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2012-05-31

〔仙台 国見の丘から〕 ツバメが、来た!

 昼前、ママチャリで丘を下って、買い物に出た。

 いつものスーパーで買い物して、ドアの外に出たときだった。目の前を黒いものが飛んだ。

 そして道路際の電話線の上に。

 くちばしのところが赤い、ツバメだった。

 あっと思って、次の瞬間、右横の軒下に視線を走らせた。

 去年、ツバメの夫婦が子育てした、古巣のある場所に。

 古巣の空き家の手前にツバメがもう一羽いた。巣を作りだしていた。

 これも、口のところが赤い、小さなツバメ。

 たぶん、新婚間もない、若いカップル! 

 もしかしたら、去年、この軒下で育った小ツバメが伴侶を連れて、帰ってきたのかも知れない。

 去年よりおそらく1ヵ月近く遅れての飛来だ。
 
 ことしはもう来てくれないのか、とあきらめかけていたところへ、まるで神様のおくりもののように来てくれた、ツバメの若夫婦。

 燕尾服姿で、軒下デビュー!

 うれしくて、しばらく、2羽の姿を眺めていた。

 半分ほどできあがった巣。

 空中の手づくり――いや、くちばしづくりのマイホームで、やがて赤ちゃんたちが生まれる!

 元気で育ってほしんだけど!

 でも、なんだか、うらやましいなあ。

 ぼくは、ふるさとに舞い戻った、孤独な渡り鳥。

 ふるさとの土に還るつもりが、被曝症状が進んで、またどこかへ飛び出すことばかり考えている。

 でも、このツバメの夫婦のように、とりあえず、国見の丘で、逃げずにひと夏、過ごしてみるか!

 象さんのようにむくんだ足も、そのうち、よくなるだろう。鼻血だって、一度は引いたではないか。

  泥融飛燕子

 ツバメたちの建築作業に負けず、ぼくもそろそろ、次の本の執筆にかかろう。

 きょうで5月は終わり。

 フクイチの核の業火は6月に連なる。

 それでも、いのちは生き続けなければならない。

 若いツバメの夫婦に励まされ、カゴに水と食料品を積み込み、重いママチャリを曳いて、坂道を登り始める。

Posted by 大沼安史 at 07:16 午後 |

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