〔東京新聞〕「スイシンジャー」谷中に現る!! 来月2日、原発考える集会/◇ ♪ ゲット、ゲット、ゲット、原発マネー!
原発を考えるイベントが六月二日に台東区谷中で開かれ、若手芸人がふんする原子力ムラの平和を守るお笑いヒーロー「絶対!原子力戦隊スイシンジャー」が登場する。インターネットで話題の動画作品を上映するほか、路上ライブもあり、主催する地域住民らは「気軽にのぞいてほしい」と呼び掛けている。 (中山洋子)
スイシンジャーとは原子力ムラを擬人化した「東電レッド」「経産省ブルー」「マスコミホワイト」の三人組で、正義の味方よろしく登場して反原発勢力の「怪人」をやっつける。反原発コント集団「尾米(おこめ)タケル之一座」が手掛けた。
イベントは「月1(つきいち)原発映画祭+交流カフェ」と題した催しで、「原発」都民投票ひがしが主催する。
原発再稼働の是非を問う都民投票の実現を求める署名活動で知り合った文京、台東区などの住民たち約十人でつくる。三十代から六十代と年齢も幅広く、職業もさまざまだが「署名集めが終わってからも、話し合う機会が欲しいね」と相談。谷中の民家を会場に、先月から草の根の原発映画を上映し、交流を広げている。
原発政策をやゆする内容のスイシンジャーの動画が、ネットで話題を集めており、今回は尾米タケル之一座のスイシンジャーシリーズの作品を紹介する。一座のトークライブのほか、上映前に路上ライブも予定する。
主催グループのメンバーで、台東区在住の編集者植松明子さん(53)は「震災以降に初めて原発に関心を持った人も多いはず。気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
二日午後五時から、谷中の「夕やけだんだん」(JR日暮里駅西口徒歩三分)で、約十分間の路上ライブ(雨天中止、無料)。午後六時から「谷中の家」(台東区谷中三の一七の一一)で上映会とトークライブなど、参加費三百円。定員三十人(要予約)。予約・詳細は、「原発」都民投票ひがしのブログ(http://www.jtgt.info/)で。
Posted by 大沼安史 at 02:15 午後 | Permalink