〔国会事故調・佐藤雄平知事〕福島民友 県、津波対策機会逃す 保安院が必要性打診/◇ 佐藤知事は「その時点では知らなかった」と述べ、知事に情報が届かないまま導入が判断されたことを示唆。県が津波対策を国や東電に迫る絶好の機会を逸し、原発事故に至った可能性が浮上
国会の東京電力福島第1原発事故調査委員会は29日、佐藤雄平知事からの参考人意見聴取を福島市で公開で実施。事故調側はこの中で、県が2010(平成22)年にプルサーマル導入を認める過程で、経済産業省原子力安全・保安院が県に対し、3号機の津波対策の必要性を打診していたことを明らかにした。
指摘に対し佐藤知事は「その時点では知らなかった」と述べ、知事に情報が届かないまま導入が判断されたことを示唆。県が津波対策を国や東電に迫る絶好の機会を逸し、原発事故に至った可能性が浮上した。(2012年5月30日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 09:43 午前 | Permalink