« 〔国会事故調・枝野官房長官聴取・報道記録〕朝日新聞 / ★★★ 枝野氏「情報発信、国民とずれ」 国会事故調参考人招致/◇ 枝野氏は昨年3月13日の記者会見で「メルトダウンは十分可能性がある」と語ったことを根拠に、「可能性を否定することを申し上げてないし、炉心が溶けているのは大前提で対応していた」と説明。東電が認めたのは5月12日だったため、国民の認識とのずれを指摘されると「炉心溶融はない、という印象を与えたら私の真意ではない」と釈明した。 | トップページ | 〔Fukushima Diary〕★★★ トリチウム 脱塩装置のガンマ線核種総計の34倍も  »

2012-05-28

〔国会事故調・枝野長官証言のミステリー〕枝野長官 3・13の「メルトダウン可能性高い」発言は「3月13日の午前」の記者会見で、と言明。★★★ しかし、官邸の録画ビデオには、その「重大発表」発言はない?! 記者とのやりとりにも? 冒頭の発言では、逆に「少なくとも燃料の部分のところは水で覆われている状態になっていると合理的に判断される状況」(冷却続行で炉心溶融を回避)と強弁している!

 ◇Fukushima Dairy掲載の国会事故調ビデオ(IWJ)ビデオ(開始9分30秒過ぎ~)で、枝野氏は「3月13日午前」の会見での記者とのやりとりを、「議事録」(これは、あったんだ!)を、こう陳述している。
 → http://fukushima-diary.com/2012/05/edano-former-chief-cabinet-secretary-admits-he-knew-melt-through-on-3132011/

 「1号機で炉心溶融が起きたのか」という記者のお尋ねに対して、「これは十分、可能性がある」――ということで、当然、炉の中だから確認できていないが、その想定のもとに対応しているし、今回も可能性があるという前提で対応している」。
 問いの方は「炉心溶融が起きてるか」という問いに対してのお答えです

 これを根拠に枝野氏は、3月13日午前の時点ですでに「メルトダウンの可能性に言及している」と大見栄を切ってみせたわけだ。(しかし、国民は昨年の6月7日になってようやく、政府発表を聞いて、「メルトダウンが起きた、そういう大事故だったんだ」と初めて理解した……)

 枝野氏の上記、釈明は会見議事録を引用したものだから、当然、官邸ホームページの会見録画ビデオに記録されているはず。

 そこで、昨年3月13日午前の会見ビデオを視聴してみた。
  → http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4490.html
 
 ところが、そんなやりとりはない! (わたし=大沼の見落としか??)

 万が一、会見冒頭の長官の発言の中にあるのかも知れないと思ってみたが――以下に全文引用したように、ない!
 → http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201103/13_a.html

 いったい、どうしたわけか?

 

◇ 枝野氏の3・13午前の冒頭発言 (太字強調は大沼)→ http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201103/13_a.html

 平成23年3月13日(日)午前 .原子力関連の状況について

 保安院などから既に個別の事実関係等についてはご報告もなされているかと思いますが、改めまして現時点での、特に原子力関連の状況についてまとめて改めてご報告をいたします。まず昨日来特に問題になっております東京電力福島第一発電所1号機の件でございますが、昨日ご報告申しましたとおり、海水を炉に、圧力容器の中に注入する作業が進んでおります。なおこれは地震の影響等によって水位計の数値が必ずしも信頼できるものではないものの、海水の供給がポンプの能力どおりに実施されていることが確認をされております。現時点では、いわゆる圧力容器の内側、いわゆる炉の部分のところについては海水で満たされて、少なくとも燃料の部分のところは水で覆われている状態になっていると合理的に判断される状況になっているところでございます。今後も海水が継続的に供給されることが重要であると思っておりますので、これを確認する体制を強化することといたしております。現在、経済産業大臣の指示により現地に派遣されている原子力安全保安院の保安官による立ち入り、立ち会い確認を強化をすることといたしているところでございます。なお現時点において周辺の放射線モニタリングの数値にも変化は見られておりません。

 福島第一原子力発電所について

 それからもう一点、第一原子力発電所の3号炉の件でございますが、これは従来からその可能性が想定されていたものでございますが、こちらの給水機能が停止をいたしましたので、現在、いわゆる「ベント」と称しておりますが、圧力容器等から圧力を減らすために気体を抜くための作業、そして更に給水をポンプ等によって行なうため作業を行っているところでございます。この空気を抜くという作業と、そしてポンプによって給水をするということが行なわれれば、安定した状態、管理された状態で、これは従来から申し上げておりますとおり、気体の中には身体に影響を及ぼさない程度の放射性物質が含まれますけれども、原子炉の安全性というのを確保した状態で管理できるということになっております。現在、二つの点、気体を抜くための「ベント」という作業、そして給水機能をポンプによって代替するための作業、この両者を行なっているところでございます。

 双葉町住民の被ばくの可能性について

 それから、もう一つ、バスにより避難をした双葉町の住民の皆さんのうち、9名が測定の結果、被ばくの可能性があるという状況になっておられます。9名のうち4名の方が少ない方で1800cpm、多い方で40000cpmの数値が出ておりますが、こうした皆さんについては、表面が汚染をされていると。衣類や被服等に、皮膚等に、表面が汚染をされているということで、この汚染を除去するとともに、その健康、内部被ばくのないこと等を、有無について確認をする健康チェックを進めていただくことということになっております。なお、専門家のご判断によると、こうしたものが表面に付いているという状況に留まるならば、健康に大きな被害はないという報告もいただいております。

 避難状況について

次に、避難状況でございますが、第一原発からの避難でございますが、10km圏内からの避難は、ご病気の方を中心として114名が今残っております。医師等の付添いを始めとして、本来おもちになっている病気との健康管理の手当をしっかりしつつ早期に退避をしていただく段取りを付けております。10kmから20kmの県内におられる17万人余り、18万人弱の皆さんについては、本日早朝から避難を開始をいたしております。福島第二原子力発電所については、3km以内の退避は完了しております。10km圏内からの退避については、3万人余りの皆さんの避難を、本日早朝から開始をいたしているところでございます。

Posted by 大沼安史 at 02:36 午後 |

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