〔仙台 国見の丘から〕 フクイチで勝つことが先だ!
「フクシマ」を記録する「(まさに!)ライフワーク」の本日分ブログ掲載をひとまず終えて、ソファーにへたりこみ、ちょっと休んでから起きあがった。
スイス気象台の「みえない雲」拡散予報をのぞく。
午後6時。
ああ、やはり、首都圏を直撃。
→ http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html
東京とその周辺には、ぼくの大事な人が多いから、心配だ。
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夕空晴れた仙台。
机の前の窓を開けて、夕風を通す。
きょうは胸の奥深くまで呼吸できて、楽だ。
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今朝の東京新聞の特報面に、ぼくのコメントが掲載された。フクシマと東京五輪問題の特集記事。
そこでぼくは、東京オリンピックよりも、フクイチ核火山を抑え込む方が先だ、とコメントした(はずだ。まだ読んでいない……)。
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かりに2020年、東京五輪Ⅱが実現したとしても、被曝症状が顕在化した中での「美と健康の祭典」になるだろう。
このままでは、フクイチのプルームが襲い、死の灰が舞う、「光と希望の祭典」になるだろう。
金銀銅のメダルを競う「世紀の祭典」は、プルトニウムやストロンチウム、トリチウムなどフクイチ発の核種が脅威のほどを競い合う「放射能の地獄」の中で、過酷な現実を華やかさで眩惑しながら、開催されることになるだろう。
再稼働した柏崎や福島第2から届く「原子の光」が、競技会場を輝かすことだろう。
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そんなことでいいのか? そんなんでいいのか?
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腰の激痛、むくんで太くなった、象さんのような足、尿の出が悪い。そして鼻血――。
私的なことだが、昨日の夜、この年になって――63歳にもなって、はじめて、「祈る」って、どういうことなのか、わかったような気がした。
祈った! とくに気負いもなく!
祈りの中にあって、祈りそのものになることができた(ような気がした)
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フクイチからの放射能の放出を止める! 4号機核燃プールから核燃を取り出す!
みんなで、力を合わせ、この苦境に立ち向かい、被曝を最小限に抑え込みながら、みんなで、日本人として生きのびてゆくため、活路を見出す!
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わたしたちみんなの――まさにライフワーク……いのちがけの取り組み。
それは「フクシマの核惨事」に勝つことだ!
少なくとも負けないことだ!
この国の興廃は、五輪の招致合戦にあるのではなく、フクイチでの、この、わたしたちのいのちをかけた、いのちがけの一戦にある。
Posted by 大沼安史 at 06:43 午後 | Permalink