〔原発自殺〕福島民友 「不明男性、遺体で発見 避難生活を苦に自殺か」/◇ 「スーパーから300メール離れた」「一階でひも……」 ディテールの記述から、地元紙記者の静かな怒りが伝わってくる……
東京電力福島第1原発事故に伴い警戒区域となった浪江町で27日、一時帰宅中に行方不明となっていた自営業男性(62)は28日、男性所有の同町権現堂の倉庫内で遺体で発見された。
双葉署などは、現場の状況や男性の生前の言動などから、長期化する避難生活を苦に自殺した可能性が高いとみている。
同署によると、発見されたのは、JR浪江駅近くにあるスーパーから南西に約300メートル離れた鉄骨2階建ての倉庫。
同日午後0時30分ごろ、1階でひもで首をつった状態の男性を、捜索中の消防団員が発見、同署に通報した。遺書はなかったという。
関係者によると、男性は「生きていても仕方ない」「夜はよく眠れない」などと言っていたといい、睡眠導入剤などを服用。一時帰宅の際、妻には「避難先に戻りたくない」などとも話していたという。金銭的な悩みも抱えていたとみられる。服装は行方が分からなくなった時の上下紺色のポロシャツとズボン姿だった。
政府の原子力災害現地対策本部によると、男性は27日の一時帰宅で、福島市の避難先から妻と共に同町の自宅と経営するスーパーに立ち寄って以降、行方不明となっていた。28日は、双葉署などの警察官や消防団、同町関係者165人態勢で捜索を再開した。(2012年5月29日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 | Permalink
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