〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 東京の姉妹都市・ベルリンの警察は「わずか200人のデモでも首都の中心の幹線道路までを市民権擁護のために解放する」/そして…… デモに参加し、夕立に降り込められた人に気づくと、パトカーで「送りましょう」と声をかける/ 警視庁も見習おう!
→ http://tkajimura.blogspot.de/2012/08/blog-post.html
……さて大使館門前での抗議集会がちょうど終わる頃に夕立が来ました。
雨にぬれながら立っているヴィルト警察官たちに対して、主催者から「大変親切に義務を果たしてくださった警察官のみなさんに感謝します」とのお礼の言葉と参加者の大きな拍手で、この日の日本への連帯行動は、大成功のうちに終わりました。
以上が東京の姉妹都市ベルリンの警察官が、どのように基本権である市民の表現の自由を擁護しているかのひとつの実例です。
このように、わずか200人のデモでも首都の中心の幹線道路までを市民権擁護のために解放することを警察は義務として立派に保障します。
一方で東京ではどうでしょう。官邸前の金曜デモの数万人の抗議行動を鉄柵をつかって、まるで牛馬のごとく歩道上に押し込めて恥ない警視庁のやりかたは、民主主義社会の警察のそれにはほど遠いものであることが、この日のドイツとの比較ひとつでもよくわかります。
また、まるで羊の群れのように、叫びながらも封じ込めに甘んじさされている市民の姿も民主主義の主権者のそれとはほど遠いものです。
この光景が現在の日本社会の市民のみじめさの象徴のように見えるのは、決してわたしだけではないでしょう。欧米だけでなくアジア諸国の市民たちからも哀れみのまなざしで見られていることに気付くべきです。……
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……先ほど、このデモに参加していた方からコメントをいただきましたが、この方は雨宿りをしていたら、何と警察官からパトカーで送ってあげようとの申し出を受けたそうです。
…これは驚くべき後日譚ですね。ベルリンの警察官は立派な外交官の役割もこなしていることになります。わたしが漏れ聞いたことでは、このデモの時に日本大使は外出中で、デモのため大使公邸に入れなくて終わるのを待ったとのことです(未確認情報です)。
いずれにせよ、大使館には邦人を保護してくれた警察にお礼を伝えるように申し入れておきます。これは外交官としての義務ですから。
わたしもベルリン市長と内務大臣に次の機会にお礼を伝えておきます。
ますます、警視庁の警察官のみなさんの良いお手本ですね。
いずれにせよ、脱原発を実現しつつある社会の雰囲気とはこのようなものであることを、日本の外交官のみなさんも学ぶべきでしょう。
◎ 参考 田中龍作ジャーナル “歩道も通せんぼ” 金曜集会での過剰警備 弁護士が警視庁に改善申入れ
→ http://tanakaryusaku.jp/2012/08/0004815
(写真 上記リンクをクリック 写真説明 衆院会館前の歩道から官邸方向に行こうとして警察に止められる男性。「警察法第2条」を盾に取り、市民が公道を歩くことさえ規制する。嫌がらせに等しい警察の対応に男性は「この場面を写真に撮って下さい」。=7月29日、永田町。写真:田中撮影=)
Posted by 大沼安史 at 07:30 午前 | Permalink

















