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2012-04-25

〔平和哲学センター〕☆☆☆ ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010勧告 公式サマリー(概要) 松元保昭・和訳 矢ケ崎克馬解説・監訳 / ◎ ロールズの正義論、国連人権宣言をもとに、ICPPの「功利主義」を批判 「本委員会は、同意なしに放射性物質を放出することは、極微量の放射線量にいたるまで……倫理的に正当化することは出来ないと結論をくだす」

 → http://peacephilosophy.blogspot.ca/2012/04/ecrr2010.html

 ◎ 公式サマリーに、以下のようなくだりがある。

 3、本委員会は、ICRPモデルおよびそれらを根拠としている法制度が包括している原理の倫理的基盤について考察している。ICRPが正当であると主張することは、もはや時代遅れとなっている。

 哲学的理由づけ、とりわけ功利主義的な平均費用-便益計算に基づいていると本委員会は結論する。

 功利主義は、社会と諸条件が公正であるか不公正であるかを識別する能力を欠いており、行為の倫理的正当化の根拠としてはとうの昔に打ち捨てられたものである。

 例えばそれは、個人の利益ではなくもっぱら計算された全体の利益のみを考慮しているのだから、奴隷社会を支持するためにも使われうるだろう。

 本委員会は、(原子力発電の)操業に起因し公衆成員にとって回避可能な放射線被曝問題には、ロールズの正義論あるいは国連人権宣言の基礎となった考え方のように、権利を根拠付ける哲学が適用されるべきだと提案する。

 本委員会は、同意なしに放射性物質を放出することは、極微量の放射線量にいたるまで、小さくとも有限な致死的傷害の可能性がある以上、倫理的に正当化することは出来ないと結論をくだす。

 万一こうした被曝が容認される場合、「集団線量」の算定は関係者すべての活動と時間尺度を考慮して使用すべきであり、そのように全住民を考慮してはじめて危害全体の総和が統合して積算されると本委員会は主張する。……

Posted by 大沼安史 at 07:50 午後 |

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