸透してきた言語である。アイルランド人にとっての英語のようなものだ。政治的には沖縄人の側に立っているという自己認識を持っているのであろうこの日本人テレビ記者の「何気ない一言」に、まさに差別が構造化されているのである。

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 ……率直に言うが、時代が仲井真氏を追い越してしまった。仲井真氏は沖縄人の底力を過小評価している。昔の沖縄人、特に沖縄の保守エリートは、差別されているという現実を認めるとみじめになるので、差別という言葉を口にしなかった。そして、日本人以上に日本人になる努力をした。しかし、過剰同化によって差別を脱構築することはできない。現在の沖縄人は、「われわれが政治的差別の構造に組み込まれているのはおかしい」と正々堂々と主張できるレベルの強さを持っている。しかし、中央政府の差別政策を直ちにはね除けることができるほどの力はない。この現実を冷静に見据えた上で、沖縄人は、どのようにすれば自らが名誉と尊厳を維持して生き残ることができるかという課題に命懸けで取り組んでいるのである。

Posted by 大沼安史 at 10:06 午前 |

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