〔仙台 国見の丘から〕 70日ぶりの鼻血 または女子高生、「望美」の叫び
昨夜、7時過ぎに、鼻血が流れた。70日ぶり。
フクイチ発の「みえない雲」に襲われ、「みえない(黒い)雨」が降って――鼻血。
部屋を閉め切り、ベッドの横にHEPAフィルターの空気清浄機をおいて、横になった。
寝ていても、鼻血が断続的に続いた。眠っていても。流れて目が覚める。
2月の最盛期(?)と比べ、量は少ないが……。
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一夜明けて。
きょう、土曜日。
北日本は、恵みの西風。
ありがたい!
→ http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html
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風下になるのは、なにも仙台だけではない。フクイチ発のプルームは、茨城経由で首都圏を襲い続けている。
仙台が風下になるということは、たとえば南相馬や相馬など、福島の浜通りの北側も、(至近の)風下になる、ということである。
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先日、相馬高校の女生徒たちによる演劇「今 伝えたいこと(仮)」をDVDで観る機会を得た。
自死した「望美」が舞台から、最後の最後に叫んだ、言葉が耳に残る。
「ねえ、誰か、私たちを助けてよ!」――
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/05/post-b08d.html
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彼女たちはカナリナなのだ。
あるいは、仙台にいるわたしも。
いや、フクイチの風下に立つ者の、すべてが。
いのちの未来に警告を発する、炭鉱のカナリア。
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わたしも、日本の「国」に対して、叫びたい。
彼女たち――いや、私たち――風下のカナリアのいのちと未来を守るため、若い人たちがこれからずっとつないでゆくいのちの流れを守るために、核の活火山と化したフクイチをなんとしてでも制圧してください!
原子力学会のみなさんにもお願いする。
学会の総力を挙げて、フクイチの放出を止めていただきたい。
そして、4号機と3号機の、核燃プールの中のものを取り出してほしい。
これは、もちろん、東電に対するお願いでもあります。
止めてください!
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今朝方、鼻血をぬぐったペーパーを、トイレに流した。
一瞬――
白地に赤い、日の丸のように見えた。
Posted by 大沼安史 at 08:18 午前 | Permalink