« 〔◎◎◎ 5月30日 INDEX 見出し一覧 ☆☆☆〕 | トップページ | 〔みえない雲警報〕スイス気象台によると、本日(31日 木曜日)は、低層の気団が朝からフクイチ周辺に滞留、夕方以降、浜通りを北上し、夜になって宮城県南の沿岸最南部をうかがうが、広く拡散することはない。関東にあった中層(500m)の気団は、朝から吹き戻されて北上を開始し、夜には宮城県を覆う。 »

2012-05-30

〔仙台 国見の丘から〕 フクイチで勝つことが先だ!

 「フクシマ」を記録する「(まさに!)ライフワーク」の本日分ブログ掲載をひとまず終えて、ソファーにへたりこみ、ちょっと休んでから起きあがった。

 スイス気象台の「みえない雲」拡散予報をのぞく。

 午後6時。

 ああ、やはり、首都圏を直撃。
 → http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html

 東京とその周辺には、ぼくの大事な人が多いから、心配だ。

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 夕空晴れた仙台。

 机の前の窓を開けて、夕風を通す。

 きょうは胸の奥深くまで呼吸できて、楽だ。

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 今朝の東京新聞の特報面に、ぼくのコメントが掲載された。フクシマと東京五輪問題の特集記事。

 そこでぼくは、東京オリンピックよりも、フクイチ核火山を抑え込む方が先だ、とコメントした(はずだ。まだ読んでいない……)。

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 かりに2020年、東京五輪Ⅱが実現したとしても、被曝症状が顕在化した中での「美と健康の祭典」になるだろう。

 このままでは、フクイチのプルームが襲い、死の灰が舞う、「光と希望の祭典」になるだろう。

 金銀銅のメダルを競う「世紀の祭典」は、プルトニウムやストロンチウム、トリチウムなどフクイチ発の核種が脅威のほどを競い合う「放射能の地獄」の中で、過酷な現実を華やかさで眩惑しながら、開催されることになるだろう。

 再稼働した柏崎や福島第2から届く「原子の光」が、競技会場を輝かすことだろう。 

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 そんなことでいいのか? そんなんでいいのか?

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 腰の激痛、むくんで太くなった、象さんのような足、尿の出が悪い。そして鼻血――。

 私的なことだが、昨日の夜、この年になって――63歳にもなって、はじめて、「祈る」って、どういうことなのか、わかったような気がした。

 祈った! とくに気負いもなく! 

 祈りの中にあって、祈りそのものになることができた(ような気がした)

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 フクイチからの放射能の放出を止める! 4号機核燃プールから核燃を取り出す!

 みんなで、力を合わせ、この苦境に立ち向かい、被曝を最小限に抑え込みながら、みんなで、日本人として生きのびてゆくため、活路を見出す!

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 わたしたちみんなの――まさにライフワーク……いのちがけの取り組み。

 それは「フクシマの核惨事」に勝つことだ!

 少なくとも負けないことだ!

 この国の興廃は、五輪の招致合戦にあるのではなく、フクイチでの、この、わたしたちのいのちをかけた、いのちがけの一戦にある。

Posted by 大沼安史 at 06:43 午後 |

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