2013-11-30
〔いのちのフクシマ NEWS〕 台風がフクシマ放射能を拡散 放射能汚染土、風雨で河川へ 太平洋を汚染 仏研究所と筑波大が共同研究/ それでも汚染、消えない上流地域 ★ 台風のたびに放射能が流出し続けるフクイチ被曝地!
Contaminated soil gets washed away by the high winds and rain and deposited in streams and rivers, a joint study by France's Climate and Environmental Science laboratory (LSCE) and Tsukuba University in Japan showed.
Last year, the radioactive content of Japan's rivers dropped due to fairly moderate typhoons. But more frequent and fierce storms in 2013 have brought a new flood of cesium particles.
This is, said Evrard, "proof that the source of the radioactivity has not diminished upstream".
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 知る権利は民主主義社会の酸素。それを奪われては社会は窒息死します。/ 立法府が自滅。もはや民主主義の保護は議会外野党の市民の力だけ。日本が直面する80年前のドイツの悪夢。
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〔田中龍作ジャーナル〕 「若い女性たちは寒風に打たれながら安倍政権への怒りをぶつけた」 / 29日夜 国会周辺3か所で 「原発反対」 「秘密保護法反対」
◎ 鮮明な写真と記事は ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008296
……原発反対集会が午後8時で終わると議事堂前と
官邸前から参加者が続々と移動した。参院前の歩道は1,000人を超す人々で埋め尽くされた。
特別委の様子が伝えられると、「官房長官は逃げるな」「官房長官は恥を知れ」……シュプレヒコールが湧き起こった。
担当大臣が要領を得ない答弁を繰り返し、責任ある答弁をしなければならないはずの官房長官は出てこない。議会制民主主義が形骸化するなか、ファシズムへの道だけが着々と整備されてゆく。
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〔特定秘密保護法案〕沖縄タイムス社説 :[陸自が独断情報活動]秘密は やはり暴走する / 民主主義国家の基本原則である文民統制(シビリアンコントロール)を逸脱する自衛隊活動が、明らかになった。陸上自衛隊の秘密情報部隊「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、冷戦時代から、首相や防衛相(防衛庁長官)に知らせず、独断で海外に拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきたというのだ。陸上幕僚長経験者ら複数の関係者が、共同通信の取材に証言した。
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔特定秘密保護法案〕 あさひかわ新聞が素朴な疑問 : ……その公明党が、自民党と一緒になって特定秘密保護法案の成立にやっきになっている。支持母体である創価学会の……会員は、本当にこの法律の中身を理解した上で必要だと判断しているのか。池田大作さんは、それを是としているのか。/ そして公明党の議員たちは、池田さんの意向を確かめた上で、自民党の「下駄の雪」の役割を買って出ているのか、どうしても聞きたい。
あさひかわ新聞 ⇒ http://www.asahikawa-np.com/column/2013/11/02707976/
◎ 大沼 わたしは北海道での駆けだし記者時代、学会員の方のお宅に下宿し、たんへん、お世話になった。
あの方々も、きっと、同じような素朴な疑問をお持ちのことだろう?
どうして? なぜ?
Posted by 大沼安史 at 08:50 午前 | Permalink
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〔特定秘密保護法案〕 日本カトリック正義と平和協議会は「特定秘密保護法案」に反対します/ 日本国憲法の基本原理を尊重する立場から、また人間の尊厳に関わる自由で平和な社会を求める宗教者の立場から……反対します。/ 市民の弾圧などでさえ、 マスメディアの取材も国会での追及も許されず、その秘密は永久に闇の中に葬られる可能性がある。
Posted by 大沼安史 at 08:45 午前 | Permalink
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〔特定秘密保護法案〕 「戦争する国をめざす秘密保護法に反対し、いのちを守ろう」宗教者アピール/「人権を守ることは、いのちを守ることであり、思想及び良心・信教の自由を守ることです」
⇒ http://www.risshoheiwa.jp/13%2011%2020.pdf#search='%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B1%B1%E5%A6%99%E6%B3%95%E5%AF%BA+%E7%A7%98%E5%AF%86%E6%B3%95'
〈主な賛同人〉(アイウエオ順)
相澤牧人(日本聖公会・総主事)・浅野善雄(金光教非戦・平和ネット代表世話人)・荒川庸生(日本宗教者平和協議会理事長)・池長潤(カトリック大司教)・石川勇吉(真宗大谷派僧侶・愛知宗教者平和の会代表世話人)・大倉一美(カトリック東京教区・司祭)・小野文珖(日蓮宗僧侶)・古河良晧(日蓮宗僧侶)・小橋孝一(日本キリスト教協議会議長)・金柄鎬(在日大韓基督教会総幹事)・茂田真澄(アーユス仏教国際協力ネットワーク理事長)・鈴木伶子(平和を実現するキリスト者ネット事務局代表)・福家英明(天台寺門宗管長・総本山三井寺長吏)・俣野尚子(日本YWCA会長)・松浦悟郎(日本カトリック正義と平和協議会会長)・水田全一(臨済宗妙心寺派僧侶)・宮城泰年(聖護院門跡門主)・宮本光研(岡山宗教者九条の会代表世話人)・矢野太一(天理教平和の会副代表)・吉田行典(日本山妙法寺大僧伽首座)
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〔特定秘密保護法案〕 木津博充上人(日本山妙法寺)、「悪多けれども一善に勝つことなし」/ 11月26日 衆議院議員会館前で「戦争する国をめざす秘密保護法に反対し、いのちを守ろう」宗教者アピール緊急集会
Posted by 大沼安史 at 08:36 午前 | Permalink
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〔特定秘密保護法案〕 真宗大谷派(東本願寺) 廃案要望書 / 「私たち浄土真宗の門徒が願う阿弥陀仏の国土は、あらゆる存在をひとしくおさめとり、安らぎを与え、養う世界であると教えられています。その願いに背いて戦争に協力した教団の歴史への反省に立つとき、この法案が、現在そして未来にわたって、人々の安らぎを奪うに違いないことを深く憂慮せざるをえません」
Posted by 大沼安史 at 08:22 午前 | Permalink
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2013-11-29
〔日本を「墨塗り国家」にする秘密保護法案、反対!〕 豪紙・ジ・オ-ストラリアンが報道、日本のプレス、“ファシスト”秘密法(‘fascist’ secrecy laws )を警戒/ 山本太郎議員の発言も紹介、「特定の政治家・官僚グループによるクーデターだ」!
Taro Yamamoto [an upper house lawmaker] said the law threatened to recreate a fascist state in Japan. “This secrecy law represents a coup d’etat by a particular group of politicians and bureaucrats,” he told a press conference in Tokyo. “I believe the secrecy bill will eventually lead to the repression of the average person. It will allow those in power to crack down on anyone who is criticising them – the path we are on is the recreation of a fascist state.” He said the withholding of radiation data after the Fukushima disaster showed the Japanese government was predisposed to hiding information from its citizens and this law would only make things worse. [...]
Posted by 大沼安史 at 08:31 午後 | Permalink
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〔コラム 机の上の空〕 ジャパン黙示録 政治の毒矢が、平和と民主主義の「日の丸」に向かって放たれた!
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日本の安倍政権の「秘密保護法」強行突破の動きを報じたニューヨーク・タイムズの記事のリードを読んで、思わず目を疑った。
日本の主要新聞の「終末予言的(反対)社説(apocalyptic editorials)」にもかかわらず、安倍政権は戦後日本の平和主義を、(戦中・戦前)へ巻き戻そうとしている……
……apocalyptic editorials in leading newspapers, Japan’s conservative prime minister, Shinzo Abe, appears set to achieve one of the first items on his legislative agenda to roll back his nation’s postwar pacifism:……
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apocalyptic とは――よくよくの表現である。
キリスト教世界における、黙示録的な預言。終末予告。
タイムズ紙の東京特派員が、この、重大なる言葉を使ったのは――よくよくのことだ。
「戦後日本」が、これで終わる!……
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わたしは自称・フリージャーナリスト(あるいは翻訳・著述業)である。
このファッショ法案が通れば、自分の(この)ブログでたとえば、フクイチ核惨事に「特定秘密」部分に、知らずに触れでもしたら、しょっぴかれてしまう。
知らずに「引用」しても――それが「特定秘密」だと、開示されもせず――、逮捕されることもありうる。
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この先、日本の新聞と購読契約するときは(あるいはNHKと受信契約するときは)、報道内容は「特定秘密」ではないので、ご安心して引用してください、万一、引用して逮捕されたときは、全責任を負わせていただきます――との条項を付け加えてもらわなければ、もはや、安心できない!
冗談ではなく。
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それよりも心配なのは、日本が「墨塗り国家」として、国際社会からつまはじきされることだ。
安倍首相や猪瀬都知事が、いくら「東京オリンピック」は「放射能フリー」で、安全ですと宣伝しても、こんなスリーモンキーズ法があっては、小学校4年生の漢字が書けない疑惑や5000万円の借用書問題は目をつぶってもらえても、日本の当局の言うことを、世界の誰もが、もはや信用しなくなるだろう!
⇒ http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2949.html
もうすでに、「東京五輪ボイコット」の動きが、世界で広がり始めているというのに……。
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「治安維持法」下の戦前の日本でも、「東京五輪」は、開催が決まっていた。
昭和11年(1936年)に――4年後の昭和15年(1940年)に「帝都」で開催されることが正式に決まっていた。
それが流れた。
国際社会のからボイコットの動き。1938年7月16日付けのワシントン・ポストは、こう書いていた。
「日本軍の南京での蛮行や無防備都市爆撃に、民主国家の反対が広がっていた」
朝日デジタル ⇒ http://www.asahi.com/special/2020hostcity/articles/TKY201309040500.html
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史上空前の惨事となったフクイチでの「SBO(ステーション・ブラック・アウト)」に続く、安倍ジャパンの歴史的な「JBO(ジャパン・ブラック・アウト)」!
「墨を塗られた日本」は「美しい国」ではない。
「特定秘密保護法」は、わたしたちの「戦後日本」を――「日本のデモクラシー」を、射抜く、「見ざる・言わざる・聞かざる」の、政治的な「3本の毒矢」である。
Posted by 大沼安史 at 07:10 午後 | Permalink
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〔日本を「墨塗り国家」にする秘密保護法案、反対!〕 ニューヨーク・タイムズが報道: 「街頭での抗議行動、主要新聞の終末予言(apocalyptic)社説にもかかわらず、安倍首相は日本の戦後の平和主義を引きずり戻そうとしている」!
◎ 傍聴者のこの叫び!
鮮明な写真、及び記事は ⇒ http://www.nytimes.com/2013/11/29/world/asia/secrecy-bill-could-distance-japan-from-its-postwar-pacifism.html?_r=0
Brushing past angry street protests and apocalyptic editorials in leading newspapers, Japan’s conservative prime minister, Shinzo Abe, appears set to achieve one of the first items on his legislative agenda to roll back his nation’s postwar pacifism: passing a national secrets law.
Posted by 大沼安史 at 06:09 午後 | Permalink
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〔日本を「墨塗り国家」にする秘密保護法案、反対!〕 ノーベル賞を受賞した益川敏英・名古屋大素粒子宇宙起源研究機構長や白川英樹・筑波大名誉教授ら31人が「特定秘密保護法案に反対する学者の会」を結成、廃案を求める声明を28日、発表!
声明は「情報の開示は民主的な意思決定の前提で、同法案はこの原則に反する」「与党の政治姿勢は、思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせる」などと訴え「憲法の定める基本的人権と平和主義を脅かす立法」と結論づけている。……
Posted by 大沼安史 at 05:58 午後 | Permalink
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〔日本を「墨塗り国家」にする秘密保護法案、反対!〕 集え!若者! 12.1 国会前 特定秘密保護法 反対抗議 / 場所:国会議事堂前日時:12/1(日) 集合10:30 抗議行動 11:00〜14:00
⇒ http://togetter.com/li/596072
同世代のみんな、ボケッとしてる場合じゃないよ。分かり易いから見て。秘密保護法 この漫画わかりやすー
⇒ http://t.co/b7vSXOuMJu”
Posted by 大沼安史 at 05:43 午後 | Permalink
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〔日本を「墨塗り国家」にする秘密保護法案、反対!〕 松田美由紀さんがツイッターで警告 / ありえない! 内閣官房審議官の鈴木良之が「秘密保護法案の解釈上、新聞・出版等の関係者以外の者が、何万人も来場者があるブログにて時事評論をすることは処罰対象となる」と明言した。
Posted by 大沼安史 at 05:36 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案〕 英誌エコノミスト:つい最近まで「法案」(が用意されている)自体が「高度な機密だった」!/ 「日の丸が墨塗りされる」! / 東大の憲法学者は言った。内閣の閣僚が情報から過度に目隠しされれれば、日本の「政府」そのものが機能を低下させる!
(大沼) エコノミストの記事のタイトルは、Secreted away(秘密に目隠しされて)。
takemaruさんのツイートによれば、「千と千尋の神隠し」の英語タイトルSpirited awayをもじったタイトルだそうだ。
記事に、こんなイラストがついていた、墨塗りされた「日の丸」!
日本は戦前のような、暗黒国家に再びなり果てようとしている!
◎ 鮮明な写真、および記事は Secreted away(30日付け号)
⇒ http://www.economist.com/news/asia/21590975-conservative-government-passes-tough-new-secrecy-law-secreted-away
Until recently even the secrecy bill was itself highly secret. Last month, when the Mainichi Shimbun newspaper asked for details of the draft law, it was sent documents with the contents entirely blacked out.
One natural restraint on the new regime, argues Yasuo Hasebe, a constitutional scholar at the University of Tokyo, is that if ministries lock away too much information, the government will function less effectively.
Posted by 大沼安史 at 05:17 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案〕 本日(29日 金曜)午後6時30分から、参院(会館)前で抗議集会! 田中龍作ジャーナルが呼びかけ : 「戦前かよっ?」――治安維持法の時代に逆戻りするのか。それとも民主主義国家に踏みとどまるのか。/ 大規模抗議のラストチャンス!
「みんなの党は分裂し始めた。日本維新の会もケツをまくった。公明党は支持母体からの突き上げに怖気づく」
「(29日)は今国会最後の週末。一人でも多くの市民が集まり反対の声を上げ、与党議員にプレッシャーをかけるには絶好のチャンスだ」
⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008291
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2013-11-28
〔秘密保護法案〕 「アヴァーズ(声)」が、全世界キャンペーン、署名運動を開始! : 日本の安倍首相のメッセージは実にシンプルだ! 「あなたがた(日本国民)はわたしたちを選挙で選んだが、あなた方は、われわれが何をしているか知ることは許されない!」/ 日本をスリー・モンキーズ、「見ザル、言わザル、聞かザル」の国にしてはならない!
