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2012-04-30

〔福島民報〕「今を生きる」 牛の命守る 「世話になってきた」安楽死同意せず 広野から通い餌やり /「はるこ。えりちゃん」。光秀さんが名前を呼ぶと、待ちかねたように牛たちがすり寄ってくる……

 → http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/04/post_3826.html

 ・ 大熊町の兼業農家池田光秀さん(50)、美喜子さん(54)夫妻(広野町在住)は東京電力福島第一原発事故後も、原発から約6キロしか離れていない牧場に通い、約30頭の牛の世話を続けている。「世話になってきた牛をなぜ、殺さなければいけないのか」。
 
 ・30分ほどで牧場に到着する。「はるこ。えりちゃん」。光秀さんが名前を呼ぶと、待ちかねたように牛たちがすり寄ってくる。震災後に生まれた牛や他の牧場の牛も含め約30頭がいる。原発事故後に生まれた牛は親とはぐれ、やせ細っている。「こいつも自分たちと同じ、原発事故の被害者だ」と感じる。

 ・昨年3月11日の東日本大震災、そして翌日の原発事故で、池田さん夫妻も避難指示を受けた。「これで最後の餌になるかもな。ごめんね、ごめんね」。泣きながら、飼っていた約30頭の牛たちに言葉を掛けた。

 ・昨年9月下旬、町内に自家用車で立ち入りができるようになり、自分の牛を探そうと走り回った。複数の牛を見つけたが、野生化が進み、近づくと一斉に走り去ってしまった。牧場にも初めは牛たちの姿はなかったが、餌箱に繰り返し餌を入れると、徐々に戻って来た。自分が飼っていた以外の牛も交じっていた。

Posted by 大沼安史 at 02:07 午後 |

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