〔★★★★★ 重要証言〕 菅総理元政策秘書 松田光世氏の証言 要約書き起こし /日本の原発には世界的にあたりまえの「コアキャッチャー」(メルトスルー受け皿)が設置されていない。フクイチにもなかった/日本の電力業界、設置が義務付けられたら大変だと今から潰しにかかっている/3号機の核爆発で飛び散った核燃料が4号機に落下、爆発した……/福島から子供たちを救うには知事を代えること
◇えみむめものミラクル夢日記 → http://ameblo.jp/e-miracle/entry-11205781633.html
◇バンビの独り言 → http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/24fae3cd0f8482c11043090d5a95fc01
◎ 本ブログ既報でも一部紹介したが、より詳しい「要約書き起こし」が出たので、以下に紹介します。
(既報) → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/03/2012325-f02a.html
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■ 3号炉の爆発は核爆発。
煙の上がるスピードが音速を超えている。
こういう爆発は水素爆発では起こらない。
多分そうだろう。
広島・長崎についで、福島でも起こってしまった。
東京のホットスポット問題もこれの影響が大きい。
真剣に考えるべき。
日テレの中にも原子力をきちんと知っている人物がいて、 福一から40km離れた場所に定置カメラを設置した。
そのカメラで3号機の爆発をとらえることが出来たが、 爆発後、その映像を昼のニュースで流した後、 夕方のニュ ースでも夜のニュースでも一切流れなかった。
早い段階でナベツネから報道規制がかかり、 担当者は左遷され人事部に飛ばされ休職中となっている。
だが、バンダジェフスキーの講演会に一緒に出演していた。
3号機の爆発は黒煙だが、東電は今日に至るまで白煙と記している。
爆発の映像は無かったことにしている。
■ 3号炉の爆発で燃料棒が飛び散り、
落ちた高温の燃料棒は熱で4号機の建屋を突き破り、
建屋内に入り水素が発生し、4号炉の爆発を誘発したのではないか。
■ アメリカと共同して福一を空爆しようとする計画は事実あった。
我々は最悪の事態に備えて準備もしていた。
冷却材を落とし爆発させない為にコンクリートで固めてしまおうと。
東電が言うことを聞かず、撤退したらその計画を実行しようとしていた。
スリーマイルの時に実際に空爆した部隊を呼ぼうとしていたが、 その時はアメリカの東海岸にいて呼べなかった。
在日米軍に頼んだが嫌がられた。
そのかわりに友達作戦やるから、福一は自衛隊が何とかしろとアメリカから言われた。
しょうがないから自衛隊はヘリで2日間水をまいた。
17日には部隊も駆け付け、今も横田に冷却材がある。
経済産省は反対し、 燃料棒を取り出して温度を下げるように言っていた…。
溶けてボロボロになった燃料棒をどうやって…。
■ 菅さんは、間違いなく経済産業省との意見と違うと言うことで「下ろせ」ということになった。
IAEAでは福島の事故が起こったので、レベル8を作る議論がされている。
■ 東電から発表されている数京ベクレルの放射能の放出の数字は、9割近くが2号炉のものだと認めている。
3号炉の爆発は含んでいない。
しかも、海に漏れた超高濃度排水も含んでいない。
近寄れず計測できなかったと言い訳している。
しかし報告書には「分かっている限りで」ときちんと明記されている。
にもかかわらず、マスコミはその記載を無視し、 チェルノブイリは越えていないと報道している。
■ 3号炉の爆発で燃料棒が飛び散り、
落ちた高温の燃料棒は熱で4号機の建屋を突き破り、
建屋内に入り水素が発生し、4号炉の爆発を誘発したのではないか。
■ 2号炉のメルトスルーを止める為には、 燃料を地下で受け止めるコアキャッチャーという受け皿を作る必要がある。
地下水などと燃料が接触するとまた爆発が起こる。
コアキャッチャーの特許(技術)を持っているのは東芝。
日立は持っていない。
三菱はアレバと組んでフランス※特許を持っている。
世界ではコアキャッチャーを付けることは当たり前になってきてる。
特にヨーロッパ。
フィンランドの原子炉建設の入札では設計条件になっていた。