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2013-11-27
〔現代日本史の汚点を激写!〕 特定秘密保護法、NHK中継終了後、強行採決の図
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〔琉球新報 社説〕 「悪魔のような法案。何が秘密かを時の権力者が秘密のうちに決められる。ジャーナリストとしても、市民としても恐怖です」。音楽評論家の湯川れい子さんの危機感は多くの国民が共有できよう。/ 国民の目と耳をふさぎ、主権者が国政の重要な情報を得る道を閉ざす「世紀の悪法」が、成立への階段を一つ上った。その審議は「強権国家化」を暗示する、国民不在の醜悪な展開を見せた。
国民の目と耳をふさぎ、主権者が国政の重要な情報を得る道を閉ざす「世紀の悪法」が、成立への階段を一つ上った。その審議は「強権国家化」を暗示する、国民不在の醜悪な展開を見せた。
国家機密を漏らした公務員や市民らに厳罰を科す特定秘密保護法案は、自民、公明の与党とみんなの党が賛成し、衆議院を通過した。それに先立つ特別委員会は、数の力に頼った強行採決だった。
報道関係者だけでなく、「知る権利」に携わる研究者、市民団体など、分野を超えて反対する国民が日ごとに増している。だが、危機感は国会に反映されない。
1度きりの公聴会
これほど重要な法案に対する国民の意見を聞く公聴会が1回しか開かれていない。国民に背を向けた為政者の姿を際立たせる。
米軍基地の重圧にあえぐ沖縄で、基地運用の情報は、住民生活を守る不可欠な情報である。その大半が入手できなくなる恐れが強い法案であるだけに、沖縄公聴会は最優先で開かれるべきだが、それもなされないままだ。
広く国民から意見を聞く公聴会もほとんど開かず、国会での審議も尽くそうとしない。官僚による恣意(しい)的な秘密指定を許し、指定期間が半永久的になるなど、法案の問題点はきりがないが、みんなの党や維新の会との修正協議を経ても全く改まっていない。
安倍首相は秘密指定の在り方を検証する第三者機関を設けるべきだと初めて発言したが、その担保も何もない。なぜ、首相と与党はこれほど危険な法案の性急な成立に走るのか。全く理解不能であり、成立は断じて容認できない。
国民の「知る権利」など、民主主義国家にとって欠かせない憲法にのっとった権利が確実に侵害される。問題点を全て洗い出し、徹底的に審議を尽くすのが国会の責務である。
会期末に近い今国会での成立をにらみ、強引に衆院を通過させたことは罪深い。法案が送られる参議院は、良識の府の存在意義をかけて熟議を重ね、廃案にすべきである。
25日に福島市で開かれた衆院特別委の公聴会では、与党側が推薦した人を含め、7人全員が法案への懸念や反対を唱え、慎重審議を求めた。このままの成立を望む声は皆無だった。
沖縄出身で、原発の保守管理会社を営む名嘉幸照さんは、原発内部で法に反した作業が実施される場合を挙げ、「告発者がいることは大事だ。命に関わる原発の安全性について、国民は知る権利がある」と訴えた。
原発と基地情報の封印
名嘉氏発言の「原発」は「米軍基地」にそのまま置き換えられる。生命の安全に直結する情報さえ、関係省庁の恣意的な秘密指定に縛られた公務員らが萎縮して封印されるだろう。
特定秘密を漏らしたり、暴いたりした者には、これまでの最高刑の10倍となる懲役10年の厳罰が科せられる。成立の先には軍事に偏重した、戦前回帰の「秘密国家」が像を結ぶ。恐ろしいことだ。
法案への重大な懸念は、著名人の見方にも端的に表れている。
俳優の菅原文太さんは「先の戦争の片りんが影絵のように透けて見える」と危ぶんだ。不幸な戦争の時代が連想されるのだ。
「悪魔のような法案。何が秘密かを時の権力者が秘密のうちに決められる。ジャーナリストとしても、市民としても恐怖です」。音楽評論家の湯川れい子さんの危機感は多くの国民が共有できよう。
法案に対し、国連人権高等弁務官事務所の2人の特別報告者が声明を出し、「内部告発者やジャーナリストを脅かす」として、重大な懸念と透明性確保を要請した。
国際基準に照らしても、「知る権利」を基盤にした国民の自由を奪いかねない法案は異様だ。巨大与党の暴走に歯止めをかけねば、子々孫々の時代まで重大な禍根を残しかねないと銘記すべきだ。
Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案〕 米国防総省・国家安全保障会議(NSC)の元高官、モートン・ハルペリン氏が共同通信インタビューで問題点を指摘 / 「国際基準を逸脱」 「政府裁量広すぎ」「公益優先規定ない」
Posted by 大沼安史 at 05:57 午後 | Permalink
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〔東京新聞 社説〕 特定秘密保護法案 国民軽視の強行突破だ(27日付け)/ 福島の公聴会はたんなる“儀式”にすぎず、与党は耳をふさぎ、尊重もしなかったのだ。あまりに乱暴である。/ 行政権だけが強くなる性質を持つ法案である。民主主義の三角形を美しく保つためにも、あらためて反対表明をする。
広く疑念の声があがる特定秘密保護法案が衆院の本会議で可決した。巨大与党が力ずくで、渦巻く反対論をねじ伏せたのだ。強行突破は看過できない。
福島で二十五日に開かれた地方公聴会は、いったい何のためだったのだろう。首長や学者ら七人が意見を述べたが、賛成者は一人もいなかった。「慎重に、国民のために議論を尽くすことが大切だ」「外国の信頼よりも、国民の信頼を得るべきだ」-。もっともな意見が続出した。
とくに原発事故で放射能の拡散予測が隠された体験があるだけに、「一番大切なのは情報公開だ」と語った人もいた。
◆数の力でのおごりだ
その翌日に衆院の本会議で、一部野党との修正協議を経た法案が、駆け足で可決された。つまり、福島の公聴会はたんなる“儀式”にすぎず、与党は耳をふさぎ、尊重もしなかったのだ。あまりに乱暴である。
さまざまな危うさが指摘される秘密保護法案であるため、報道各社の世論調査でも「慎重審議」を求める意見が、60%台から80%台を占めていた。国民の声すら軽視したに等しい。
与党は圧倒的な数の力におごっている。修正案に加わった日本維新の会さえ、この採決には退席した。この強行可決をあえて暴挙と呼ぼう。
修正案自体も評価に値しない内容だ。秘密の有効期間は最長三十年だったが、「六十年を超えることができない」という規定が加わったため、「六十年原則」の方が幅を利かせる恐れがある。
その場合も七項目の例外が設けられていて、中には「政令で定める重要な情報」という、あいまいな言葉が挿入されている。これでは半永久的に国民から重要情報が遮断されてしまう。
◆議員こそ反対の先頭に
特定秘密の指定や解除などについて、首相が「その適正を確保するため(中略)指揮監督する」という条文も、効力を発揮しないだろう。首相は行政機関の「長」の上に存在する「長」であるから、公正な審判役たりえない。
約四十万件とも見積もられる特定秘密の膨大な文書に対し、首相がいちいち目を通すはずもない。全くの空文である。
有識者会議もたんに基準を示すだけの存在だ。本当に実質的な秘密に値するかどうかのチェックは、司法権さえからも受けない仕組みなのだ。
付則では「独立した公正な立場において検証し、監察する新たな機関の設置」が書かれた。だが、あくまで検討事項にすぎないし、具体的な中身も不明である。法案が抱える欠陥を補えるとは到底、期待できない。
国会への特定秘密の提供も付則に記されたものの、その方策はやはり検討事項にとどまる。この法案が国権の最高機関さえ素通りし、官僚機構が情報支配を進める原点に変わりはないのだ。
問題のありかは特別委員会の審議を経ても山積している。衆院本会議で可決・通過したので、次は参院に移る。もっと議論して、廃案に持ち込んでほしい。
とくに憲法の観点から疑念が持たれている点を重視すべきである。国民主権や基本的人権、平和主義の三大原則から逸脱していることだ。
いわゆる「沖縄密約」や「核密約」などの問題は本来、活発に議論されるべき国政上の大テーマである。これに類似した情報が特定秘密に指定されると、国民は主権者として判断が下せない。
国会議員といえども、秘密の壁に阻まれてしまう。仮に情報を得たとしても、政策秘書や所属政党に口外すると、処罰対象になる。議員は院内での免責特権があるものの、国会追及はとても期待はできないだろう。
国政上のテーマについての言論を封じ込める法案とは、ほとんど情報統制の世界に近い。国会議員自身の問題でもある。どれだけの議員が、この深刻さを理解しているか。本来は議員こそ反対の先頭に立つべきなのだ。
軍事面に過度に傾いている法案であるうえ、安倍晋三内閣は来年にも集団的自衛権の行使ができる「国家安全保障基本法案」の提出をめざしている。平和主義とも相いれないはずだ。
◆三角形は美しく保て
特定秘密の取扱者は、飲酒の節度や借金などまで調べ上げられる。調査は親族にも及ぶ。人権上の懸念が持たれるのも当然だ。反原発運動など、さまざまな市民活動の領域まで、公権力が監視する心配も濃厚だ。
行政権だけが強くなる性質を持つ法案である。民主主義の三角形を美しく保つためにも、あらためて反対表明をする。
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〔秘密保護法案 強行採決〕 桃野よしふみ(世田谷区議会議員)が「みんなの党」を離党 / 「みんなの党は結党の原点を捨ててしまいました」
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〔田中龍作ジャーナル〕 「戦前に戻りますと世界中に言っているようなもの。(秘密保護法案は)戦死者に顔向けできないくらい恥ずかしい」。こう話すのは都内の女子高校生(3年)だ。/勤め帰りに参加した女性は2児の母親だ。「他に用事があったが、子供たちの命がかかっているので来た。子供たちが戦争に取られる」
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〔秘密保護法案 強行採決〕 廃案へ! 12.6 大集会に結集しよう!
「特定秘密保護法案」の廃案まで、あと一歩です。
10月25日に国会に提出された法案は、そのあまりにも危険な本質が知られるに連れ、各方面から反対の声がどんどん上がり続けています。
今、全国の大半の新聞が社説で廃案を求めており、法曹界、言論人に加え宗教界、演劇人など、続々と反対声明が発せられています。安全保障と情報の権利に関する国際基準から大きく逸脱しているとして、海外からも非難ごうごうです。ニューヨークタイムズなどのメディア、日本外国特派員協会、国連専門家、人権NGOが日本政府を厳しく批判しています。
この法律ができたら、ジャーナリスト、市民運動はもとより、国会議員も処罰の対象となり、裁判も秘密のまま行われます。官僚は情報をいくらでも闇に葬ることができます。情報にかかわる人は周辺も含めて監視され続けます。この国は、国会も司法も手が出せない、官僚独裁の監視国家になってしまうのです。
政府・与党は密室協議を重ねて、みんなの党、日本維新の会と修正合意しましたが、内容はよりひどくなり、国会での大臣答弁は二転三転するばかり。それでも政府・与党は強行採決を狙っています。
圧倒的多数の市民の声を「廃案!」の一点に結集させ、稀代の悪法「秘密保護法案をつぶすために、再び政府と国会に私たちの声をぶつけましょう!
日時 12月6日(金)午後6時半
7時15分 デモ出発
(6時〜6時半=プレトーク)
場所 日比谷野音
主催 「秘密保護法」廃案へ!実行委員会
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〔秘密保護法案 採決強行〕 世田谷区議の田中優子さんが「みんなの党」に離党届
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〔コラム 机の上の空〕 地を離れて人なし。人を離れて事なし。
「秘密保護法案」が26日夜、衆院本会議を「自公の採決強行」(朝日新聞・27日朝刊1面見出し)で通過し、参院に送られた。
「自公」の「公」といえば、もちろん公明党。
公明党といえば、創価学会……。
わたしは朝刊の記事を、風邪でふせった寝床で読んでいるうち、なぜか急に、牧口常三郎氏のことを思い出した。
そして書棚にある、氏の「全集」(4巻)を取り出し、付せんをつけていたところを拾い読みした。
牧口常三郎氏とは、言うまでもなく、創価(教育)学会の創始者である。
ウィキ ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A7%E5%8F%A3%E5%B8%B8%E4%B8%89%E9%83%8E
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わたしはなぜ、牧口常三郎氏の「全集」を持っているか?
それはもちろん、わたしが牧口氏に関心を持っていたからである。
ひとつは、わたしがこどものころ、地理が大好きな「地理少年」だったこと(牧口常三郎氏氏は『人生地理学』という大著を書いた地理学者でもある)。
もうひとつは、かつて、わたしが北海道新聞の教育記者をしていたころ、牧口氏が北海道の札幌師範を出た教育者であったことを知ったこと(創価学会第二代会長の戸田城聖氏も、北海道の夕張で教師をしていた)。
わたしの氏に対する関心の由来は、この二つである。
#
そんなわたしの過去に由来する関心が、なぜ、今朝、急に高まったかというと、それはいうまでもなく、牧口常三郎氏を戦時中、拘引し、ついには獄死に至らしめたものが――目下の焦点である「秘密保護法」との相似が取りざたされている――近代日本の悪法中の悪法、「治安維持法」だった、という歴史的な事実があるからである。
全集1巻・付録の「著者 牧口常三郎略伝」には、こうある。
社会学者田辺寿利(すけとし)は……「一小学校長たるファブルは、昆虫研究のため黙々としてその一生をささげた。学問の国フランスは……フランスの名において……感謝の意を表せしめた。一小学校長たる牧口常三郎は、あらゆる迫害あらゆる苦難と闘いつつ、その貴重なる全生涯を費やして、ついに画期的なる『創価教育学』を完成した。文化の国日本は、いかなる方法によって、国の誇りなるこの偉大なる教育者を遇せんとするか」とたたえているが、時の日本政府は牢獄における死をもって遇したのである。
#
「治安維持法」の日本は、偉大な地理学者であり、偉大な教育者であり、日蓮大聖人の仏法に帰依した、牧口常三郎氏という、偉大なる宗教家を、東京拘置所において、死に至らしめたのである。
これはわたしたちが、忘れてはならない歴史的事実である。
わたしたちは、その事実に学ばなければならない。
#
全集の付せんのついた箇所を見ているうち、こんな一文に行きあたった。
国法には違反しないからといって、自己の名誉や地位にのみこだわって、本来の使命を忘れている代議士や官僚も実は悪人である。(1巻・352頁)
これはもちろん、戦前の日本の権力者への警告ではあるが、「秘密保護法」を強行成立させようとする、いまの日本にもあてはまることではないか?
#
牧口常三郎氏は、かの志賀重昂(『日本風景論』)を驚かせた、その『人生地理学』の最後に、吉田松陰の言葉を引用している。(4巻、614頁)
地を離れて人なし。人を離れて事なし。人事を論ぜんとせば、まず地理を究めよ。
#
採決強行の前日、福島市で行なわれた地方公聴会の意見陳述者は、全員が「秘密保護法」に「反対」を表明していた。
いまの日本では、フクシマという「地と人」を離れて、「事」を論じることはできない。
牧口常三郎氏がいまの日本におられたら、今回のこのありさまを、どう思われることだろう?
Posted by 大沼安史 at 04:23 午後 | Permalink
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2013-11-26
〔秘密保護法案 衆院 強行通過〕 毎日新聞がシミュレーション 「成立したら−−市民生活こうなる 崩壊する知る権利」 / 原発の津波対策を調べた住民 ⇒ テロ防止に関する特定秘密の漏えいを「そそのかした」として、特定秘密保護法違反(教唆)容疑で逮捕 ⇒ 判決は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪。裁判長は「当該情報は、外形立証により実質的な秘密であると推認できる」と述べた。
Posted by 大沼安史 at 09:33 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 仙台市青葉区在住者 尿データ 2.2Bq/Kg / 測定した東海アマ氏 「仙台なら不思議ではありません」
Posted by 大沼安史 at 08:17 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 民衆の怒り 言葉と行動を、ツイッターでフォローしよう!
