〔毎日新聞〕 「26年前と不安同じ」 チェルノブイリ原発事故で被災の小児科医らが講演会、福島に思い /大阪
チェルノブイリ原発事故から今月で26年。被災したベラルーシの小児科医、べーラ・ルソーバさん(68)と元教師のバレンチーナ・モロゾーバさん(58)による講演会が28日、大阪市内で開かれた。2人は福島第1原発事故の被災者とも交流したといい、「私たちが26年前に感じたのと全く同じ不安や悩みを抱えていると分かった」と思いを寄せた。
2人はチェルノブイリ原発から北東約250キロの地区に住む。地区の約3分の1が福島県の「計画的避難区域」などに相当するレベルに汚染されて住民は移住を余儀なくされたが、ルソーバさんら残りの地区住民はほとんど移住しなかった。除染や食物の放射線量測定などの対策を続けながら放射能汚染と向き合ってきた経験を話した。【牧野宏美記者】
Posted by 大沼安史 at 04:07 午後 | Permalink