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2012-06-09

〔大飯再稼働許すまじ〕 「原発いらない福島の女たち」が7日、野田首相に要望書を提出後、官邸前で「再稼働」に抗議のダイ・イン (内閣府での彼女たちの発言、書き起こし)/「大飯再稼働は福島県民の心の傷に塩を塗るものです」

 ユーチューブ → http://www.youtube.com/watch?v=ODNhDhw_-VY&feature=youtu.be

  「原発いらない福島の女たち」10人が7日、上京し、内閣府を訪れて、野田首相あての要請書を手渡した。
 
 応対した内閣府の職員2人を前に、高橋幸子さんが代表して要望書を読み上げた。

 「大飯原発の再稼働をしないでください。昨年3月11日の東日本大震災と津波をきっかけとした、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故の結果、福島県の広大な地域が高レベル放射能で汚染されてしまいました。事故現場の実態は、いまだに余談を許さず、放射能の漏出も続いていて、その面でも、私たちは日々、不安を強いられているのです。大飯原発の安全対策は事故を起こした福島第一原発にすら劣るとも聞いています。大飯原発の再稼働を強行されるなら、たくさんのものを失い、いまも苦しんでいる福島県民の心の傷に塩を塗るものです。私たちは断固として、大飯原発の再稼働を許しません。大飯原発の再稼働をしないでください」

 そのあと、参加した女性が次々に立ちあがり、内閣府職員に語りかけた。

 最初の方。静かに、しかし決然と。

 「汚染されたところに生きることは辛いです。わたしは生きる希望を失いました。でも、辛いです、ということを、みなさんに伝えること……それでいま、生ようとしています。みなさんにも、こういう思いしてほしくないです」

 続いて、若い女性が、目を涙にうるませながら、話し出した。途中から強い口調の訴えになった。

 「東京電力福島第一原発事故の責任を誰が取ったのでしょうか? 誰が取りましたか? 誰も取ってないと思います。『私の責任において原発を稼働される』という野田総理の言葉を聞いた時に、私はほんとにこの人は、別の世界に住んでるんだと思いました。いったい何を言ってるのか、まったく理解できませんでした。再稼働というのは、ほんとにあり得ないんです。こらいきれない思いを一生懸命、押し殺して、(犠牲を)払っている人の気持ちを、心で、しっかり受け止めて、その、しっかり受け止めたものを総理に伝えてください。よろしくお願いします」

 3人目の方の言葉にも、誠実な怒り、とでもいうべきなものがあった。最後は涙声の訴えになった。
 「子どもを、できるだけ安全な食事で育てたい、と思いまして。有機農業を始めました。で、すべて……田んぼも畑も汚染されてしまいました。毎日、食事の支度をしながら、子どもたちに……何ベクレル……そういう野菜を食べさせることに、非常に迷いがあります。将来、何か影響が出るんじゃないか、と。……わかりますか、この気持ち。みなさんは、どのくらい福島にいらっしゃいましたか? どのくらいあの、何マイクロシーベルトの空気を吸いましたか? 野田さんは何回、いらしたんですか? 何時間、過ごしたんですか? わたしたちは毎日毎日、そこで……。空の上をヘリコプターが飛ぶたびに、また原発で何かあったんじゃないかって、畑仕事しながら、ほんとに毎日、不安でしょうがないんです。こんな状態なんですよ。福島の人間は。まったくわかってないと思うんです。わかってないから、大飯原発、動かすなんて言えるです。(まわりから「その通り」の声)。どうしてわかろうとしないんですか。福島を見に来ないんですか? 野田首相はこの国のリーダーだそうですが、わたしは絶対に人間的に許せません。間違っていると思います。どうぞ、そのことをお伝え願いたいと思います。しっかり伝えてください。お願いします」

 4人目の方。
 「私はあれから、こどものことが頭にありますから、音楽が聴けません。ずっと聴けません。常に緊張した状態で、精神的にも肉体的にもいます。わたし自身は(去年の)6月過ぎから、次から次に、いろんな症状が現れました。それはチェルノブイリの村々の人々とまったく同じ……次々に症状が現れています。脇の下が、一晩も痛いときは気持ち悪いです。場所もね、放射能が高い時に、私たちは決定的な被曝をすでにしてるんです。そのうえに私たちは内部被曝を毎日させられてるんです。ですから、大飯原発再稼働は絶対にしてはならないものです。準備がないのに、やるっているとことに罪はあるんです。その上に、事故が起こったら、それ以上の罪を重ねていくことになるんです。福島が示しているんです。そのことを、ちゃんと受け取ってください」

 5人目は若い女性。
 「いま、福島の女性たちの話を聞いて、すばらしいと思われませんでした? この1年で福島の女性は、人類創生から勉強し直したんです。すべてを学び直したんです。どれほど人間が愚かかっていうことを学び直したんです。いつもいつも争いが絶えず、その中で最悪のものを掘り出し……ウランというものですね……それを、私たちは使い出したことです。そのことを、科学者以上に、みなさん、学んでいるんですよ。わたしたちは命がけです。ほんとうです。嘘だと思ってらっしゃるかも知れないですが、もう、命がけで(抗議行動に)通っています」

 次に立ったのは、最初に代表として抗議文を読み上げた高橋幸子さん。
 「……(避難の手段がなく)家で泣くなく、被曝しようということで、一ヵ月ちょっと、孫と娘と3人で(嗚咽)……子どもを守りたいというのが、私の中であるんですね。除染にお金をかけるなら、子どもたちを、とにかく疎開させるのに使ってほしいのです」

 7人目の方はダイ・インを企画した黒田節子さん。
 「私たちは不安の中で暮らしています。どうか、想像してください。たとえば、洗濯物、外に干せない。布団を干せない。深呼吸ができない。私は孫がいますが、孫を福島県内に呼ぶことはできないです。放射能が高いのです。そういう中でね(涙をこらえながら、言葉を詰まらせ、いったん上を見上げあと)プールがまた始まります。プールには、いっぱい、こう、ついてるんです。コンクリートのところに。あれ、取れないんです。ちょっとくらい、こうやったって。そこで、いっぱいセシウムがたまっています。プールの水自体も怖いし。被曝しているですよ、私たちは。とくに子どもたちは危ないです。そこらへんのところが勉強されて分かっるんと思うですがね、わたしたちは、反対に。放射能の怖さについて。福島のことをもっと知ってください。そうすれば再稼働の再の字も出ないはずです。人間として対応してください」

 8人目の方は、その場にいない野田首相に向かって……。
 「野田佳彦総理大臣! あなたはどこを向いてるんですか? どこを向いて、政策を決めようとしているんですか? 私たちを少しも見ていません。経済優先、安全だからという薄っぺらい言葉ひとつで、また再稼働しようという、この薄っぺらな総理大臣、許せません。責任をとる、最終責任は私ですとおっしゃったました。最終責任って何ですか、ゴーサインを出すってことだけですか? あとの責任は、どう取るんですか? 終身刑を通すとまで言えますか? 不誠実きわまりない総理大臣だと私は思ってます」
 
 内閣府の要請活動を終えたあと、首相官邸前で、首都圏の女性ら50人とともに、チェロのアベマリアの生演奏が流れる中、官邸前でのダイ・イン。

 官邸前には、歌手の加藤登­紀子さんが駆けつけ、社民党の福島瑞穂党首もダイインに参加した。

Posted by 大沼安史 at 05:57 午後 |

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