⇒ http://t-proj.org/twitter/?q=%23 開いて
#のあとに、下のいずれからを入力して検索ねがいます。
秘密保護法をブッ潰せ
強行採決断固反対
# 官邸前行動は19時から!たたかいはここからです!
# ラーメン食ってて遅れたけど、国会前着いたぞ。秘密保護法ぶっ潰す!
# 国会前、「安倍晋三は今すぐやめろ」などなど少々的外れなコール群がみるみる消え、「秘密保護法絶対反対」「日本政府は法案通すな」「今すぐ廃案!廃案!廃案!」の連呼に。リアルタイムで進化。
# 国会正門前はドラム隊が熱い! 写真は → https://twitter.com/shizumin_gerbil/status/405284241484689408/photo/1
# 国会前、秘密保護法採決撤回コールが終わる気配なし ⇒ https://twitter.com/ayakumahotcake/status/405309039535353857/photo/1
Posted by 大沼安史 at 07:57 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 世界規模の人権抑圧監視団体、「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW))」が反対声明 /ブラッド・アダムズ・HRWアジア局長「安倍政権下のこの法案は、知る権利を制限し、公益のためになる情報を明らかにしたジャーナリストや内部告発者までも処罰する内容となっている。この法案が日本政府の国際的義務に適合するよう修正されないならば、国会は法案を否決すべきだ」(25日付け)
Posted by 大沼安史 at 07:40 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 AFPも 全世界拡散報道 : (NSA全世界盗聴を内部告発した)スノーデン氏の暴露のあとをうけ、数千人もの日本の抗議者たちは、法案への怒りを示すため、ストリートに繰り出している
Japan's lower house set to pass secrecy bill(衆議院本会議を通過へ)
⇒ http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5haIRiVgumbcPtAH-RzShC1dG7Lrw?docId=bedd1595-e0a0-4cd9-a05d-4eec567d3a76&hl=en
Thousands of demonstrators have hit the streets to register their anger at the bill, which comes amid worldwide debate over government secrecy in the wake of the Edward Snowden affair.
Posted by 大沼安史 at 07:16 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 田中龍作ジャーナル : 衆院特別委で強行採決 NHK中継終了と同時に / ディレクターが「キュー」でも出したかのような見事なタイミングだった。きょう午前11時15分。NHKの国会中継が終わると同時に、衆院国家安全保障・特別委員会の額賀福志郎委員長が「これより特定秘密保護法案の採決に移ります」と宣言した。
⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008282
田中龍作さんの上記ブログ報道に、
「この写真を世界中にバラ撒いて下さい」。男性は怒気を含んだ声で言った。=26日正午過ぎ 永田町
のキャプション付きで、左の、この写真(著作権を尊重し、あえて不鮮明な画像にしています)を掲載していた。
それにしても、NHKは(安倍政権と事前の打ち合わせがないというなら)すぐに中継を再開すべきだった!
強行採決の現場も、国民に見せてはいけない「秘密」だというわけか!
ああ、この国の政権のおごり、国営放送のだらくよ!
Posted by 大沼安史 at 07:00 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 柳澤協二・元内閣官房副長官補(元防衛庁参事官)は、AP通信に、こう言明した:「秘密保護法がないからといって、ワシントンから必要な情報が得られない、ということは、なかった」「米国が情報を出さないのは、自国の国益上の都合で、日本に秘密保護法がないからではない」/★ 防衛庁の元現場トップが、安倍政権のいう「米国が言っているので」論のウソ・ゴマカシを論破!
★は大沼 AP記事 ⇒ http://bigstory.ap.org/article/japan-secrecy-law-stirs-fear-limits-freedoms
"My biggest concern is that it would be more difficult for the people to see the government's decision-making process," said Kyouji Yanagisawa, a former top defense official who was in charge of national security at the Prime Minister's Office from 2004-2009. "That means we can't check how or where the government made mistakes, or help the government make a wise decision."
The former bureaucrat, Yanagisawa says he does not recall any instance Japan failed to obtain necessary information from Washington or other countries due to lack of secrets law. When the U.S. or other countries decide not to share information with Japan, it was because of their own national interest not because of Japan secrecy protection, he added.
Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 強行採決〕 APが全世界へ、歴史的な写真を 速報 : 日本の国会 白髪の男性が、傍聴席から、叫んだ! 「情報は民のもの」――頭上に掲げて、叫んだ!
Posted by 大沼安史 at 06:34 午後 | Permalink
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2013-11-25
〔いのちのフクシマ NEWS〕 対岸、サンタバーバラ(米カリフォルニア州)の医師、ステファン・ホジア氏は、病院内のランチタイム会議で言った、「(フクイチからの放射能の)大気直接放出は今回(4号機核燃取り出し)で、(太平洋上空から)われわれ全員の上に降りかかり得ることだ。わたしは(東海岸の)ボストンに避難することになるかもしれない」
Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 | Permalink
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2013-11-24
〔アラスカ沖・ベーリング海〕 海鳥が大量死、セントローレンス島の海岸に打ち揚げられる フクシマ放射能と関連か? 米メディアが報道
Posted by 大沼安史 at 07:38 午後 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 えっ! 廃止された機関が秘密指定する! : 自己増殖する行政呆れたのは、すでに廃止されている機関も含まれていることだ。「社会保障制度改革国民会議」である。この機関は今年8月21日をもって廃止されている。あるはずのない会議体に権限を持たせようというのだろうか。いい加減なくせに自分たちの利権を守ることには なりふり構わない のが官僚だ。そんな彼らが条文を書いた「特定秘密保護法案」は欠陥だらけで強権的だ。見事に民主主義のシステムを破壊している。
⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008267
具体名をあげた機関名は53に上る。原子力規制委員会もしっかり含まれている。
中には4野(「外交」「防衛」「特定有害活動=スパイなど」「テロ」)とどんな関係があるのか、全く理解不能な機関の長が数多く存在する。首を傾げ過ぎてネンザするくらいだ。「中心市街地活性化本部長」「都市再生本部長」「郵政民営化推進本部長」…両手の指では足りないくらいだ。入札情報を秘密指定して談合でもするつもりなのだろうか?
警戒しなければならないのは、53機関にとどまらない、ということだ。本法案第2条第4号及び第5号の政令で定める機関、(そして)その機関ごとに政令で定める機関も含まれるのだ。行政機関が自己増殖するということである。
Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 | Permalink
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2013-11-23
〔河北新報〕 福島第1原発 破損燃料、新たに4体 廃炉工程影響必至/ 「国内で原発が稼働して以来、破損燃料をプールから取り出して移送した実績はない」
22日付け ⇒ http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131122t63026.htm
福島第1原発の使用済み核燃料プールに東日本大震災前に破損した核燃料が80体あった問題で、東京電力は21日、新たに4体の破損燃料をプールに保管していたことを明らかにした。
東電によると、4体は第1原発5、6号機に各1体、第2原発2号機に2体。いずれも震災前に破損し、各原子炉建屋内の燃料プールで長期間保管している。同社は詳しい破損時期、状況を調べている。
破損燃料の中で廃炉作業の進む1~4号機に計80体あり、このうち18日に燃料取り出しの始まった4号機に3体保管されている。80体の大半がひび割れで、他は小さな穴が空いている。
国内で原発が稼働して以来、破損燃料をプールから取り出して移送した実績はない。4号機の取り出しでも破損燃料は作業が難しく、後回しにされている。廃炉工程では1~3号機からも取り出す予定で、作業が難航し、工程通りに進まなくなる可能性がある。
Posted by 大沼安史 at 09:34 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 ありとあらゆる人が今、思い思いの方法で「秘密保護法反対」の声をあげている。民の声に耳を貸さない安倍首相は取り返しのつかない失敗をしでかすことになるだろう。/ 「国会前は人の目につきやすくていい。見学の小学生には“皆さんが国の主役です。それが主権在民です”と話すとよく分かってくれる。子どもだけでなく大人もハイタッチしてくれる」
Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 | Permalink
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2013-11-22
〔国連気象変動枠組条約締結国・ワルシャワ会議(COP19)〕 石原伸晃・環境相、NGOとの定例の話し合いを拒否!
グローバル・ポスト 20日発 Kyodo ⇒ http://www.globalpost.com/dispatch/news/kyodo-news-international/131120/japanese-minister-declines-meet-ngos-at-cop19-climate-
世界の環境NGOと日本政府の会議は、1996年のCOPジュネーブ会議以来、これまで続いていた。
それを石原大臣は拒否した。
日本の安倍政権はワルシャワ会議で、排出減を2005年ベースより3.8%とすると言明したが、これは1990年をベースとした京都議定書より3.8%も増大されるもので、NGO「気象行動ネットワーク」が声明で、「悪い冗談」と非難するなど、批判が集まっていた。
The Climate Action Network released a statement last week criticizing Japan's new carbon emissions target, calling it "a bad joke."
Japan revised its target last Friday to a 3.8 percent reduction from the fiscal 2005 level, eqivalent to a 3.1 percent increase from the Kyoto Protocol base year of fiscal 1990.
◎大沼 : 世界のNGOと会見し、どうして「悪い冗談を言うのか?」と聞かれたとき、「それは秘密です」としか答えることができないので、会見を拒否したのか?
それにしても、それにしても!
Posted by 大沼安史 at 09:49 午後 | Permalink
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〔秘密保護法案 写真NEWS〕 これが11・21の日比谷野音! この人波! いのちの連鎖!
Posted by 大沼安史 at 09:22 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 野鳥(14種類)の生息数減 フクシマはチェルノブイリの倍の威力! ティモシー・ムソウ・米サウスカロライナ大学教授が警告発言
Posted by 大沼安史 at 08:54 午後 | Permalink
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〔速報! 藤原紀香さん〕 「しんぶん赤旗 日曜版」(24日付け)で語る 「何にしても賛否両論はあります。でもそのニュースや事柄を知らないことは一番危険だし、知らない間に国の大事なことが決まるなんてならないように、ひとりひとりがそのことを知り、判断し、意見を出していく。そんな世の中になればいいなと」
しんぶん赤旗 日曜版 1面と3面を参照 ⇒ http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/
紀香さんは同紙日曜版の看板、「この人に聞きたい」に登場し、以下のようにも語っている。
「社会貢献活動と女優の活動は、メッセージを届けるという点では同じことです」
「(アフガニスタンに行った)わたしの活動を批判的にみる人がいても、全然気にしません。もう10年も信念を持って続けてきていますし、応援してくれる人が多くいるからこそ。やらないより、確実にやっている方がたとえ1%だったとしても世の中の役に立っている。そう思えることが幸せだし、そしも、何よりもあの現場を見たら、自然にエネルギーも湧くし、体は動きます。今後もメッセージを発信し続けますよ」
「欧米の俳優などはテレビの前でも堂々といろんな発言をしています。日本ではそこまでは難しい風潮なのは知っていますが、自分が気づいたことはブログなどで、書いていこうと思っています」
Posted by 大沼安史 at 08:21 午後 | Permalink
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〔秘密保護法〕 田中龍作ジャーナル:「日比谷の森には背筋が寒くなるような殺気がみなぎっていた」/ 「再び戦争と暗黒政治を許すな」と書いたゼッケンをつけ野音の入り口に立っているのは「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」の人たちだ。メンバーの一人である70代の女性(都内)の父親は、昭和初期、反戦を唱えて治安維持法違反で逮捕され、9年間も獄中にいた。「治安維持法を復活させてはいけない」。女性は唇を結んだ……。
⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008248
(大沼) 田中龍作さんが「日比谷の森」で感じた「背筋が寒くなるような殺気」……。
それはおそらく、「靖国の森」から伝わってくる、悲しみを帯びた、「裏切られた」との思いでもあるだろう。
すさまじい、波動のようなものが、日本各地の大地から、いまにも、噴き出そうとしているような。
Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 | Permalink
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〔秘密保護法〕 ロイターが全世界拡散報道: 戦中・戦前の苛酷な国家機密体制が、戦後の日本にのこしたタブーを破る! ローレンス・レプタ・明治大学教授、背景には「民衆をさらにコントロールしようとする支配権力の要求がある」/ 中野晃一・上智大学教授、「フクシマ核惨事での過ちをカバーするのが、安倍(首相)のほんとうの狙いかもしれない」
⇒ http://www.reuters.com/article/2013/10/25/us-japan-secrecy-idUSBRE99N1EC20131025
Japan's harsh state secrecy regime before and during World War Two has long made such legislation taboo,……
"There is a demand by the established political forces for greater control over the people," said Lawrence Repeta, a law professor at Meiji University. "This fits with the notion that the state should have broad authority to act in secret."
"This may very well be Abe's true intention - cover-up of mistaken state actions regarding the Fukushima disaster and/or the necessity of nuclear power," said Sophia University political science professor Koichi Nakano.
Posted by 大沼安史 at 06:43 午後 | Permalink
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〔秘密保護法〕 RT(ロシア・ツデー)が警告報道: Fuk-‘hush’-ima (フクシマ沈黙) 法になる !
Posted by 大沼安史 at 06:41 午後 | Permalink
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〔秘密保護法反対〕 21日の東京・日比谷・集会で、落合恵子さん、「どこまで民主主義をばかにして、一人一人の市民をばかにする政権なんでしょうか」
【秘密保護法案】 各地で反対の集会やデモ 「廃案を求め声広げよう」「憲法守れ」
▼秘密保護法案反対で1万人集会 東京・日比谷
市民グループや学者、護憲・平和団体などが呼び掛けた、特定秘密保護法案に反対する集会が21日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で開かれた。主催者発表で約1万人が参加し「法案の内容も審議の方法もおかしい」「白紙に戻せ」と怒りの声を上げた。
「どこまで民主主義をばかにして、一人一人の市民をばかにする政権なんでしょうか。私たちは知っています。権力はいつだって情報を隠してきたのです」。作家の落合恵子(おちあい・けいこ)さんが語り掛けると、満席の会場から拍手がわき起こった。
憲法学者の青井未帆(あおい・みほ)学習院大教授は「恣意(しい)的な運用がされてしまったらそれを抑えるだけの仕組みが備わっていない恐ろしい法案だ」と指摘。海渡雄一(かいど・ゆういち)弁護士は与野党間の修正協議に触れ「ふざけるなと言いたい。もともとの法案より悪くなっている」と訴えた。
超党派の国会議員約30人も出席。会場の外にも参加者があふれた。
(2013年11月21日)
Posted by 大沼安史 at 08:30 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 東電の広瀬直己社長は英紙ガーディアンのインタビューに対し、こう明言した! 「フクシマで起きたこと、それは世界に対する警告である」。 そして――「わたしたちは被害者に対して、完全に賠償しなければならない」と。 /★ その言や、よし! ならば、それを、この日本で、フクシマ被曝地で、行動として、示していただきたい!
★は大沼 19日付け Fukushima nuclear disaster is warning to the world, says power company boss ⇒ http://www.theguardian.com/environment/2013/nov/19/uk-government-new-plant-fukushima-nuclear-disaster-warning
★ これはけっして、責めて言っているわけではありません。 大沼拝
"What happened at Fukushima was, yes, a warning to the world," he said. The resulting lesson was clear: "Try to examine all the possibilities, no matter how small they are, and don't think any single counter-measure is foolproof. Think about all different kinds of small counter-measures, not just one big solution. There's not one single answer.
"I have visited Fukushima many times, met the evacuees, the fishing union, the farmers, many people whose businesses have been damaged very much. I feel very sorry for them. We have to compensate them fully for the damage we caused by our accident."
Posted by 大沼安史 at 08:22 午前 | Permalink
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2013-11-21
〔平和のために〕 「従軍慰安婦」問題: 「米政府は、日本政府が、最大の歴史的なトゲを解決するのだという善き信念を持てるよう励まさなければならない。戦時中の日本軍の行為は、正式の事実認定と謝罪が必要。安倍首相は慰安婦に面会すべきである」 / インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙(旧ヘラトリ)が、ヴィクター・チャ・ジョージタウン大学教授とカール・フリードホフ・マンスフィールド財団研究員の連名論文を掲載
14日付け Ending a Feud Between Allies ⇒ http://www.nytimes.com/2013/11/15/opinion/ending-a-feud-between-allies.html?_r=0
Finally, the United States should encourage Japanese good faith in resolving the biggest historical sticking point, comfort women. The practice of conscripting young girls as sexual slaves for the Japanese Imperial Army during World War II requires a formal acknowledgment and apology. Mr. Abe should also meet with some of the survivors.
Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 | Permalink
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2013-11-20
〔STOP! 秘密法〕 11・21 東京・日比谷公園で大集会! 「何が秘密? それは秘密!」それはいやだ!
Posted by 大沼安史 at 08:17 午後 | Permalink
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2013-11-19
〔監視ファシズム 許すまじ〕 英紙ガーディアンが暴露 情報企業が発展途上国の政府に、ネット盗聴・盗視テクノロジーをセールス!
⇒ http://www.theguardian.com/world/2013/nov/18/private-firms-mass-surveillance-technologies
米国のNSA並みの光ファンバー・盗み読みシステムが、民間企業によって売られているそうだ。
わたしは、こうした「民間企業」なるものが、冷戦終結後に米英などの軍や諜報機関から転身した元職員・エージェントによる、いわゆる「諜報企業」ではないか、と疑っている。
◎参照 ⇒ 拙訳、『諜報ビジネス最前線』(エイモン ジャヴァーズ著、緑風出版)
⇒ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/484611113X/tukunouenosor-22
さらに、わたしは、この種の「諜報企業」のなかには、日本の「関係筋」に、テクノロジーを売っているところがあるのではないか、と疑っている。
フクイチなど原発問題についてネットで発信する人々への妨害・破壊活動は、彼らの仕業ではないか、と。
そしてまたわたしは、「彼ら」がネットでの盗聴や妨害活動を超えて、「その筋」(あるいは請け負い組織)による、電磁波をつかった人身攻撃(「フォーユー」「ハイ・ロー」など、英語まじりの音声攻撃もあるみられる。事実であれば、米国「企業」の影を感じざるを得ない)にも関与しているのではないか、との疑いを持っている。
予想外の闇の深さと広がりがありそうだ。
(被害者は測定、写真・動画撮影等を積み重ね、来るべき「集団訴訟」に備えなれければならない)
日本での電磁波被害については、NPO「テクノロジー犯罪被害ネットワーク」のHPを参照 ⇒ http://www.geocities.jp/techhanzainetinfo/
Posted by 大沼安史 at 08:31 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ 言葉〕 ドリス・レッシングさん 「やりたいことがあれば、今、やりなさい。状況は常に不可能であるわけだから」 / ★ なるほど……だからこそ、フクシマでわたしたちは、状況の不可能さの中から、今こそ、出発しなければならない
(★は大沼)英国の女流作家、ドリス・レッシングさんが17日、ロンドンで、お亡くなりになった。94歳だった。
◎ ガーディアン 訃報 ⇒ http://www.theguardian.com/books/2013/nov/17/doris-lessing
"Whatever you're meant to do, do it now. The conditions are always impossible
引用 ⇒ "Whatever you're meant to do, do it now. The conditions are always impossible
Posted by 大沼安史 at 07:37 午後 | Permalink
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2013-11-18
〔コラム 机の上の空〕 核の廃墟で、いのちを祈る
フクイチ4号機プールからの核燃の取り出し作業が18日、始まった。
初日の夜は、晴れ。
満月が、廃墟のような核惨事の現場を、明るく照らし出したはずだ。
現場に作業員が残っていたなら、月を見上げて、何を思ったことだろう。
#
日中、現場はどんな様子だったか、NHKの報道をネットで見てみた。
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131118/t10013129841000.html
そこには、そこにいて実際に作業をした人のことが、何もふれられていなかった。
新聞を見ても、何も。
人だけではなく、フクイチの空も風も海も。
何も書かれていなかった。
人も自然も、そっくり、フクイチから、消えていた。
#
わたしは、ことし5月に訪れた屋久島のことを思った。
農民詩人、山尾三省さん(1938~2001年))が暮らし、土に帰った、白川(しらこ)山の森を思った。
白川の森を流れる大川の水は、飲める水で、三省さんも飲んでいた。
そんな清流を照らしながら、満月が、大川の谷の森かげから、昇ったことだろう。
いまも残る、三省さんの「愚角庵」の上にも、昇ったことだろう。
#
三省さんが、東京から移住した屋久島の森。
そこには、フクイチという核の廃墟にはない、全てがあった。
汚れを知らない水が流れ、杉の巨木が立っていた。畑を耕す人がいて、山に遊ぶ子どもたちがいた。
フクイチの対極、屋久島の森。
#
先日、屋久島を撮り続けている写真家の山下大明(ひろあき)さんに会って、お話をうかがった。
( 山下さんの写真集『月の森』は
⇒ http://www.shinsensha.com/detail_html/11yasou/1184-2.html
『樹よ』は ⇒ http://www.shinsensha.com/detail_html/11yasou/1283-2.html )
屋久島の夜の森に入って、静かな気持ちでいると、すこしして、落ち葉や木の枝が光り始めるのだそうだ。
森が、よく来てくれましたとでもいいように、微光でもって受け入れてくるのだ
そうだ。
森は、生きている……。
#
山下さんと仲良しだった三省さん自身、こんな自分の経験を詩に書いている。
「法華経の森を歩く」(水書坊)という自著の冒頭に、自ら引用した「こおろぎ」という詩だ。
不思議だ
これまで どんなに耳を澄ませても
夜の沈黙があるばかりで
一匹のこおろぎの声も聞かれなかったのに
幼なごころ
と つぶやいたとたんに
少なくとも五匹のこおろぎが
五方で 静かにないているではないか
地のものの鳴き声が
帰ってきたではないか
屋久島の森のいのちは、三省さんの、童心にかえったつぶやきに応えたのだった。
そう、いのちの森は、わたしたちの呼びかけに、応えてくれる……。
#
フクイチから屋久島へ飛んだわたしの夢想は、三省さんの霊魂とともに、ふたたび、満月の4号機の建屋へ戻った。
森の詩人は、文明の果ての悲惨を前にして、何を思うことだろう。
どんなつぶやきをもらすことだろう。
詩は、書いてくれるだろうか?
#
わたしは、三省さんならきっと、目を背けず、耳をふさぎもせず、満月に照らし出された核の廃墟にたたずんで、詩を書いてくれるの違いないと思う。
#
たぶん――ではなく、いや、きっと。
三省さんが書いてくれるはずのフクイチの詩は、きっと、いのちの歌だ。
そうに違いない。
三省さんなら、それでも流れる水を、それでも波打つの海の調べを、それでも清らかな月の光を書いてくれるはずだ。
フクイチでシジフォスのような保守作業にあたる人々の姿をも、また。
#
中性子線をあてられ、魔物と化した鉱物の怒りを鎮め、毒を浄める祈りの詩を書いてくれるはずだ。
廃炉の困難さを切り拓く、希望と勇気を書いてくれるはずだ。
#
18日から始まった、4号機プールからの核燃取り出し。
それはテレビや新聞のいうような、単なる「作業」ではない。
「工程」でもない。
それは、わたしたちのいのちにつながる、いのちを守る――もはや、これ以上のことはない、死活的に重要な、のるかそるかの、世界の人々の祈りが集まる、人類史的な事業である。
#
がんで亡くなった三省さんは、その「遺言」で、「原発」の廃絶を「これからの現実的な幸福の第一条件」と考える、と書き遺していた。
そして、こうも記していた。
「死が近づくに従って、どんどんはっきりしていることですが、ぼくは本当にあなた達を愛し、世界を愛しています」と。
#
4号機核燃取り出しは、三省さんに言うとおり、いのちを愛し、世界を愛する、わたしたち日本人すべてによる、人類史的な営為でなければならない。
そこで続く、作業員のみなさんのお仕事は、歴史に記念されるべき大事なものである。
#
フクイチで、いま、祈りに変わった、わたしたちの、いのち。
だから、わたしたちは、心静かに、成功を祈ることにしよう!
三省さんも、わたしたちとともに、きっと、一緒に祈ってくれているのだから、成功を祈ることにしよう!
自然は、カミは、わたしたちの祈りに、こたえてくれるかもしれないのだから。
#
南無瑠璃光
山の薬師如来
われらの 病んだ欲望を 癒したまえ
その青の呼吸で 癒したまえ
(山尾三省さん「祈り」より、詩集『祈り』〔野草社刊〕所収)
Posted by 大沼安史 at 09:26 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEW〕 プール核燃、大量損傷 4号機3体、1号機70体 2・3号機を含め、計80体 河北新報報道 英訳され、世界拡散開始!
EXSKF ⇒ http://ex-skf.blogspot.jp/2013/11/fukushima-i-nuke-plant-tepco-admits.html
(大沼)4号機の3体、プールから取り出せないのであれば、そのまま置いておかなければならない。
建屋もろとも倒壊したら、おそらく、 「フクイチ放棄 ⇒フクニ・東海連鎖」の、あの「悪魔の連鎖」反応が起きてしまうのではないか?
損傷3体というが、ほんとうにそうなのか?
Posted by 大沼安史 at 08:15 午前 | Permalink
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2013-11-17
〔いのちのフクシマ NEWS〕 4号機核燃プールに損傷した燃料棒が3体、あった! 河北新報が報道:「18日に燃料取り出しが始まる4号機プール内にも損傷した燃料棒が3体あり、東電は通常の取り出しが困難なため、対応を後回しにしている」/ フクイチ1号機の核燃プール 震災前から全体の4分の1、70体が損傷! / 「損傷した燃料棒は1、4号機プールのほかにも2号機プールに3体、3号機プールに4体の計80体」
Posted by 大沼安史 at 10:29 午後 | Permalink
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〔コラム 机の上の空〕 人類を救う 「ホワイト・バッファロー」伝説、あるいは、わたしたちがいま直面する、「フクシマ・ラストチャンス」の危機
北米先住民族(インディアン)「長老・メディシン・ピープル評議会」が10月31日、「フクシマに関する声明」を発表した。
⇒ http://www.indigenousaction.org/indigenous-elders-and-medicine-peoples-council-statement-on-fukushima/
PFD文書: http://www.indigenousaction.org/wp-content/uploads/COUNCIL_FUKUSHIMA_STATEMENT_OCT_2013.pdf
「声明」は「フクシマは、それだけで人類の未来に対する脅威である」として、「フクシマ核惨事」を抑え込めることができるかどうかに、わたしたち人間の運命がかかっている(The Fukushima nuclear crisis alone is a threat to the future of humanity.)」と指摘。
さらに、「フクシマ」が資源の収奪、いのちの遺伝子の組み換え、道徳的廃退、環境祖先など、これまで世界中で行なわれてきた、破滅的な行為の集積のひとつであるを述べ、
人類は自滅の道をたどっていることを認識し、この破局への傾斜を止めるため、「母なる地球に対する戦争( waging war against Mother Earth)」を止め、「創造者の自然の法(the Creator's Natural Law)」を尊敬して、「原初の教え(the Original Instructions )」に立ち返らなければならない
――と、わたしたち日本人を含む全世界の人々に呼びかけた。
#
単なる「声明」に過ぎないと言えばそれまでだが、この「声明」には、信じがたいほど不可思議な、背景がある。
それを知れば知るほど、「声明」の言葉の重みが、読み手の胸に迫ってくる不可思議さ。
「フクシマは人類の未来に対する脅威である」とした「声明」の背後には、知る人ぞ知る、(すでに半ば現実のものとなった)スー族に伝わる「ホワイト・バッファローの預言(伝説)」があるのである。
「伝説」が、人類的な岐路に立つ、わたしたちへの、現実的な「教え」になっているのだ。
その「教え」――すなわち「創造者の自然の法」にもとづく「原初の教え」に、わたしたちが従うかどうか。
それに人類の未来がかかっている!
たぶん、おおげさでも何でもなく! マジに!
謎めいた言い方はこのぐらいにて、いったい全体、「ホワイト・バッファローの預言」とな何なのか、説明することにしよう。
#
上記の「声明」の代表者格は、スー族の酋長、アルヴォル・ルッキング・ホースさん(Chief Arvol Looking Horse)である。
⇒ http://www.worldwisdom.com/public/authors/Arvol-Looking-Horse.aspx#Anchor_OnlineResources
「ラコタ・ダコタ・ナコタ大スー・ネーション」の第19代「聖なるホワイト・バッファロー・パイプ」の保持者。
「ホワイト・バッファローの教え(White Buffalo Teachings)」という著作の持ち主でもある。
この「ホワイト・バッファローのパイプ」とは――そしてそもそも「ホワイト・バッファロー」とは、何か?
#
「ホワイト・バッファローのパイプ」の「パイプ」の説明は後回しにして、「ホワイト・バッファロー」から見ると、これは言うまでもなく、文字通り、白いバッファロー(野牛)である。
つまり、アメリカ・バイソン。
ただし、アルビノ(先天性色素欠乏症)ではない。
バッファローはふつう、黒ずんだ茶褐色だが、ハワイト・バッファローは、全身、白い毛に覆われている。
#
さて、次ぎは「ホワイト・バッファローのパイプ」の説明。
これは、スー族に伝わる伝説である。
その昔、「バッファローの面影」という美しい女性が、ある日、スー族のもとを訪れ、祈りに使いなさいと、(たばこを回し喫みする)パイプが置いていった。
女性は旅立ちの際、地球に平和をもたらすため、いつの日か、もう一度、必ず現れると言い遺し、人々に別れを告げた。
スー族の人々が見送っていると、女性は若いバッファローに変身し、その毛の色を次々に変えた。
黒・赤・黄色・白に!
この最後の「白」から、世界に平和をもたらす「白い(ホワイト)バッファロー」が、いつの日か、この世に現れるという伝説が生まれたわけだ。
#
この「伝説」――実はなんと、驚いたことに(信じがたいことに)、実現していたのである。
白い毛をした「ホワイト・バッファロー」は、極く稀に誕生することがある(1933年に1頭、誕生したのが記録に残っている。19世紀のはじめ、北米の大草原には8000万頭ものバッファローがいたが、白バッファローは、そのときでさえ、せいぜい10数頭、と推定されているそうだ)が、なぜかここ十数年来、実に2ダース(24頭)もの出生が確認されているという。
なかでも有名な「ホワイト・バッファロー」は、1994年、米ウィスコンシン州ジェーンズヴィルのハイダー牧場に生まれた、「ミラクル(奇跡)」という名のバッファロー。
この「ホワイト・バッファロー」は、生まれたときは白毛だったが、その後、2004年に亡くなるまでに、黒、赤、黄色と、「伝説」通り、体毛の色を変化させたのである。
(写真)⇒ http://whitebuffalomiracle.homestead.com/MiracleEarlyYears.html
#
ハイダー牧場での奇跡は続き、2006年には再び、白いバッファローが誕生し、「セカンド・チャンス」と名付けられた。
⇒ http://whitebuffalomiracle2.homestead.com/index.html
参考 シカゴ・トリビューン紙 ⇒ http://articles.chicagotribune.com/2006-10-01/news/0610010369_1_dave-heider-white-buffalo-white-calves/2
#
それにしても、なぜ、こうも立て続けに、地球に平和をもたらすとされる「ホワイト・バッファロー」が出現し続けるのだろう?
20世紀の終わりから21世紀の現在にかけて、一気に顕在化した全地球的な環境破壊の危機と、イラク・アフガン戦争など、うち続く戦争とハイテク暴力の嵐。
そんなときに現れた平和の使者、「ホワイト・バッファロー」の意味は――スー族インディアンではない、日本の私たちにとっても、小さなものではないはずだ。
少なくとも無視できるものではない。
#
こうした「伝説の実現」を背景に、アルヴォル・ルッキング・ホース酋長らインディアンの長老、そしてメディスン・ピープルによる評議会声明が行なわれたわけだが、予言が現実のものになったからといって、このまま、地球環境に平和がもたらされるものではない。(だからこそ、ルッキング・ホース酋長らは声明を発したのだ!)
