〔被曝受難・NEWS〕福島民友 本年度は西部から着手 環境省の飯舘村除染
環境省は24日、東京電力福島第1原発事故で全村が計画的避難区域に指定されている飯舘村の除染実施計画を発表した。
本年度は村の4割に当たる西部から除染を始め、2013(平成25)年度は東部で除染完了を目指す。避難区域の見直しの議論が大詰めを迎える中、南部の長泥、蕨平(わらびだいら)両地区など年間被ばく線量が50ミリシーベルトを超える地域について、同省は「除染モデル実証事業の結果を踏まえて方向性を検討する」として、スケジュールを示さなかった。
国が直轄で除染する県内の特別地域11市町村のうち除染実施計画が示されるのは田村、南相馬、楢葉、川内の4市町村に続いて5例目。計画的避難区域では初めて。
村は、除染で出る汚染土壌などの仮置き場を国有林の土地1カ所に確保。同省は除染開始時期について「村と調整して決めたい」としているが、西部で事前調査に入っており、早ければ8月にも作業を始める見通し。 (2012年5月25日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 02:23 午後 | Permalink