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2012-06-27

〔被曝受難〕 ニューヨーク・タイムズ 福島沖のタコ・ツブ販売を詳細報道 /福島産を買ってくれないのではないかと恐れる漁師たち……/★ 「東電が20キロ海域での独立した海洋調査を拒否していることが、さらなる疑惑を呼んでいる」

 Fears Accompany Fishermen in Japanese Disaster Region 
 By HIROKO TABUCHI Published: June 25, 2012
 → http://www.nytimes.com/2012/06/26/world/asia/fears-accompany-fishermen-in-japanese-disaster-region.html
 (◇は大沼)
 ニューヨーク・タイムズの取材に対し、相馬双葉漁協の南部房幸組合長がこう語っていた。

 「福島産のサカナを買ってくれるか保証はないので、われわれはまだ恐れている。しかし、このまま何もしないでいるわけにはいなない」
 “We’re still fearful, because we do not have any guarantee that anyone will ever buy fish from Fukushima again,” he said. “But we can’t stay idle forever.”

 (◇ 福島の漁師のみなさんの気持ちを思うと、胸が痛む)

 タイムズ紙はまた、「多くの日本人は政府の放射能測定結果を不安な目で見ている」と指摘した上で、こんな事実を暴露している。

 なんと東電が、20キロ圏内海域での独立した(第3者)調査チームによる海洋調査を拒否している――というのだ!

 タイムズ紙は、そうした東電の調査拒否が疑惑の火に油を注いでいる、と厳しく批判している。

 ……Many Japanese are wary of the government’s assurances about test results, and Tokyo Electric has made people more suspicious by refusing to let independent experts survey waters inside the roughly 12-mile exclusion zone around the plant.

 (◇ フクイチの地上・地下からは、放射能汚染水の海用流出が続いているものとみられる。福島の漁師たちの受難は、なおも続く恐れがある)

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◎参考: 

◇ 東京新聞 福島沖のタコ、ツブ貝販売 相馬のスーパー
 25日夕刊 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012062502000200.html

 福島県沖で水揚げされたタコとツブ貝の販売が二十五日、福島県相馬市のスーパーや小売店などで始まった。福島県沿岸で取れた魚介類の販売は、東京電力福島第一原発事故後、初めて。

 相馬市のスーパー「中島ストア」では、ミズダコとツブ貝計約三十キロを入荷。「販売開始 セシウムは検出されませんでした」と表示し店頭に並べた。価格は通常より四割程度安く、タコは百グラム当たり九十八~百四十八円。

 ミズダコを二パック購入した相馬市の農業斗蔵満(とくらみつる)さん(63)は「今日は買うと決めていた。地元だから応援しないと。刺し身でおいしく食べる」と話した。

 相馬双葉漁業協同組合(相馬市)が二十二日の試験操業で水揚げし、市内の加工業者がボイル加工。放射性物質が検出されないことを確認し、出荷した。福島県漁業協同組合連合会は、売れ行きや市場価格を調べる「試験販売」としている。

 販売対象は、ミズダコ、ヤナギダコ、シライトマキバイ(ツブ貝)の三種類。相馬市の沖合約五十キロ、水深一五〇メートル以上の海域で取れたもので、いわき市や郡山市など県内市場にも出荷した。

 二十七日にも試験操業を行い、販売を県外に拡大する予定。

◇ 河北新報 試験操業で漁獲の相馬沖魚介類、店頭へ「待ちわびた」敬遠も
 26日朝刊 → http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120626t63006.htm

 福島第1原発事故で休漁し、試験操業で漁獲された福島県相馬市沖のタコとツブ貝が25日、相馬、福島両市のスーパーや魚店で販売された。原発事故で漁の全面自粛となった県沖の魚介類が店頭に並ぶのは1年3カ月ぶり。相馬市のスーパーでは地物の味を待ちかねた客が次々に買い求めてほぼ完売し、漁復活に向けて一歩を踏み出した。

 相馬市のヨークベニマル相馬黒木店には、ボイル加工されたタコ、ツブ貝がトレーに入れられて陳列された。タコの価格は100グラム当たり128~148円で、同店に並ぶ国産の半値。消費者の反応を見ようと、価格を抑えて売り出された。

 相馬市の主婦斎藤照子さん(77)は「待ちわびた味。これで浜も活気づけばいい」と話し、タコを試食して買い物かごに入れた。

 ヨークベニマルは同店と市内のもう1店でタコ78キログラム、ツブ貝35キログラムを仕入れた。夕方までにはほぼ売り切れ、「地物を望む人が多く、反応がいい。次回は宮城県南でも販売したい」と言う。

 タコはミズダコとヤナギダコ、ツブ貝はシライトマキバイで相馬双葉漁協(相馬市)が22日に相馬市の50キロ沖で漁獲した。検査で放射性物質が検出されなかったことを受け、加工して計680キログラムを出荷。相馬市の11店のほか、福島市で販売された。

 販売好調だった一方で敬遠する消費者も。2児の母で3人目を妊娠中という相馬市の主婦(28)は「原発事故前は国産や地元産の物を食べたが、今は逆。特に海の物は心配で買えない」と語る。

 水産卸のいわき魚類(いわき市)は「休漁で地物の水揚げがなく、いわきでも相馬産の引き合いはあるが、いわき市の小名浜港に揚がったカツオが風評被害で東京の築地市場で値が付かなかったこともあり、首都圏での販売は厳しいのではないか」とみる。

 相馬双葉漁協の南部房幸組合長(78)は「安全性には自信を持っている。浜の現状を理解してもらい、多くの消費者に買ってもらいたい」と話した。次の試験操業は27日で、検査で基準値を下回れば県外向けにも出荷される見通しだ。2012年06月26日火曜日

Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 |

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