ハイダー牧場で「ミラクル」に続いて生まれた「セカンド・チャンス」は、生まれて、わずか2ヵ月で、雷に打たれて死亡しているのである。
#
「ミラクル」の登場、「セカンド・チャンス」の死を受けて、わたしたちは――日本のわたしたちはいま、何をすべきか?
答えはもはや言うまでもなかろう。
「フクシマ」を抑え込む……これがわたしたちにのこされた、ほんとうに最後の「ラストチャンス」かもしれない。
Posted by 大沼安史 at 09:26 午後 | Permalink
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2013-11-16
〔コラム 机の上の空〕 「即ゼロ」は 「即笑顔」 あってこそ!
なんども繰り返すが、何よりも、大事なのは、フクシマに生まれた(生まれてくる)子どもたちの健康であり、いのちである。
それなのに、これは何だ! このずさんさは!
「130人分の集計結果誤り 18歳以下の甲状腺検査」
◎ 福島民友 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131109-00010004-minyu-l07
#
子どもたちという、かけがえのないいのちを、いのちと思っていないから、こうなる。
データとしてしか見ないから、こうなる。
もしかしたら、大事なデータ、としてさえ、見ていないのかもしれない。
#
屋久島で生きた、いのちの詩人、山尾三省さん(1938~2001)に、「童心浄土」という詩がある。
お子さん(3歳の海ちゃん)が朝、寝床から起きてきたときのことを、三省さんはこう歌った。
……
起きてすぐに ニコニコ笑い
笑いながら
おはようと というなんて
神さまでなくて なんであろう
神のこころでなくて なんであろう
(中略)
おはよう
といいながら ニコニコ笑って
童心浄土が 起き出してきた
#
三省さんが暮らした、屋久島・白川(しらこ)山の川水は、そのまま飲める清流である。
そういう水の恵みのなかから、童心浄土のいのちは生まれた。
#
苦界浄土の水俣並みに――あるいはそれをはるかに超える規模で、たいせつないのちの水を――水がはぐくむ、森を、田んぼを、畑を、放射能という鉱毒で、汚染してしまったフクシマ。
そこに生まれた、生まれたての、育ち盛りの、いのちが、苦しむフクシマ。
#
「脱原発・即ゼロ」! 大いにけっこう!
でも、フクシマの家族には、こどもたちが起きてすぐ、ニコニコ笑える朝が必要だ。
「即ゼロ」は、もちろん当然だが、笑顔がはじける「即笑顔」は、いますぐ、必要なことである。
#
山尾三省さんは遺言で、原発をやめることと、日本全国の川水を、屋久島のように飲める水に戻すことを訴えたが、死の灰にまみれた被曝地の水は百年河清を待っても変わらない現実がある以上、フクシマの家族たちには「移住権」が与えられて、しかるべきであろう。
家族が、安心して笑いあえる、幸せな、いのちの朝を迎えるためには。
Posted by 大沼安史 at 09:55 午後 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 ドイツを基地とした「アメリカの秘密戦争」 北ドイツ放送と南ドイツ新聞が共同で暴露。日本では犯罪となる報道 / 1年半に渡る共同調査で、ドイツを基地とした「アメリカの秘密戦争」を暴露!
Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 グンダーセンさんが警告、4号機核燃 「臨界にとても近づいている。連鎖反応を起こさないよう、取り出しには異常な注意が必要」
Posted by 大沼安史 at 08:50 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 豪州の20歳の青年カメラマン レンタカーで30キロ圏内を撮影 12枚 豪紙電子版で公開
Posted by 大沼安史 at 08:42 午前 | Permalink
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2013-11-15
〔田中龍作ジャーナル〕 治安維持法との類似点について質問した米国人記者に、筆者は会見後、話を聞いた。「アメリカではこんな法律(秘密保護法)は通らない。アメリカのメディアは政権からコントロールされないように自分の権利を確立する法律を作ろうとしている。安倍ボンボンは戦争がしたいだけ」。米国人記者は呆れ顔で答えた。
Posted by 大沼安史 at 08:37 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 4号機の「裏側」の写真が「発掘」された! この惨状!
Posted by 大沼安史 at 08:17 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 福島県 子どもの甲状腺追加検査 受け付けない病院が多数〈AERA〉:「実際、県民が追加検査を望んでも、受け付けない病院がほとんど。甲状腺検査ができる郡山市近辺の10以上の病院へ問い合わせたが、受け付けると答えた病院はなかった」
……県は甲状腺検査を福島県立医科大学に委託している。ただ、親たちの県や県立医大に対する不信感は大きく、民間による独自検査の増加につながっている。その不信感の根っこをつくったのは、5月まで県民健康管理調査検討委員会の座長を務めていた県立医大の山下俊一副学長(非常勤)だ。
山下氏が福島第一原発事故の直後、講演会などで話した「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません」といった発言に、県民は疑問を抱く。昨年1月には、日本甲状腺学会の会員医師たちに「保護者から相談があっても(甲状腺の)追加検査は必要ないと説明してほしい」と要請する文書を送っていたことが明らかになり、決定的な溝となった。……
⇒ http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131113-00000008-sasahi-soci
Posted by 大沼安史 at 08:08 午前 | Permalink
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2013-11-14
〔コラム 机の上の空〕 宇井純さんの「計算式」にしたがえば……
福島県の「県民健康管理調査検討委員会」は12日、フクイチ事故当時、18歳以下だった、「甲状腺がん」の「確定」が8人増え、26人になったと発表した。「がんの疑い」は7人増えて、32人。
確定と疑いを合わせると、58人になる。
*福島民報 ⇒ http://www.minpo.jp/news/detail/2013111312087
#
福島民報によると、星北斗座長(県医師会常任理事)は会議後の記者会見で「現時点で原発事故による放射線の影響で明らかに増えているとは考えられない」との見解をあらためて示した――そうだ。
「現時点」では……「考えられない」。
「原発事故による放射線の影響」でなければ、何の影響なのか?
#
この「調査検討」結果をきいて、この国の「公害」の理不尽さと闘い続けた、故・宇井純さん(元東大助手・沖縄大学教授)の、こんな指摘を思い出した。
「公害問題で公表された数字と実態のあいだには、だいたい二ケタの違い」がある。(1977年の講演「環境汚染と私」より)
#
つまり、宇井さんの計算式は、
被害の実数=当局公表×100
フクイチはおそらく日本史上、あるいは世界的にも史上最悪の「公害」であるわけだから、この宇井さんの「二桁の違い」を、上記、58人に重ね合わせると、疑いを含め、甲状腺がんに苦しむ、福島の子どもたちの数は、数千人規模(5800人前後)に達していることになる。
#
なぜ、二桁も違うのか?
理由は、言うまでもなかろう。
宇井さんと、福島県庁の委員会のどちらを信ずるべきか、これまた言をまたない。
#
宇井さんはまた、「公害に専門家というものはない」とも語っている。(同じ講演の中で)
これがどういう意味かというと、公害をほんとうに自らのいのちの、人生の問題として語れるのは、識者とか学者とか医者とかではなく、被害を受け、その苦しみを引き受けることになった、当事者だけである、ということだ。
「専門家」と称する者たちは、被害の当事者ではなく、苦しみを語れるのは――ほんとうの「専門家」は――、あくまでの被害の当事者である。
#
甲状腺がんだけで数千人。
ならば、ほかの癌発症者はどのくらいの数に上っているのだろう。
「チェルノブイリ」の経験からすると、白血病など、フクシマの健康被害のピークは「2016年」にやってくる。
#
今回、福島県当局が「公表」した「58人」の年齢別内訳は(検査時点で)8歳、11歳が1人ずつ、残りは13~21歳。
彼ら・彼女ら自身、甲状腺がんと被曝の関連をどう思っているか、そこにフクシマ核惨事という空前の公害被害の真実がある。
彼ら・彼女らの「声」までも、封じ込めてはならない。
Posted by 大沼安史 at 09:46 午後 | Permalink
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2013-11-13
〔フクイチ4号機〕 ロイターが全世界警告報道 4号機プールの核燃 「取り出しの緊急性は、歪み、傾き、次ぎの地震で崩壊しかねない建屋の、地上18メートルのところにあるからだ」
⇒ http://in.reuters.com/article/2013/11/12/us-japan-fukushima-removal-idINBRE9AB15L20131112
The urgency to clear Reactor No. 4 of the fuel assemblies is because of the risk in having spent fuel stored at such a height - some 18 meters above ground level - in a building that has buckled and tilted and could collapse if another quake strikes.
Posted by 大沼安史 at 09:56 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 「マグニフィシャント&ファンタスティック!」 小泉純一郎氏 112日の「原発即ゼロ、自然エネルギー転換呼びかけ」記者会見を ロイターが全世界拡散報道、Koizumiは言った、脱原発で自然エネルギーへ、「なんて壮大で夢あるプロジェクトになることか!(What a magnificent and fantastic project it would be.)」
ロイター電 ⇒ http://news.yahoo.com/japans-ex-pm-koizumi-urges-abe-abandon-nuclear-111055698--finance.html
この発言箇所を朝日新聞の「発言」記録では、以下のようになっている。
「しかも壮大な事業だ。夢ある事業……」
Magnificent and fantastic!
そう、その通り!
Posted by 大沼安史 at 09:41 午後 | Permalink
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2013-11-12
〔いのちのフクシマ NEWS〕 世界は見守っている! すべてを! わたしたちはいまこそ、Fukushima を、わたしたち自身のいのちの人類的課題として、うけとめ、対立や侮蔑を超えて、手を握り合い、共同の力で、この破局的危機を克服し、世界の人々の祈りに応えなければならない!
CNN 「中国、日本に除染の取組の正確なアセスメントを要求」
China demanded an accurate assessment of cleanup efforts.
⇒ http://edition.cnn.com/2013/11/07/world/asia/japan-tepco-fukushima-fuel-rods/
Posted by 大沼安史 at 08:50 午前 | Permalink
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2013-11-11
〔コラム 机の上の空〕 沖縄では、強力な電波で、「木の葉が歌い」「屋根が笑って」いた!
沖縄返還にともない、1972年に閉鎖された、沖縄・国頭村の、米国VOA放送送信所の撤去問題で、日本政府がその撤去・移転費用を肩代わりしすることの検討を、正式な(?)に「密約」を取り交わす2年も前から、外務省部内で密かに行っていたことが明らかになった。
* 沖縄タイムス「沖縄返還密約2年前に負担検討 VOA移転費」(10月30日付け)
⇒ http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-10-30_55988
* 朝日新聞「沖縄返還、VOA移転費の肩代わり想定 密約2年前に」(10月30日付け)
⇒ http://www.asahi.com/articles/TKY201310300149.html
#
国頭村にあった奥間VOA送信所は、出力1000キロワット。
中国向けの宣伝放送を続けていた。
反公害に生涯をささげた、元東大工学助手・沖縄大学教授の宇井純さんが、1996年に発表した、「沖縄の開発と課題」というタイトルの記事によると、日本最大のラジオ局でも出力はせいぜい、50KW規模だから、奥間はその20倍。
奥間VOA送信所が発射していた電波のすさまじさがわかる。
#
で、送信所周辺で何が、起きていたか?
宇井さんが引用した新聞報道によると、周辺の民家では、
・「電灯のスイッチを切っても光る」
・「金具にさわると電気ショック」
――といった現象が起きていたそうだ。
まさに電波による「基地公害」であり、生活破壊である。
#
わたし自身、自宅で、なぜかなんども、同じような現象を体験しているので、宇井さんの上記記述を「さもありなん」と受け止めたが、送信周辺では、それどころか、「木の葉が笑う」など「わけのわからぬ現象」が起きていたことを(続けて読んで)知って、背筋が寒くなった。
木の葉が笑った!
まさか!
宇井さんは電気の専門家に聞いて、そういうこともありうることだと、と納得したというが、ふつうの人なら、「そんなバカな! 頭おかしくなったんじゃない」と、それこそ苦笑を浮かべることだろう。
#
「木の葉が笑う」?…………
わたしも気になって、VOA奥間送信所による「電波公害」問題をネットで、すこし調べてみた。
すると、あろうことか、なんと国会(衆議院)で、1971年5月15日で、取り上げられていたことがわかった。
・ 第065回国会 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
⇒ http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/065/0115/06505150115001c.html
#
衆院外務委員会・沖縄及び北方問題に関する特別委連合審査で、当時の佐藤(栄作)政権
は、VOA奥間送信所による「電波公害」問題について、どんな認識を示したか?
山中(貞則)国務大臣(総理府総務長官) これはもう外務大臣の御答弁の姿勢と同じでありますが、沖繩の住民の方々にとっては、現在の、ことに送信所施設の周辺においては かきねが歌を歌ったり、あるいは非常に強い電波というものにときたま人畜が感じたり、あるいは広大な地域というものが使用されておるわけでありますから、住民としては非常な困惑と迷惑を感じているということでありますので、法律のたてまえとは別個に、私としては外務大臣の折衝について強力なる支援をいたしているところでございます。
「人畜」が非常に強い電波を感じ、そればかりか「かきね(垣根)が歌を歌ったり」していると、時の担当大臣が認めていたのだ。
#
衆院議事録によると、山中大臣のこの答弁に対し、大久保直彦議員(公明党)が、さらにこう発言している。
大久保(直)委員 ただいま総務長官から御答弁がありましたように、これは法律上の問題としてだけではなくて、毎日日常生活の問題として非常に沖繩県民はこのVOA公害に悩まされております。かきねが歌を歌う、また屋根が笑い出す、これは非常にことばでは簡単なようでございますが、現実に道を歩いていて屋根が急に笑い出した、トタンに電波がどのようにあれするのか私も詳しくはわかりませんが、こういったことは沖繩県民にとっては非常に困るのだという切実な地元の要望も重ねて大臣お聞き取りいただきまして、このVOAの折衝に全力をあげていただきたい、このことを再び要請をさせていただきたいと思います。
「かきねが歌を歌う」だけでなく、「屋根が急に笑い出す」――そんな異常現象が起きていたのだ。
#
宇井さんによると、こうした異常現象は、VOA送信所が撤去され、電波を発射しなくなったとたん、なくなったそうだ。
#
半世紀も前の話だが、いったい、どういうメカニズムで、こうした異常現象が引き起こされたのだろう?
