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2012-05-25

〔毒を盛った犯人が毒を推計・NEWS〕 東電がフクイチ核毒放出量(推定)を「公表」(まとめ)

◎ 東電発表資料 福島第一原子力発電所の事故に伴う大気への放出量推定について(発表文)
(平成24 年5 月現在における評価)
 平成24 年5月24 日 → http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120524j0101.pdf

 報告書 → http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120524j0105.pdf

 ★ 同時に発表された 海洋(港湾付近)への放射性物質の放出量推定について(同)
(平成24 年5 月現在における評価)
 平成24 年5月24 日 → http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120524j0102.pdf

◎ 産経新聞 福島第1原発、放射性物質90万テラベクレル放出 東電が初の試算公表
  → http://sankei.jp.msn.com/science/news/120524/scn12052423350000-n1.htm

◎ 中国新聞 大気放出は90万テラベクレル 東電、原発事故で試算
  → http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201205250103.html

◎ 読売新聞 2号機の容器損傷、最大汚染放出源に…東電推定
 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120524-OYT1T01150.htm

◎ 産経新聞 福島第1原発、放射性物質90万テラベクレル放出 東電が初の試算公表
  2012.5.24 23:34 → http://sankei.jp.msn.com/science/news/120524/scn12052423350000-n1.htm

 東京電力は24日、福島第1原発事故翌日の昨年3月12日から同31日までの放射性物質の総放出量が約90万テラベクレル(テラは1兆)とする試算結果を公表した。経済産業省原子力安全・保安院の試算の1・87倍、520万テラベクレルが放出されたチェルノブイリ原発事故の約17%にあたる。東電が試算を示すのは初めてで、これまでの推計で最も高くなった。

 東電はモニタリングポストで計測された放射線量の変化などから、放出された放射性物質の量を試算。各号機の放出は2、3号機で4割ずつ、1号機から2割とし、4号機からの放出はないとした。

 福島県飯舘村など北西方向への汚染は、3月15日朝と夜に、2号機から放出された計約10万テラベクレルのヨウ素131などが、風向や降雨で沈着したと推定。1、3号機の水素爆発の影響は小さいとの見方を示した。

 一方、海への放出は調査を始めた昨年3月26日から9月末までで、高濃度汚染水の流出を含む約1万8千テラベクレルと試算した。

 総放出量は保安院と内閣府原子力安全委員会も試算し、保安院は今年2月に48万テラベクレル、安全委も昨年8月に57万テラベクレルとの結果を公表している。

◎ 中国新聞 大気放出は90万テラベクレル 東電、原発事故で試算
  → http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201205250103.html

 東京電力は24日、福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質の量が昨年3月だけで90万テラベクレル(テラは1兆)に上るとの試算を明らかにした。ほとんどは高温で破損した原子炉格納容器から漏れ出た。特に3月15、16日の2日間で2、3号機から少なくとも計34万テラベクレルが漏えいした。

 東電の試算は、経済産業省原子力安全・保安院が試算した48万テラベクレルの1・8倍、原子力安全委員会の57万テラベクレルの1・5倍にあたる高い数値。国際原子力機関(IAEA)が試算した旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の放出量520万テラベクレルの6分の1に相当する。

 東電は東日本大震災で事故が発生した翌日の3月12~31日を対象に、原発周辺のモニタリングポストで測定した線量値や文部科学省の土壌汚染データなどを基に放出量を試算した。

 公表されたデータによると、各号機の格納容器から放射性物質を含む蒸気を外部に排出するベントでは計約1400テラベクレルが放出された。12日に1号機建屋が爆発した際には4600テラベクレルが、14日に3号機建屋が爆発した際は1060テラベクレルが大気中に出た。15日の4号機爆発時の放出量は測定できなかった。

 事故発生から数日後には1~3号機の格納容器が高温で劣化し破損。2、3号機の格納容器上部から蒸気とともに大量の放射性物質が漏れ出た15、16日が放出のピークとなった。このうち2号機では15日の2度の測定で計16万テラベクレルが、3号機では16日午前10時から3時間で18万テラベクレルが漏れた。4号機燃料プールからの放出はほとんどなかった。

 福島県飯舘村など第1原発から北西の地域では、このピーク時の放射性物質の流れと降雨が重なり、地表に沈着した。東電は「ベントによる北西地域の土壌汚染への影響は少なかった」と分析している。

 90万テラベクレルのうち1万8千テラベクレルが9月までに海に降下したり、原発敷地内にたまった汚染水として海洋放出されたりした。

 保安院や原子力安全委の試算より高い数値になった理由については「計算方法の差で、今後評価が必要」としている。

◎ 読売新聞 2号機の容器損傷、最大汚染放出源に…東電推定
 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120524-OYT1T01150.htm

 東京電力は24日、福島第一原子力発電所事故で、福島県飯舘村などに最大の土壌汚染をもたらした昨年3月15日の放射性物質の放出は、2号機の格納容器の損傷が原因とみられると発表した。

 1~3号機から環境中に放出された放射性物質の総量(ヨウ素換算)は90万テラ・ベクレル(1テラ・ベクレルは1兆ベクレル)と推定され、政府試算の1・2~1・9倍になった。

 推計の対象は昨年3月12~31日。4月以降の放出量は3月の1%未満とみられるため含めていない。放出量は、敷地内で計測された放射線量などから逆算して求めた。線量が上がった際の各号機の圧力変化などを調べ、放出源も推定した。

 福島第一原発から約30キロ離れた飯舘村などへの汚染は、3月15日に2号機から放出された16万テラ・ベクレルが原因とされた。格納容器の圧力が同日未明に設計値の約1・5倍にあたる7気圧を超え、容器上部のつなぎ目などが損傷して漏出した可能性が高い。同日午後には北西向きの風となり、夜に降った雨で土壌汚染につながった。

(2012年5月24日21時57分  読売新聞)

Posted by 大沼安史 at 07:41 午前 |

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