〔東京新聞〕☆☆☆「原爆の図」太陽光発電で照らせ 丸木美術館(埼玉・東松山) 再び脱原発
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012042102000089.html
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「原爆の図」で知られる原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)が、全館の電気を太陽光発電でまかなうため支援を呼び掛けている。
「原発を止めないと原発に殺される」。描いた画家の丸木位里、俊夫妻(ともに故人)は反原発の訴えでも知られ、同美術館は二十年ほど前にも太陽光発電を導入。その後故障などで断念したが、原発再稼働問題が取りざたされる中、夫妻の遺志を受け継いで再び「脱原発」に挑む。
開館四十五周年にあたり、国内の全原発が停止する予定の五月五日、公式発表する。
今回は一三・五キロワットの発電能力を持つ設備を導入。業者の協力で破格の六百万円で設置できる見通しとなり、同額を目標に寄付を募る。夏の電力ピークを迎える前の七月には稼働させたい考えだ。
同美術館の小寺隆幸理事長は「電力不足を理由に原発再稼働の問題が出てきている。こうした動きに反対する一方で、自分たちにやれることはやろうと決めた」と話す。
前回、太陽光発電を導入したきっかけは、一九八九年に東京電力福島第二原発で起きたポンプの破損事故。丸木夫妻は集金に訪れた東電社員に「安全なエネルギーに変えてほしい」と訴え、独自の試算を基に原発分だとして料金の24%の支払いを拒否。東電は約一年間、送電を止めた。
自然光を取り入れてはいるものの、薄暗い中で絵を鑑賞してもらう異例の状況。全国から寄せられた寄付金などで九〇年夏、自家発電を始めた。市民による太陽光発電の草分けとも言える存在だったが、設備の故障や劣化に悩まされながら十数年間続けた末、館の財政難もあって維持できなくなった。
小寺理事長は「夫妻は自ら横断幕を作って原発反対運動の先頭に立った。その横断幕はいまでも私たちがデモなどに参加する際、使わせてもらっている。今回の太陽光発電も夫妻と寄付をいただく皆さんの思いがこもったものにしたい」と語る。
寄付は個人一口千円。団体五千円。同美術館は三月、公益財団法人の認可を受けており、寄付は税金控除の対象になる。振込先などの問い合わせは同美術館=電0493(22)3266=へ。
<福島第二原発のポンプ破損事故> 1989年1月、3号機の原子炉冷却水の再循環ポンプで、内部の水中軸受けリングが溶接不良のために脱落し、三十数キロの金属片が炉内に流入した。3号機は約1年10カ月、運転を停止した。
Posted by 大沼安史 at 03:19 午後 | Permalink

