時の担当大臣が国会で被害の実態を認めているくらいだから、当然、因果関係くらいは調べ上げているはずだ。
#
日本の――とくに沖縄の報道関係者には、「密約」に加え、VOA奥間送信所の「電波公害」の実態についても、あらためて「掘り起こし」作業をお願いしたい。
Posted by 大沼安史 at 09:11 午後 4.電磁波被曝問題 | Permalink
2013-11-08
〔自由法曹団が秘密保護法案を徹底解明〕 「日本“政府”」の「特別管理秘密」、16府省庁で計41万3千件にも! / 原発に関する情報も、原子力規制委員会の委員長が「別表」の四イ「テロリズムによる被害の発生若しくは拡大の防止ための措置又はこれに関する計画若しくは研究」にあたると判断すれば、特定秘密の指定対象となる。このことは、現在の特別管理秘密保護制度において、原子力規制委員会が504件の特別管理秘密文書を保有していることからも裏づけられる。
Posted by 大沼安史 at 08:19 午後 | Permalink
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〔コラム 机の上の空〕 いのちを響かす「フクシマの音楽隊」――または、「楢葉いやしの森」の坂本恵悟さんと、500匹の仲間たちのこと
避難指示解除準備区域(半径20キロ圏)のすぐ外側、の山中、双葉郡楢葉町大谷字乙次郎の山の中で、原発事故の巻き添えをくった動物たちの世話を続けている人がいる。
元ソーシャルワーカーの坂本恵悟さん(58歳)。
「楢葉いやしの森」での、坂本さんの生活(活動)の様子を、最近、「南ドイツ新聞」電子版の動画を観て、知った。
* ロイター・ビデオ ⇒ http://www.sueddeutsche.de/panorama/mann-pflegt-rund-tiere-beim-atomkraftwerk-fukushima-1.1810908
#
犬、猫、ニワトリ、アヒル、山羊、ウサギ、マーモット……。
3・11のその日まで、ペットとして飼われていた動物たちだ。
エサと愛情がなければ生きてゆけない、500のいのちを、ずっと守り続けてきた、一人のいのち。
その姿を「映像ルポ」で見て、(南ドイツ新聞電子版で見せてもらったせいで)、思わず、あの、「ブレーメンの音楽隊」のことを思い出してしまった。
坂本さんと500匹の姿に、あのロバさんと動物たちの姿を重ね合わせてしまった。
*「ブレーメンの音楽隊」(ウィキ) ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
#
3・11のあと、楢葉町もまた死の町となった。残されたペットたちの受難も始まった。
市街から離れた山の中で、10年前から、ペットたちのサンクチュアリ、「いやしの森」を開いている坂本さんは、様子を身に、町場に下りてみた。
そのときのことを、坂本さんはこう書いている。
全文、以下の通り。
#
失われた一途ないのち
だれひとりとして姿を見ることが出来ない楢葉の町
その中を、あの家で、あの家族と幸せそうに暮らしていたあのワンコや、ニャンコが
鎖を解かれ、エサ、水、そして愛する人たちを求めて彷徨う・・・
車のエンジンの音が、探し求める人のその音に聞こえたのか…
そばに近づいて来る。
目と目が合う
「お父さん、お母さんじゃない!!」
私は、戸惑いながらも
「おじさんの車に乗って山のお家(いやしの森)へ来る?!!」
と尋ねてみる…
「いや、お父さん、お母さんを待つヨ!!」
とみんな同じ答えを返してくる。
そして1週間後、1ヶ月後、
又、車の音に寄ってくる…
そして私は、ひと時の安らぎのエサと水を与えて…
又、同じ事を聞く
同じ答えが返ってくる。
そして月日は流れ、暑い暑い夏が終わろうとした時、その子たちの姿は見えなくなった。
「あんなに逢いたかった人に逢えたかい?」
どうしようもない怒りと、
懸命に1日1日を生きぬいた一途な命に
私は思いを巡らし
涙が止まらない…
安らかに…
(このエピソード……を御主人が大好きだった太郎君に捧げる…) 坂本恵悟
*坂本さんを支援する「「楢葉いやしの森・坂本さん応援隊」ブログ、「楢葉いやしの森と仲間たち」より ⇒ http://d.hatena.ne.jp/naraha184/20131029/1383035484
#
坂本さんの説得に応じて、「いやしの森」へ来たペットたちもいた。
そのなかの一匹は、ラーメン屋の愛犬、「ジン君」。
「ジン君」は、「いやしの森」で元気に暮らしていることを知って駆けつけた飼い主家族と、ことし5月に再会を果たした。
8月には山羊の「ユキちゃん」の家族も会いに来てくれた。
#
坂本さんは避難勧告を受けたが、拒否して居残った。
動物たちを遺棄することができなかったからだ。
事故後、一ヵ月間、完全な孤立を余儀なくされた。
外部との接触を断たれたのだ。
一人で頑張っているうちに、支援の輪が広がった。
「応援隊」が結成され、「いやしの村」へ救援物資を送る運動が生まれた。
* 物資支援の申し込み先 ⇒ http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/10SR5LEIVWXF7/ref=cm_wl_rlist_go_v_C-1/378-2524005-7356732
#
わたしは、その映像ルポを観、支援ブログを読んでいるうち、だんだん、こちらの心が、温かくなるのを感じた。
なぜか、うれしい気がこみあげてきた。
救われたような気がしたのだ。
坂本さんと500のいのちの絆のたしかさに、励まされたような気がしたのだ。
#
「いやしの森」では、たぶん、今日もまた、ワンワン、ニャンニャン、グアッ・グアッ、メエメエー、コケコッコーの合唱が、にぎやかに湧きあがったことだろう。
坂本さんをコンダクターとした、「いやしの森の大合唱・大合奏」!
それは、史上空前の核惨事の中にあって、なおも生き続ける、被曝地のいのちの強さを象徴するものではないか。
#
森の中で共同生活をおくる「フクシマ 坂本さんと500匹の仲間たちの、いのちの音楽隊」!
楢葉の山からの響いてくる、その遥かなる呼び声にこたえ、わたしたちは――そして、わたしたちの「力」であるはずの「日本の政府」は、いまこそ全力を挙げ、被曝地救援に取り組まねばならない。
Posted by 大沼安史 at 07:04 午後 | Permalink
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〔Fukushima Diary〕 1~3号機の核燃プールのことを思えば、それでも4号機核燃プールからの核燃取り出しは、まだ楽 / 1~3号機、まだ調査もせず / ◎ 4号機核燃プールは序の口に過ぎない!
Posted by 大沼安史 at 08:36 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 郡山市立橘小学校の放射線遮蔽の秘策!、「ペットボトルで水の壁」、米メディア 「Enformable」が 世界拡散報道 / 窓際の数値、3分の1に!
Posted by 大沼安史 at 08:34 午前 | Permalink
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2013-11-07
〔田中龍作ジャーナル〕 【秘密保護法】 国会審議入り 太郎バッシングと偽装騒ぎの陰で / 日本を暗黒社会に陥れる特定秘密保護法案がきょう、衆院で審議入りした。テレビがホテル、百貨店の食品偽装と「山本太郎バッシング」で はしゃいで いる間に、民草の首をしめる法律が作られようとしている。……
Posted by 大沼安史 at 06:14 午後 | Permalink
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〔〈もんじゅ〉もまた、世界の脅威に!〕 核物質防護違反で規制委、日本原子力研究開発機構を厳重注意 柵が低いうえに見学者も確認せず 「極めて重大な事態に陥る可能性」 規制委委員から「国際問題にならなければいいが」の声 ⇒ ウォールストリート・ジャーナルが世界拡散警告報道
Posted by 大沼安史 at 06:07 午後 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 「勇気は感染する」 スノーデン氏の世話人サラ・ハリソンさんベルリンで闘争宣言を発表。 ベルリンは東京の対極としてスパイ征伐の首都に。
Posted by 大沼安史 at 05:52 午後 | Permalink
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〔4号機核燃〕 英文日経 :「米国をはじめ、その他の国々は日本に対して、地震、あるいはテロリストによる攻撃を恐れ、(4号機の)核燃を安全に(移設)保管するよう圧力をかけ続けてきた」
⇒ http://e.nikkei.com/e/fr/tnks/Nni20131106D0611F02.htm
(大沼) 米国などは、4号機の核燃プールが 格好のテロリストのターゲットになりうるとみているわけだ。テロリストが脅迫に使うこともありうる、というわけか!
The U.S. and other countries have been pressing Japan to securely store the spent fuel, fearing another earthquake or terrorist activity.
Posted by 大沼安史 at 05:32 午後 | Permalink
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〔アベノTPP〕 自分たちが生きる地域を「TPPフリー特区("TPP-Free Zone")」に! 米市民団体が呼びかけ / 米国で「TPPに従わない」地方立法制定の動き
◎「デモクラシーのための連盟」の呼びかけ ⇒ http://www.thealliancefordemocracy.org/tppfreezones.shtml
◎ 米国の草の根TPP反対運動の動向(「トルースアウト」)
To ensure that Fast Track and the Trans-Pacific Partnership do not become law, we need to continue to build grass-roots pressure. In addition to contacting Congress, activists are organizing to pass local laws saying their community will not obey the TPP because it is being passed in secrecy, without their consent and taking away their ability to legislate for the benefit of their community.
⇒ http://truth-out.org/opinion/item/19843-trans-pacific-partnership-we-will-not-obey-building-a-global-resistance-movement-to-transnational-corporate-power
(写真は上記サイトより)
Posted by 大沼安史 at 11:38 午前 | Permalink
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〔4号機核燃取り出し〕 BBCが全世界報道 : 日本の監視機関(原子力規制委員会)の高官は言った、「燃料棒はカメラでみるかぎりOKのようだ。しかし、われわれは燃料棒が損傷しているかどうか、はっきりわからない。だれにもわからないことだ」
⇒ http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-24843657
One senior figure in Japan's nuclear watchdog told me: "Inspections by camera show that the rods look OK but we're not sure if they're damaged - you never know."
◇(大沼) アベノヒミツ法案が通れば、こうした証言も「秘密」扱いされ、処罰の対象となるのだろう。
Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 | Permalink
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2013-11-06
〔田中龍作ジャーナル〕 議運「進退明らかにせよ」 山本議員「67万人との約束がある」
◎ 龍作さんのツイッターから
* リツイート
# 山本太郎さんの件ですが福島県民としてはありがとうございましたと礼を述べたい。真実を知らない、知ろうとしない政治家より命を最優先している山本太郎さんのほうが数百倍、正義に見える。
# (龍作と奥さんの会話)妻との会話:「きょうは刺身ないわよ」。 「刺身なんて、もったいないから要らないよ」。 「アンタじゃないわよ。猫に言ってんのよ」。
◇ 龍作さん、これからもがんばってください! 大沼拝!
Posted by 大沼安史 at 08:55 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 国連総会で中国政府代表 フクイチの放射能汚染水、海洋放出問題に懸念を表明 国際社会に対して、正確な情報を包括的かつ速やかに出すよう要求 国連外交筋:中国政府の見解、日本政府の頭痛の種に / 韓国政府代表も、海洋放出を批判
China told the UN General Assembly it was worried about radioactive water leaks from the Japanese plant, which went into meltdown after being hit by a tsunami in March 2011.
"China follows closely the countermeasures to be adopted by Japan," China's deputy UN ambassador Wang Min told a debate on the International Atomic Energy Agency (IAEA).
"We urge the Japanese side to spare no effort in minimising the subsequent impact of the accident and provide timely, comprehensive and accurate information to the international community," Wang added.
China and Japan have a series of bilateral disputes, and the new comments are certain to annoy the Japanese government, which is already under major domestic pressure over Fukushima, diplomats in New York said.
*
South Korea also said it was worried about the radioactive leaks but gave more support to Japan.
Fukushima "continues to be a source of serious concern, especially to adjacent countries, because of the spillage of contaminated water into the sea," said South Korea's deputy UN ambassador Sul Kyung-Hoon.
Posted by 大沼安史 at 08:03 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 米国の専門家、ハーヴェイ・ヴァッサーマンさんが、全世界に呼びかけ : 4号機核燃取り出し、「世界最高の科学者、エンジニアたちの最大限可能な、完璧な注目が最低限、必要だ。世界のメディアは、安倍内閣による、情報の流れに対する弾圧をハネ返さなければならない。そしてわたしたちはフクシマでいま何が起きようとしているか、完全なる注意を向けなければならない」
⇒ http://truth-out.org/buzzflash/commentary/item/18294-pro-nuke-scientists-should-go-to-fukushima
At very least it demands fullest possible attention from all the world's best scientists and engineers. The global media must power through the Abe Administration's crack-down on the flow of information. And we must all direct our full awareness to what is about to happen at Fukushima.
Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 | Permalink
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〔コラム 机の上の空〕 生きるとは共生であり、知ることである
最近、ブログを再開し、すこしずつ、書いている。
わたし自身の情況に変わりはないが、フクシマの破局的事態や、秘密保護法案が「法」になりかねない状況にあるので、敢えて書き出したしだいである。
◇
◇
今朝、「東海アマさん」のツイッターに、こんな言葉が出ていた。
# 私のニセモノに注意 @tokaiama 4時間
生きるために、自分の心を殺して行う辛い仕事 何一つ喜びのない仕事は奴隷であり苦役であって本当の仕事ではない
人が生きるための仕事の本当の意味は、人生の意味を学ぶものである
人の笑顔を見て、生きるエネルギーを補充するものである
人は人の悲しみをエネルギーに変えることはできない
⇒ https://twitter.com/tokaiama
◇
わたしはとくに、人は「人の笑顔を見て、生きるエネルギーを補充するものである」というところに心を動かされ、二度、三度と読み返した。
そして、思った。
「アマさん」はツイッターのタイトルの下に「もの凄い嫌がらせてを受けています」と書いているが、にもかかわらず、なおツイートを続けていられるのは、負けじ魂とともに、人の笑顔を見て、辛い心に補充した、「生きるための仕事」のエネルギーがあるからだろう……と。
◇
わたしはまた、「アマさん」のツイッターを読んでいて、「アマさん」という、わたしの同世代・同時代の人物の、いのちの流れ(プロセス)のようなものを、なんとなく感じる。
それは「アマさん」自身だけのものではなく、「アマさん」にツイートで合流する、いろんな人々の、いのちの流れでもあるような気がする。
それは匿名ではあるが、不特定でなく、いま、この日本に生きる、あくまでも、特定の人たちによる――つまり「特定多数」の人々による、いのちの流れである、とも。
◇
さらに、こうも思う。
わたしたちはいま、憎悪や対立を超え、支配や操作のない、「笑顔の世界」へ向かって、ともに進んで――ともに生きてゆかねばならないないのではないか、と。
そうしなければ、わたしたちは――この日本は、下手すると、滅びてしまうのではないか、と。
「共に生きる」――そう、この「共生(Symbiosis)」こそ、わたしたち人間を含む、生物進化の重要なファクターであったことは、米国の発生生物学者、リン・マルグリス女史の研究で、すでに示されたことではなかったか、と。
◇
生物学が出たところで付言すれば、南米チリのムトゥラーナさんとヴェレラさんは、「生きるとは、知ることである(To live is to know.)」と結論づけ、認知・認識こそ、生きることであり、進化の動因であると説いている。
◇
生きるとは知ること――である以上、「アマさん」のツイッターへの妨害は……あるいは、さまざまな人々への言論弾圧は、「知ること=生きること」に対する破壊活動以外のなにものでもない。
そういうところで(そういうところに)、わたしたちの、人としての進化はありえない。
人の笑顔を喜びとする「共生」には、「生きること=知ること」が欠かせないのである。
◇
どこまで続けられるわからないが(また、途中で筆を折ることになるかもしれないが)、わたしもまた、「東海アマさん」に見習い、自分が知らされ・知ったことをまた誰かに知らせる発信活動を、わたしなりの「流れとかたち」で、続けてゆきたいと思っている。
なので、よろしく!
◇
最後に、ある方から、苦しいときに、笑顔で、くりかえし唱えなさいと教わったことばを…………みなさんにも。
みな うれしうれし たのしたのし 変わる変わる変わる
大丈夫 すべては喜びに向かって進んでいる
ありがとう ありがとう
すべてに ありがとう
Posted by 大沼安史 at 04:15 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 豪ABCラジオが、子どもたちの甲状腺癌問題を特集報道! : チェルノブイリ被曝地で治療にあたったこともある菅谷昭 ・松本市長が怒りの証言! 「わたしはまだとても怒っている。彼らはデータを持っている。なぜ、それを出さないか、非常におかしい」
5日放送 ⇒ http://www.abc.net.au/am/content/2013/s3884029.htm
"I'm still very angry," says Dr Sugenoya. "I think they have this data, so it's very strange why they won't release it," he says.
