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2012-06-28

〔世界の破局・4号機核燃プール〕★★★★★ スイスのシステム解析企業が「フクイチSFP4」のリスクを分析し、国際社会に対し、4項目の緊急提言! / ①各国政府・機関はただちに核火災の可能性を解析し、結果を公表せよ②リスクがあると判断したら、ただちに核燃料の取り出し・防護を加速せよ③世界の産業界は非常事態対処計画の策定を開始せよ④とくに日米両国民は当局に圧力をかけ、リスク評価と地震対策などの策定を急がせろ /◇ 世界の運命はいまや、フクイチSFP4対策にかかっている!

 「フクイチ4号機核燃プール」による破局的な事態がどのようなインパクトを与え得るか――複雑系システム解析の「ホロファイ(Holophi CH AG)」社(本社=スイス・メッゲン)が評価報告書を公表した。
 → http://www.holophi.ch/resources/Holophi-Special-Report-on-Fukushima-SFP-4-r.pdf (◇は大沼)

 「ホロファイ」社がSFP4に注目したのは、4号機核燃プールにおける破局的な事態がフクシチの他の核燃プールや原子炉に、「滝のように」拡大し、放射性物質の大放出につながりかねないため。
 Thus, a catastrophic failure of the unit 4 spent fuel pool could potentially cascade into additional releases
from the other spent fuel pools and reactors.

 それが日本国内を超えて、世界各地にどう広がるかは、大気・潮流の条件によるが、深刻な潜在的な放射能汚染の危機が存在ることだけは確か――と報告書は警告している。
  We can conclude at this point only that the potential exists for severe additional contamination of Japan, parts of the Pacific ocean, and other parts of the world due to atmospheric and ocean transport.

 報告書は2つの破局シナリオを提起している。

 ひとつは、SFP4のセシウムとストロンチムの10%が環境に放出されるケース。これだと、昨年の3・11の3~10倍のものが放出される。

 もうひとつは、SFP4のセシウムとストロンチムの100%が環境に放出される事態だ。こうなると、昨年の3・11の30~100倍の放出量に達すると、報告書は指摘している。

 こうした放出量の推定はともかく、この報告書で最も注目されるのは、SFP4に対して、今、何をなすべきか、次の4項目を緊急提言していることだ。

 1.高度なモデル解析力を持つ各国政府および諸機関はただちにSFP4の熱レベルと、核燃プールが損傷したときの核火災の可能性について解析し、結果を公表しなければならない。(ホロファイ社はSFP4の熱レベルは昨年の3・11当時の2メガワットから半減し、1メガワットになっており、それでも核火災の可能性が残っているとしている)

 2.解析の結果、重大な核火災の可能性があり、今後数ヵ月以内に放射性物質の大放出の可能性があると分かったら、ただちに、核燃プールの核燃料を他に移すか、(あるいは同時に)核燃料の保護をするか、加速的な取り組みをしなければならない。

 3.日本での(からの)放射性物質の大放出によって影響を受ける恐れのある関係産業は、こうした将来的な破局に備え、非常事態対処計画を策定しなければならない。地震その他でSFP4が倒壊することになれば、事態が急激に展開し、そこには最早、対策を考える時間はなくなる。

 4.とりわけ日米の人びとは、当局に対し、正確で正直なリスク評価を行ない、地震その他による、SFP4およびその他フクイチ核燃への新たな損傷に対処する計画を策定し、危機を軽減する活動を加速するよう圧力をかけなければならない。

 ―― この警告はまったくその通りであって、このまま日本政府・東電が「場当たり・先送り」を続けていけば、国際社会の危機感と日本に対する非難はますます増大することになるだろう。

 
Our recommendations based this bounding analysis are as follows:

1. Governments and other organizations with advanced modeling capabilities should immediately conduct an analysis
of SFP waste heat levels and the possibility of radiological fire in the event of SFP 4 failure, and make the

results publicly available.

2. If there is still a significant possibility of radiological fire and large  additional releases of radioactive
material within the coming months, immediate action should be taken to accelerate removal and/or protection of 

the SFP 4 contents. Although the technical challenges of such an operation are enormous, the potential impact of
a failure is great enough that international resources should be quickly mobilized to address this issue.

3. Industries  potentially affected by major additional radioactivity releases in Japan should draw up contingency plans to prepare for the impact of further events. If an earthquake or other event results in SFP 4 collapse, events will unfold very quickly leaving no time for emergency planning.

4. Members of the public, particularly in Japan and the U.S., should pressure authorities  to perform accurate
and honest assessments of risks, to prepare plans to handle further earthquakes or other damage to SFP 4 and the
rest of the plant, and to accelerate mitigation activities.

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 |

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