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2012-04-13

〔死の灰ガレキ・NEWS〕 震災がれき広域処理問題 千葉市 岩手から受け入れ検討/Q&A

 東京新聞 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120413/CK2012041302000119.html?ref=rank

 東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の震災がれきの広域処理で、県内でも条件付きで受け入れ表明する動きが出ている。千葉市は岩手県のがれき処理の検討を始めている。検討状況や課題を整理した。 (宇田薫記者)

 Q 千葉市が岩手県と連絡を取り始めた。

 A 岩手県内の自治体に被災地支援で職員を派遣している経緯があるからね。岩手県の、どの自治体から受け入れるかは、今後の話し合い次第という。市は可燃物で年間最大五万トンが受け入れ可能としている。二〇一一年度のごみ焼却量は約二十六万五千トンなので、ほぼ五分の一に相当する。

 Q ごみが削減できなくて有料化も打ち出したのに、焼却に余裕はあるの?

 A 市は、津波被害を受けた旭市の震災がれきの焼却に協力してきた。昨年八月から約一千トンを焼却した。三月末に終了したので余力ができたことなどから、東北のがれきを受け入れた場合、稼働日数から計算すると一日百八十トンを燃やせるという。

 Q 処理方法は。

 A 旭市のがれきと同じように、美浜区にある「新港」、若葉区の「北谷津」、花見川区の「北」の三つの清掃工場で燃やすことになるだろう。焼却灰は自前の新内陸最終処分場(若葉区)に埋め立てる。

 Q 気になるのはがれきの安全性だ。

 A 環境省は広域処理に回す可燃性のがれきは、放射性セシウム濃度を一キログラム当たり四八〇~二四〇ベクレル以下を目安にしている。同省によると、このがれきの焼却灰を埋め立てても、放射線量は健康に影響がない年間〇・〇一ミリシーベルト以下に抑えられると強調している。ただ、実際の数値は試験焼却してみないと分からないだろう。千葉市の熊谷俊人市長は住民の理解を条件に挙げており、試験焼却したデータで同意が得られるかが鍵になる。

 Q 県も国から受け入れ要請を受けているはずでは。

 A 県は今月、国が最終処分場を確保し、安全性を十分に説明することを条件に受け入れが可能と回答した。一方、森田健作知事は県内に残るがれきの処理を優先する方針も強調している。

 Q 県内のがれきの処理はどうなっているのか。

 A 震災後、県内で約十二万五千トンのがれきが出た。旭市から出た七万九千トンは自前で処理しきれず、可燃性の四千トンを千葉市のほかに市川市が五百二十トン、市原市が六十八トンの焼却に協力し、残りは民間業者に委託して完了した。ただ一万八千トンあった旭市の不燃性のがれきは、六千トンの処理が残ったままだ。君津市の最終処分場が漏水事故で稼働を停止していることなどが要因という。

 Q 受け入れは実現できそうなの。

 A 県の担当課は「(焼却の)キャパシティーはある」と前向きだ。だが、特に自前の最終処分場を持たない自治体では、通常の焼却灰ですら民間業者から受け入れを停止され、処分先確保が難しい状況だ。受け入れの実現は、処分場探しがネックになっているといえる。

Posted by 大沼安史 at 02:29 午後 |

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