◇(大沼) フクシマのこどもたちの甲状腺データも、
アベノヒミツ にしてしまうつもりなのか!?
Posted by 大沼安史 at 11:41 午前 | Permalink
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〔アベノヒミツ NEWS〕 「秘密」は秘密って ばかな話 作家・沢地久枝さん 東京新聞 2013年11月4日 朝刊 / 「この法律が通った瞬間に日本は別の国になる。それほど悪い法律で、憲法を変えなくても何でもできる。憲法九条や九六条を変えると言えば反論できるが、特定秘密の内容には反論できない」
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 「信じたくない」小野寺防衛大臣! 日本が盗聴対象の証拠書類はまだ多い。大臣は報道を信頼し感謝すべきです。アメリカと無理心中してはならない。
しかし、日本の大臣がいくら「報道は望ましくない、報道は信じたくない」などと思っても、スノーデン氏が暴いた機密書類には、また別のトップシークレット資料が、すでに報道されています。それを示しましょう。
この写真は、前回報告した昨日付けのシュピーゲル誌に掲載された、本年2013年4月のこれまで未公開の機密文書のほんの1部分です。…… (梶村さんの記事の全文は以下のリンクをクリック!)
⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2013/11/blog-post_6.html
Posted by 大沼安史 at 11:25 午前 | Permalink
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2013-11-05
〔コラム 机の上の空〕 NSAは、日本も「盗み見・盗み聞き」していた! 識別番号「5535」は、日本外交官動向モニター・ナンバー!?
ニューヨーク・タイムズが、米国の詳報機関の元締め、NSA(国家安全保障局)が、同盟国である日本に対して、「経済的な優位」を保つため、電子諜報活動をしている、と報じた。
同じ友好国のフランスやドイツに対しては「政治的優位」を狙い、日本やブラジルには「経済的優位」を狙って、続けて来たのだそうだ。
NSAの海外主要基地は日本にもあり、それに加え、東京の大使館の機密ルームから情報収集活動を続いていた。
It spies routinely on friends as well as foes, as has become obvious in recent weeks; the agency’s official mission list includes using its surveillance powers to achieve “diplomatic advantage” over such allies as France and Germany and “economic advantage” over Japan and Brazil, among other countries.
Its officers also operate out of major overseas stations in England, Australia, South Korea and Japan, at overseas military bases, and from locked rooms housing the Special Collection Service inside American missions abroad.
(11月2日付け)⇒ http://www.nytimes.com/2013/11/03/world/no-morsel-too-minuscule-for-all-consuming-nsa.html?pagewanted=all
#
せっかく、ニューヨーク・タイムズが調査報道で暴露してくれたのに、アメリカのポチ=日本政府の反応は案の定、及び腰だった。
時事通信によれば、
「小野寺五典防衛相は5日午前の閣議後の記者会見で、米国家安全保障局(NSA)の監視対象に日本も含まれているとの米紙報道について、事実関係は「承知していない」と述べた。
その上で「同盟国間を含め、さまざまな友好国との信頼関係を傷つける行為は決して望ましいことではない。報道は信じたくない」と不快感を示した。
防衛相は「しっかりした保秘の体制が必要だ。引き続き緊張感をもって対応するよう指示したい」と述べ、情報保全に万全を期す考えを強調した。
――そうだ。
⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131105-00000058-jij-pol
#
「報道を信じたくない」……???とは!!!
安倍政権としては、アメリカ大使をよびつけて、事実関係を明らかにするよう、強硬に申し入れるのが筋ではないか!
それでも、尻尾を振り続ける、この情けなさは何だ?!
#
安倍政権が進める「秘密防止法」は、アメリカとの機密を共有するため、との触れ込みだが、アメリカが日本から盗みとっていた機密情報については、「対象外」とでもするつもりなのだろうか?
#
NSAを司令塔とする米国の世界的諜報システム、「エシェロン」の米国人研究家、パトリック・プール氏によれば、たとえば、「ディクショナリー」というプログラムで、「5535」の識別番号を打ち込めば、立ちどころに、「日本外交官の動向」が表示される、という。(拙著、『戦争の闇 情報の幻』〔本の泉社〕を参照)
こうなると、米国の狙いは、「経済的な優位」にとどまらない。盗聴・盗視で、日本の本音や弱みをつかみ、「外交的優位」につなげて来たのではないか!
#
安倍政権は秘密防止法をつくるまえに、アメリカに秘密をとられない態勢をとるべきである。
Posted by 大沼安史 at 08:28 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 「Fukushima の母親たちと、線量バッヂをつけたFukushima の子どもたちは、真実を悲劇の声で語りかけている」 米国人監督、イアン・アッシュさんのドキュメンタリー、「A2-B-C」、カリフォルニアの大学で上映され、学生たちの真剣な議論を巻き起こす。
パモナ大学での上映・討論会の様子を、ギリシャ人環境学者のエヴァゲロス・ヴァリアナトスさんが、ハフィントン・ポストに書いていた。
The mothers and the radiation-badges wearing children of Fukushima speak the tragic voice of truth.
題して「フクシマでのメルトダウン 危険・欺瞞・裏切り」。
⇒ http://www.huffingtonpost.com/evaggelos-vallianatos/the-nuclear-meltdown-at-f_b_4209766.html
わたし(大沼)は、イアン・アッシュさんのことを、このブログでなんどか書いたことがあり(* たとえば ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/11/post-87fa.html )、興味深く、ヴァリアナトスさんの記事を読んだ。
そして、あらためて、アッシュさんのサイトに入り、「A2-B-C」の予告編を観た。
⇒ http://www.a2documentary.com/

被曝に苦しむ、フクシマのいのちたち。
それはなにより、Fukushima の母であり、子どもたちであるだろう。
いのちのフクシマ。
母と子の視線の先に、日本政府の欺瞞と裏切りの真実が、醜悪なその姿をさらけだす。
Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 ヘレン・コルディコット女史 ニューヨーク・タイムズに投稿: 「チェルノブイリ」は欧州の4割を汚染し、「ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンス」の報告によれば、100万人近くが被曝の影響で死亡している。これに対して、日本は「フクシマ」により、1000万人が高度汚染地域に住んでいる。子どもは大人より10~20倍、放射能に侵されやすい。胎児は数千倍。劣性遺伝は出現まで、最長、20世代もかかる。
……Large areas of the world are becoming contaminated by long-lived nuclear elements secondary to catastrophic meltdowns: 40 percent of Europe from Chernobyl, and much of Japan.
A New York Academy of Sciences report from 2009 titled “Chernobyl” estimates that nearly a million have already died from this catastrophe. In Japan, 10 million people reside in highly contaminated locations.
Children are 10 to 20 times more radiosensitive than adults, and fetuses thousands of times more so; women are more sensitive than men.
Radiation of the reproductive organs induces genetic mutations in the sperm and eggs, increasing the incidence of genetic diseases like diabetes, cystic fibrosis, hemochromatosis and thousands of others over future generations. Recessive mutations take up to 20 generations to be expressed.
HELEN CALDICOTT
Bermagui, Australia, Oct. 23, 2013
Posted by 大沼安史 at 05:34 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 アラスカの海洋放射能汚染 核爆発(実験)が続いた冷戦期の1960年代レベルへ上昇 / (折も折) 北米太平洋岸 ヒトデの大量死、広がる “分裂してメルトダウン!”
Posted by 大沼安史 at 03:18 午後 | Permalink
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〔フクシマ核惨事 4号機 現場写真〕 布施 祐仁さん(ジャーナリスト)が、事故直後の4号機建屋内の写真を、現場作業員の提供で入手し、ツイッターで公開!
Posted by 大沼安史 at 02:49 午後 | Permalink
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〔4号機核燃プール〕 AP通信が全世界拡散報道 : 国際社会はプールの倒壊による、破局的な 「外気中メルトダウン(オープン・エア・メルトダウン open-air meltdown )」 を心配している!
核燃が外気――大気中で溶融する!
そこにある大気は、わたしたちの環境に直結する大気だ!
風に運ばれ、雨になって降り、そしてわたしが肺で呼吸する空気にも、死の灰が!
オープン・エア・メルトダウン!
この危機はなんとしても回避しなければならない。
The reactor building was damaged by hydrogen explosions, and remains a source of international concern about a catastrophic open-air meltdown in case of a pool collapse, despite TEPCO's repeated reassurance that it has reinforced the pool and that the building can withstand another major earthquake.
⇒ http://hosted.ap.org/dynamic/stories/A/AS_JAPAN_US_NUCLEAR?SITE=AP&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT
Posted by 大沼安史 at 12:35 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 小泉純一郎氏 3日 横浜講演 全発言「今ではもう、原発は安全でもない。コストは他のエネルギーよりももっとかかるというのが、分かるようになりました」「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」「自然界にある資源を、エネルギー源に使っていこうという、広大な夢に向かって、天が与えたピンチをチャンスにかえなければいけない」
Posted by 大沼安史 at 09:26 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 福島原発4号機、実証試験を追加 「燃料取り出しを前に、実際の燃料輸送容器を使って作業の安全性を確認する実証試験を追加し、4号機内で近く実施する」
Posted by 大沼安史 at 09:16 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 D・スズキ博士の警告を、ハフィントン・ポストが、全世界拡散報道 4号機核燃プール 次ぎの地震で崩壊したら、「そのときは、バイバイ(さよなら)、ジャパン(日本)、になる。北米西海岸の人々も総避難しなければならない」
⇒ http://www.huffingtonpost.ca/2013/11/04/david-suzuki-fukushima-warning_n_4213061.html
カナダの世界的に有名な環境学者のスズキ博士(日系)が、父祖の故国=日本が、4号機の使用済み核燃が、地震などで大気に直接曝されることになれば、猛烈な死の灰汚染で、滅びる、と言い切った!
放射能雲の襲来で、北米西海岸に住む人は一人残らず、避難することになると。
日本政府は場当たりとゴマカシを、これ以上、続けてはならない!
David Suzuki warns that Japan could be wiped out and that North America's west coast could be forced to evacuate if the Fukushima nuclear facility falls in an earthquake. .David Suzuki has issued a scary warning about Japan's Fukushima nuclear plant, saying that if it falls in a future earthquake, it's "bye bye Japan" and the entire west coast of North America should be evacuated.
"I have seen a paper which says that if in fact the fourth plant goes under in an earthquake and those rods are exposed, it's bye bye Japan and everybody on the west coast of North America should evacuate," he said.
Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 | Permalink
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2013-11-04
〔いのちのフクシマ NEWS〕 「なくせ!原発 11・2 ふくしま大集会」 福島市の荒川運動公園。7000人が集会に参加!
Posted by 大沼安史 at 01:10 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ 祈り〕 チェルノブイリへのかけはし 「天皇陛下への祈り」
⇒ http://www.kakehashi.or.jp/?p=9394
……これが祈らずにいられるか、私は天皇陛下は知っていても、その祈りに何度も何度も加えてくださいと、伝えたい。
それで、山本太郎さんには感謝だよ。
議論はしない。
作戦会議もしない。
もう、がけぷちで、足半分が落ちている。
おとがめあり。だけど、常識的にはもう解決しない。
これが祈らずにおられるか。
二千年の子孫繁栄の祈り‥。まだ貯金があると信じたい。
心のこもった直筆の手紙‥。
Posted by 大沼安史 at 11:51 午前 | Permalink
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〔フクシマ核惨事NEWS〕 オーストラリアの元駐韓大使、リチャード・ブロワフスキー氏が豪ABCラジオで言明:フクイチ処理「この事故に時間的な区切りなどない。ほぼ永久化の恐れ」:4号機核燃取り出し「成功をなんとか祈るのみ」
⇒ http://enenews.com/former-diplomat-fukushima-disaster-going-almost-infinity-im-afraid-official-will-never-be-resolved-situation-plant-continues-bloomberg-prime-minister-told-party-japans-response-failing-audio
There’s no length involved in this particular accident. It’s going to go on almost to infinity I’m afraid.
But there’s no sort of deadline, it’s just a matter of trying to keep your fingers crossed, and have them taken out and somehow brought to earth and contained somewhere before another disaster strikes.
Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 | Permalink
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〔フクシマ核惨事NEWS〕 ブルームバーグが世界拡散報道 :「安倍首相は自分自身の政党(自民党)から(さえ)、日本政府の対応は失敗に終わる、と告げられている」
Posted by 大沼安史 at 11:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ核惨事 保全資料〕 米エネルギー省のモニツ長官、来日 モニツ長官の声明(「除染・廃炉、東電をひるませる作業」): AP通信(「フクイチ除染に世界的な意味。効果的・安全なステップは、我々全員の利益」) : および、NHKの報道(「トリチウム除去、非常に困難な課題」)
◎ モニツ長官 声明 「彼ら(東電)はフクイチの除染と廃炉という、ひるんでしまう(daunting)作業に直面している。それは数十年、かかるものであり、おまけに非常に挑戦的な諸条件下に遂行しなければならないものだ」
⇒ http://energy.gov/articles/statement-us-secretary-energy-ernest-moniz-regarding-fukushima
They face a daunting task in the cleanup and decommissioning of Fukushima Daiichi, one that will take decades and is being carried out under very challenging conditions
◎ AP通信 「フクイチ除染が成功するかどうかには、世界的な意味がある。次ぎのステップが、良好、かつ効果的、そして安全にとられることを目の当たりにすることに、わたしたち全員の、直接的な利益がある」
⇒ http://www.japantimes.co.jp/news/2013/11/02/national/tepco-confirms-u-s-will-help-with-fukushima-no-1-dismantling-cleanup/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=tepco-confirms-u-s-will-help-with-fukushima-no-1-dismantling-cleanup#.UnbNCmfYGTc
In a speech Thursday in Tokyo, he said “the success of the cleanup also has global significance. So we all have a direct interest in seeing that the next steps are taken well, efficiently and safely.”
