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2012-05-28

〔国会事故調・菅直人氏聴取〕海水中断指示「東電から官邸に派遣された人が自分の判断で行ったことだ」/「今回の事故を経験して最も安全なのは原発に依存しないこと」/「私の気持ちでは、叱責というつもりは全くない。『命をかけても頑張っていただきたい』ということは強く言った」/戦前の軍部にも似た原子力村の組織的な構造、社会心理的な構造を徹底的に解明して、解体することが原子力行政の抜本改革の第一歩だ」

 ・ 産経新聞 海水注入の中断指示「東電の意向、私の意向とは違う」
   → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000558-san-pol

  菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で、福島第1原発1号機への海水注入の中断を指示したとされることについて、「私が止めたと批判されたが、東電から官邸に派遣された人が自分の判断で行ったことだ。官邸の意向、首相である私の意向とは違う。そこは区別してほしい」と反論した。

 ・ 産経新聞 「国家機能、崩壊しかねなかった」脱原発依存を主張
   → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000580-san-pol

  菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で、「今回の事故で最悪の場合、首都圏3千万人の避難が必要となり、国家の機能が崩壊しかねなかった状況にあった。テロや戦争なども含めて人間的要素まで含めて考えれば国家崩壊のリスクに対応できる安全性確保は不可能だ。今回の事故を経験して最も安全なのは原発に依存しないこと。脱原発の実現だと確信した」と訴えた。

 ・ 産経新聞 東電本社での恫喝「夫婦げんかより小さな声」
  → http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/565030/

  菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で、事故発生直後に東電本社に乗り込んだ際の発言について、「私の気持ちでは、叱責というつもりは全くない。『命をかけても頑張っていただきたい』ということは強く言った。『現場としても逃げ切れないですよ』ということも言った。しかし、叱責という気持ちは全くなかった」と述べた。さらに、「やや厳しく受け止められたとすれば、私の本意ではない」とした上で「私の夫婦げんかよりは小さな声でしゃべったつもりだ」と説明した。

 ・ 産経新聞 「原子力村に反省なし」解体を主張
  → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000579-san-pol

  菅直人前首相は28日午後の国会の東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)で「(東電と電気事業連合会を中心とした)『原子力村』は今回の事故に対する深刻な反省もしないままに、原子力行政の実権をさらに握り続けようとしている。戦前の軍部にも似た原子力村の組織的な構造、社会心理的な構造を徹底的に解明して、解体することが原子力行政の抜本改革の第一歩だ」と主張した。

Posted by 大沼安史 at 07:19 午後 |

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