なので技術を持たない会社は入札すらできなかった。
だから技術を持たない会社は、 コアキャッチャーの決まりの無い国と原子力協定を結ぼうとしている。
トルコなど。
国外ではコアキャッチャーを付けて最高の安全技術ですと言い、
国内では原発はそこそこの安全性でいいことにして、
メルトスルーなどの事故的なそういったことは無しにしましょうと言っている。
(事故は起こらない事にしよう)
そんなことが許されるのかって言ってるんですよね。
原子力規制庁ができて、「コアキャッチャーを付けること」という規制が出来てしまったら、 既存の原発にも付けな くてはならない。
そうなったら大変だと言うことで、 電力会社が今のうちから潰しにかかっている。
コアキャッチャーは最後の砦みたいなもの。
最悪の事態を避ける最低限の設備。
■ 不幸中の幸いで、(地下にたまった)津波の水がコアキャッチャーの替わりをしてくれて、 メルトダウンした燃料が 冷えた。
冷やすと言うイメージは28000度の燃料が何百度の水で冷やされる感じ。
燃料が冷えればそれ以上は地中深くに行かないだろう。
それで最悪の事態は避けられている。
■ 収束宣言なんて元々していない。
国民がだまされてる。
「冷温停止状態」と言ったが、「冷温停止」とは言っていない。
会見を見ればわかる。
原子力緊急事態宣言は今もなお続いている。
まだまだ爆発の危険性は0ではない状態が続いている。
30km退避の円は爆発を想定したもの。
爆発の危険が無くなれば解除される。
■ 浜岡が止まったのは、
アメリカが止めろと言ってきたということもあった。
色んな力はあったが。
最終的に経済産業省も浜岡停止を許したのは、 浜岡が爆発すると厚木や横須賀が汚染されて、 米軍が日本から撤退 しなくてはいけなくなるから。
福一を考えて、浜岡から80km圏内に厚木が入っていた。
■ 瓦礫拡散は東電の圧力以上の事が起こっているのではないか…。
長崎や広島に持ち込んで、 原爆の放射能を体内に取り込んでしまった人が、 新しい原発の放射能を取り入れたら、 その二つはどうなるかなんて実験してほしくない。
福島から子供達を救うには知事を変えること。
リコール。
■ Q. 松田さんは命の危険があるのでは?
A.覚悟が無ければ今日来ていません。
我々の仕事は毎日そう。
そうとう闘ってきた。
私は経済産業省の天敵リストのトップにも載っています。
■ 経済産業省は嘘つきしか偉くなれない組織になっている。
本当の事を言うと下ろされる。
福一の事故対応で2~3週間の間に知っているだけで、 保安院のトップの10人中5人くらいは下ろされている。
「それではまずいのではないか」などと進言した人がどんどん外された。
■ 大学生の時から何十年来の付き合いの石井紘基さんという方がいた。
彼は石川県の珠洲(すず)原子力発電所の用地買収を調べていた、
山口組がどれだけ動いていたのかを。
結果、世田谷区の自宅駐車場で左胸を刺され亡くなった。
情報が残ってないか調べたがなにも残っていなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%B4%98%E5%9F%BA%E5%88%BA%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
単純に嘘の上塗りを重ねていく仕組みになってる。
一番最初に原発は安全である、コストも安いと言ってしまっている。
こういう大ウソをついたためにそうじゃなかったと明らかになってからも、 彼らにはもうしょうが無いと言う状況に なった。
安全神話の元に法律を作ってしまったから…。
3月11日の夜、菅総理がベント指示をしたにもかかわらず、 東電側は責任者がおらず、 東京電力が現場を確認し なければベントはできないと、災害対策マニュアルに書いてあることもあり、ベントは行わず、社員は双葉町の町の方 々に朝まで避難の電話をかけまくっていた。
その後、菅さんが直接、福島に飛び、吉田所長にベントをするように指示した。
法律で総理大臣にはベントを指示する権限がある。
※ 原子力災害対策特別処置法20条3項
緊急事態宣言をした場合、本部長が原子力事業者に対し必要な指示をすることが出来る。
Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 | Permalink