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2013-01-12

〔フクシマ・ノート〕 3・17 3号機へ空中放水! ありがとう! 仙台・霞目(かすみのめ)駐屯地のヘリ部隊のみなさん! 隊長自ら搭乗し、苛酷な任務を遂行! 霞が関は霞目に見習え!

 朝日新聞の本日(12日付け)朝刊の連載記事「プロメテウスの罠 日本への不信⑩」を読んで、涙がこぼれた!

 3・11から6日後の(2011年)3月17日の朝、仙台・霞目基地を、フクイチへ向けて飛び立ち、任務を遂行した自衛隊第一ヘリコプター団の乗員のみなさんのことが書かれていた。

 5人編成、2機。安定ヨウ素剤をのみ、重さが20キロもある鉛のベストを身つけ、防護マスクをし、線量計をもって。

 未婚の若い隊員たちも志願したが、外された。被曝覚悟の任務だったからだ。

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 いったん洋上に出て採水し、そのまま津波の爪痕も生々しい海岸線を南下した。

 線量計の数値がどんどん上がる……。

 全身から噴き出る汗。よだれ、鼻水……。

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 隊員たちは、どんな気持ちで、現場に突っ込んでいったのだろうか?

 先導機の木村努曹長(42歳)は、二女の瑠花ちゃんの笑顔を思い浮かべたという。半月後に1歳の誕生日を迎える愛娘のことを。

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 ヘリは作戦計画の300フィート(91メートル)――よりも、低い高度で侵入した……。

 と、朝日新聞の野上英文記者は書いていた。

 乗員たちは、空中放水をなんとしても成功させようと、ギリギリの低空で突っ込んだのではないか!

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 仙台市街、南東部の外れにある霞目。

 4年前、東京を引き払い、生まれ故郷の仙台に戻ったわたしは、なんども霞目駐屯地のそばを通った。

 週に一度は、荒浜(深沼)海岸へ、自転車で通った道沿いに、ヘリ基地はあった。

 荒浜の砂浜で独り、時間を過ごしたわたしは、水田と畑の中の農道を、西に向かって一直線に――霞目を目指して帰ってくるのだった。

 基地のすぐそばには、江戸時代の名横綱、「谷風」の墓があった。

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 だからわたしは、空中放水に出動した陸自ヘリ部隊のことが気になってしかたなかった。

 きょう、朝日の連載記事で、当時の状況を知り、たいへんな任務に就いていたのだな、と、あらためて思った。

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 そしてわたしは、いま、ふたたび、こう思うのだ。

 霞目のヘリ隊員たちを危険な任務に就かせた日本政府・東電の責任を、隊員たちの勇気と犠牲でもって、水に流してはならないと。

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 いま、わたしの住む仙台の国見は、霞目のちょうと対極、北西部の丘の上にあり、わたしの部屋の窓からは、仙台市街を一望することができる。

 風に乗って、霞目のヘリの爆音も聞こえてくる。

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 わたしは余震のたびに、ヘリの音が聞こえないかと耳をすます。

 ヘリがふたたび空中放水に出動するようなことにでもなったら、こんどこそ、この国は、終わる、からだ!

 間違いなく終わるからだ!

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 霞目からヘリが放水出動しなくてすむようにすることは――4号機核燃プールなどフクイチの事故炉を保全することは、この国を、日本を守ることであり、福島を守ることであり、わたしの住む宮城を守ることであり、木村努曹長の瑠花ちゃんの未来を守ることである。

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 日本政府(安倍新政権)は、なにがなんでも「フクイチ対策」を万全なものにしなければならない。「崩壊・再爆発、連鎖誘爆」を食いとめるために、この国の持てる力のすべてを投入しなければならない。

 だから、わたしは、とくに原発担当相の石原伸晃氏に、こう言いたい。

 「フクイチを第一サティアンと言ったあなたなら、その苛酷な実態を知っているはず! ならば霞目のヘリ部隊が低空で突っ込んでいったように、勇気をふりしぼり、フクイチ・ハルマゲドン化の最悪事態回避に、真正面から取り組んでほしい」と。

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 上記、朝日の記事によると、3・17の朝、霞目を飛び立った先導機には、機長の伊藤輝紀3佐に加え、隊長の加藤憲司2佐も自ら乗り込んいた。

 石原伸晃氏よ、そして安倍晋三氏よ……そして日本の権力中枢の霞が関の人よ!

 君たち責任者は、霞目に見習え!

 責任者こそ、先陣を切らなければならないことを、霞目に見習え!

Posted by 大沼安史 at 01:40 午後 |

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