◎ NHK
* 「米エネルギー省長官 廃炉支援も」 10月31日 23時34分
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131031/k10015725091000.html
日本を訪れているアメリカ・エネルギー省のモニツ長官は、都内で講演し、東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応について「必要であれば廃炉のための支援も準備する」と述べ、アメリカ政府として支援を拡大する用意があると強調しました。
アメリカ・エネルギー省のモニツ長官は31日午後、都内で講演し、東京電力福島第一原発の事故への対応について、「除染や廃炉が成功するかどうかは、今や世界的な問題だ。今後の対策が安全かつ有効に実施されるかどうか、われわれも注目している」と述べました。
そして、これまでにエネルギー省として事故対応のために専門家を日本に派遣するなどして支援を続けてきたと説明したうえで、「われわれは1979年のスリーマイル島原発事故で蓄積した経験がある。必要であれば廃炉のための支援も準備する」と述べ、アメリカ政府として支援を拡大する用意があると強調しました。
またモニツ長官は、深刻な原発事故が起きた場合、賠償金に充てるために加盟国が拠出金を分担する制度を定めた国際的な条約を日本が批准すれば、アメリカが除染や廃炉の支援をしやすくなるとして、日本政府に対して条約を早期に批准するよう求めました。
モニツ長官は11月1日、福島第一原発を訪れ、事故の現状や対策を視察することにしています。
* 米長官 汚染水処理の支援に意欲 11月2日 18時7分
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131102/k10015765551000.html
東京電力福島第一原子力発電所を視察したアメリカのエネルギー省のモニツ長官は、事故処理が多くの制約の中で行われていて作業の難しさを実感したと述べたうえで、汚染水処理で課題となっているトリチウムと呼ばれる放射性物質の除去でアメリカは経験があるとして支援に意欲を示しました。
日本を訪れたアメリカのエネルギー省のモニツ長官は1日、福島第一原発を初めて視察し、2日都内でNHKのインタビューに応じました。
この中で「事故から2年半以上経った今も残る津波の被害の大きさに衝撃を受けた」としたうえで「防護服に着替え全面マスクをつけるなど多くの制約の中で処理作業が行われていて作業の難しさを実感した」と述べました。
そのうえで「とりわけ汚染水処理が大きな課題だ」と指摘しました。
東京電力は汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる新たな処理設備の試験運転を始めていますが、この設備ではトリチウムと呼ばれる放射性物質は除去できません。
このため、モニツ長官は「トリチウムの除去が難しい課題だ」としたうえで、「アメリカはこれまで国内で汚染水処理に取り組んだことがあり、エネルギー省や企業にはトリチウム処理の経験がある」と述べて日本を支援できると強調しました。
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 | Permalink
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2013-11-03
〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 「祖国から迫害を受けているスノーデン氏のニュースを追いながら、日本からは山本太郎氏が、天皇にフクシマの被害の実情を伝えようと手紙を渡したことで迫害が始まっていることが伝えられています。このふたりには共通性がありますね。彼らが真実を述べることは犯罪ではありません。道徳的な義務なのです」
「平成天皇は天皇である前にひとりの人間です。その人物に真実を手紙で訴えることは、国民としての道徳的義務です。『天皇の政治利用』論をここで主張するのは、天皇あるいは皇室メンバーの個人的人間性を無視する冷酷な差別です。天皇個人の人間性も、国民と同じく尊重されてしかるべきではないですか。日本では、山本太郎氏を擁護する声が揚がってほしいものです」
⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2013/11/blog-post_2.html
Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 写真家 亀山ののこさんが写真集『100人の母たち』を出版 : 「安倍首相、かけがえのない『命』を抱きしめるこの母たちの美しい姿を、どうかご覧になってください」
Posted by 大沼安史 at 04:56 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 世界的に有名な、カナダの日系科学者、デイヴィッド・スズキ博士が(10月30日)、アルバータ大学で警告 : 「フクシマは、想像しうる最も恐るべき状況にある」、4号機核燃取り出し、「彼らはどうしたらいいか、分かっていない。完璧な自由をもって、対策をとることのできる国際的な専門家チームの立ち入りが必要だ」
Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 山本太郎・国会議員の天皇陛下への「直訴」を、ロイター電が全世界拡散報道 : 「わたしは陛下に、放射能に汚染されつづけてきた子どもたちのことを、知っていただきたかった。これが続けば、深刻な健康被害が起きる」
"I wanted him to know about the children who have been contaminated by radiation. If this goes on, there will be serious health impacts."
⇒ http://www.reuters.com/article/2013/11/01/japan-fukushima-emperor-idUSL3N0IL40F20131101
Posted by 大沼安史 at 10:54 午前 | Permalink
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2013-11-02
〔いのちのフクシマ NEWS〕 米国の著名な医師、ステファン・ホシーさん(医学博士)が警告 : 「わたしたちは、世界規模の核のホロコーストになりうる瀬戸際に立っている」「日本人を助けなければならない」 「金で買えないベスト・アンド・ブライティスト(最高の人材)に決断を下してもらいたい」 「これはお願いではない。わたしたちの子どもたち、そしてその子どもたち――全人類のための、なくしてならない権利である」
⇒ http://enenews.com/celebrated-medical-doctor-fukushima-has-humanity-on-brink-of-a-possible-worldwide-nuclear-holocaust-the-world-as-we-know-it-has-changed-effects-on-our-health-are-incomprehensible
I believe that humanity is standing on the brink of a possible worldwide nuclear holocaust.
We have an opportunity to help the Japanese with the crisis in Fukushima. I want the best and the brightest that money CAN’T buy to be making those decisions. This is not a request–this is an inalienable right for the sake of our children and our children’s children and all of humanity. [...] The time to act is now.
Posted by 大沼安史 at 10:52 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 小泉進次郎さん : 「国民の間で釈然としない気持ち、なし崩しに(原発依存に)行っていいのかという声が脈々とある気がする」「自民は原発推進政党ではない。自民党が変わるきっかけなんです。変わらなかったらダメですよ」
Posted by 大沼安史 at 10:21 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 田中龍作ジャーナル : 山本太郎議員は陛下に「子ども達の未来が危ない。健康被害が出てきています。収束作業の労働者がひどい環境で働いています」と話しかけた : 「福島駅前での山本議員の遊説では女性たちから『太郎さんありがとう、よく言ってくれた』の声がしきりとあがった」
⇒ http://tanakaryusaku.jp/2013/10/0008133
◎ ツイッターの声 ⇒ http://togetter.com/li/583986
# 山本太郎議員が陛下に手紙を渡し、腰を直角に曲げ頭を垂れた。誰の為?彼自身の為か?国民の代表の一人として、責任を果たそう、大事な事を陛下に伝えたい、そんな気持ちが伝わる。涙がでるよ。
# いろいろな勢力からの批判や、脅迫も覚悟した上での天皇陛下へのお手紙だったと思います。山本太郎さんの勇気と行動力に敬意を表したいです。
# 勇気ある男だ。この人には打算がない。誰がなんと言おうとも僕は彼を応援します!
Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 | Permalink
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2013-11-01
〔コラム 机の上の空〕 田中正造の「奉文」と、山本太郎さんの「手紙」
参院議員の山本太郎さん(無所属)が(10月)31日、秋の園遊会で、天皇陛下に「手紙」を手渡した。
朝日新聞によると、そのときの模様はこうだった。
陛下に園遊会で原発事故の現状を訴えた後、「手紙を読んでいただけますか」と直接手渡した。陛下から言葉はなく、手紙をそばにいた侍従長に預けたという。
⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131101-00000003-asahik-soci
#
「陛下から言葉はなく、手紙をそばにいた侍従長に預けた」
そう書かれている以上、山本議員にはほんとうに、「陛下からのお言葉はなかった」ものとばかり思っていた。
手渡されたものを無言で受け取り、そのまま侍従長に預けた、と。
まるで、いつもの天皇陛下ではない、そっけなささえ感じさせる、記事の書きようだった。
#
やはり、そうではなかった――フランスの電子メディアで、日本の民放テレビのニュース映像を見たら、陛下が山本議員となにやら言葉を交わしている姿が映っていた。
読唇術を使えば、陛下が何とおっしゃったか、はっきりわかる(ような)映像だった。
⇒ http://www.courrierinternational.com/article/2013/10/31/lettre-a-l-empereur-au-sujet-de-fukushima
#
陛下の言葉は、あったのだ。
そうですか、とか、あとで読ませていただきますね、とか。
日本のマスコミは、なぜ、それを報じないのだろう。
#
もうひとつ不思議なのは、山本太郎さんの手紙の内容が、明らかにされてないことだ。
山本さんは国会議員として園遊会に呼ばれ、国会議員として陛下に手紙を渡したのだから、私信ではない以上、一刻も――一日も早く、内容を公表すべきである。
#
今回のフクシマ放射能鉱毒事件にいたる日本の公害の原点にあるのは、足尾鉱毒の悲劇である。
義人・田中正造は、その悲惨を訴えるため、明治天皇に直訴を企てた。
明治34年(1901年)12月10日午前11時20分ごろ、衆議院議長官舎前の大通りでのこと。
#
黒木綿の綿入れに大きな五ツ紋の黒羽織黒袴足袋跣足で、人々があっと思うまに二三歩進み出て、
「お願いがございます」
懐からとりだした紙包を右手に高く捧げ、同じ叫びを三声四声必死にくりかえしつつ、御馬車の方を目ざして近づこうとした。いうまでもなく田中正造その人であった。……
#
上記は、大鹿卓著『新版 渡良瀬川 田中正造伝』(新泉社)からの引用(323頁)だが、田中正造が直接、手渡し、かなわなかった直訴状(奉状)の全文は――そう、直訴の全文は、なんと翌朝の新聞に掲載されていた!
(当時の新聞は、ちゃんと全文を掲載していた!)
(「全文」はいま、ネットで読むことができる。 ⇒ http://www8.plala.or.jp/kawakiyo/kiyo40_38_02.html )
#
山本太郎議員の手紙には、フクシマにおける被曝問題などが、どのように書かれていたのだろう。
田中正造の奉文のように、
激甚ノ毒土ヲ除去スル
加毒ノ鉱業ヲ止メ毒水毒屑ノ流出ヲ根絶スル
など、被災者をなおざりにするばかりの、時の政府に対する、怒りの提言が含まれていたのだろうか?
#
わたしは山本太郎議員には、手紙の内容を速やかに公表する、政治家としての義務がある、と思う。
(いまのところ、公式ブログや公式サイトには、出ていない。
⇒ http://taro-yamamoto.jp/
http://ameblo.jp/yamamototaro1124/ )
#
田中正造は、奉文の中で、まるでフクイチの汚染水問題を予見し、警告するかのように、こう書いても、いた。
若(も)シ然(しか)ラズシテ長ク毒水ノ横流ニ任セバ、臣ハ恐ル、其禍ノ及ブ所将(ま)サニ測ル可(べか)ラザルモノアランコトヲ。
#
フクイチは、足尾鉱毒事件の田中正造さえ、青ざめるであろう、放射能鉱毒による、核の大惨事である。
◎
☆ 参考 英国王室は、そのホームページで、エリザベス女王への手紙の書き方を人々に知らせている。
⇒ http://www.royal.gov.uk/HMTheQueen/ContactTheQueen/Overview.aspx
Posted by 大沼安史 at 09:35 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 4号機核燃取り出し 米IEERのマクジャニ所長も懸念を表明 「燃料棒それ自体が元の場所にない恐れ」「独立した外部アドバイザーによる、現場での監視もない」
米カリフォルニア大学バークリー校「エネルギー・環境問題研究所(IEER)」のアージャン マクジャニ所長は10月31日、地元、バークリーのFMラジオの番組で、4号機プールからの核燃取り出し問題について、「プールは損傷し、建屋も破壊されている。燃料棒それ自体も、元の正しい位置にないかもしれない」と、その困難さを指摘するとともに、「外部の独立したアドバイザーが現場にいないことは、非常に懸念される」と語った。
⇒ http://enenews.com/nuclear-expert-fuel-rods-in-unit-4-may-not-be-properly-in-their-original-position-concern-about-the-way-spent-fuel-is-sitting-in-pool-currently-audio
Posted by 大沼安史 at 06:41 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 4号機核燃取り出し たったいちどのしくじり 破局の連鎖反応の引き鉄に 東京から避難も 「人類史的な(monumental)惨事になる」: チャールズ・ペロー・米エール大学教授が警告
10月31日、放送 豪ABCラジオ ⇒ http://au.news.yahoo.com/a/19616681/fukushima-decommissioning-slip-up-could-trigger-monumental-chain-reaction-expert-warns/
Yale University professor Charles Perrow wrote about the number 4 fuel pool this year in the Bulletin of Atomic Scientists.
He said one pool contains 10 times the amount of radioactive caesium present in the Chernobyl disaster and warned one slip-up with the removal could trigger a chain reaction.
"This has me very scared," he told the ABC.
"Tokyo would have to be evacuated because [the] caesium and other poisons that are there will spread very rapidly.
"Even if the wind is blowing in the other way, it's going to be monumental."
#
4号機の核燃取り出しの危険性については、米国のアーニー・グンダーセンさんら海外の専門家からも、きびしい警告の声が出ている。
「冷温停止状態(野田首相)」といい、「アンダー・コントロール」(安倍首相)といい、日本の政府トップの口からは、いい加減な「取り繕い」が出るばかり。
国際社会はもう、日本の当局を信用していないのだ。
日本政府は、4号機核燃取り出し作業の進行状況を、逐一、国際社会に公開し、説明責任を果たさなければならない。
Posted by 大沼安史 at 06:07 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 村田光平・元駐スイス大使がオバマ大統領あてメッセージ : 4号機プールからの使用済み核燃料の取り出し、「最悪の事態となれば、現場からの総撤退を余儀なくされ、……地球規模の大惨事が始まる」 :「国際タスクフォース」を投入、フクイチ安定化へ適切な戦略策定を要請
Posted by 大沼安史 at 05:37 午後 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 東京新聞が小泉純一郎氏を支持する社説: 《(小泉氏は)「大方の国民は賛成してくれる」とも語っている。自民党にも脱原発グループが存在する。与野党、国民が束になっての原発ゼロへの挑戦が視野にあるのかもしれない》
小泉元首相 まっとうな脱原発論だ 2013年10月31日
小泉純一郎元首相が脱原発を唱えている。社民党の吉田忠智党首とも会談した。世論を喚起し、政府にエネルギー政策の転換を促すことが狙いだ。多くの国民がうなずけるまっとうな議論でもある。
会談で小泉氏は「世論を変えることで、脱原発に向けた政治決断をさせることが必ずできると確信している」と強調、原発推進に積極的な安倍晋三首相に「お互いの立場で脱原発を訴えていこう」と語ったという。
小泉氏は折々に原発ゼロは無責任だとする経済界などに対して、「核のごみを処分するあてもないのに原発を推進するのは無責任だ」とやり返してきた。
小泉氏には原発ゼロの思いを決定づけた伏線がある。フィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」や、脱原発を宣言して風力や太陽光などの自然エネルギー先進国に躍り出たドイツの視察だ。
「最終処分場は四百メートルの岩盤をくりぬいた地下にある。十万年後まで管理できるのか」「原発ゼロを自民党が打ち出せば、自然エネルギーによる循環型社会に向けて結束できる」などとよどみない。明快、かつ説得力も併せ持つ。
オンカロは世界でただ一つ着工された最終処分場であり、原発は「トイレなきマンション」も同然だ。日本には原発が燃やした一万七千トンの使用済み燃料が原発の建屋などに積み上がっている。
放射性物質が減衰するとされる十万年もの超長期にわたり、地震国の日本で安全な保管が可能なのか。学者の間にも懐疑的な意見がある。オンカロには、小泉氏に理解を得ようと原発メーカーの担当者も同行したが、逆に脱原発志向をより強固にさせてしまう事態を招いてしまったともいわれる。
いかに原発ゼロに近づけ、自然エネルギーを基幹電源に育て上げる社会を築くのか。小泉氏は、エネルギー転換こそが日本の未来をひらくと力説もするが、民主、共産、社民、みんな、生活の党など、原発ゼロを目指す勢力との連携には否定的で「それぞれの政党が努力していくべきだ」が持論だ。
「大方の国民は賛成してくれる」とも語っている。自民党にも脱原発グループが存在する。与野党、国民が束になっての原発ゼロへの挑戦が視野にあるのかもしれない。
小泉氏は十一月十二日に東京で記者会見し、自らの脱原発論を語る。私たちも、日本のエネルギー社会のありようと、あらためて向き合う機会とすべきだ。
Posted by 大沼安史 at 08:35 午前 | Permalink
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〔いのちのフクシマ NEWS〕 ルモンドの東京特派員がガイガーカウンターで現地計測の旅
ルモンドの東京(極東)特派員、フィリップ・メスメールさんがフクシマの被曝地をひとめぐりした。ガイガーカウンターを持って。
その報告がルモンド電子版のブログに載っていた。
⇒ http://mesmer.blog.lemonde.fr/2013/10/09/balade-a-fuskushima-avec-un-compteur-geiger/
そこにこんな、写真が何枚か!
日本政府のモニタリングポストと実測値の、この違い!
ルモンド読者のフランス語圏のひとびとは、このブログ報道を見て、わたしたちの「日本」に対して、どんな思いを抱くだろう?
Posted by 大沼安史 at 08:19 午前 | Permalink
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