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2012-04-30

〔内部被曝研〕☆☆☆ 4・21「低線量被曝に向き合う チェルノブイリからの教訓」講演会 報告

 → http://www.acsir.org/news/news.php?2012.4.21-7 

 ◇ エフゲニーヤ・ステパーノヴァ教授(Yevgenia I. Stepanova,ウクライナ国立放射線医学研究所・小児放射線部長

 ● ウクライナの汚染地域:放射性セシウムの汚染度にしたがって4地域区分

   1.立ち入り禁止区域(チェルノブイリ原発から30km圏, 150万Bq/㎡)
   2.強制(義務)移住区域(555kBq/㎡, 年間線量5mSv以上
   3.保証移住区域(185-555kBq/㎡, 年間線量1mSv以上)現在62万人居住
   4.放射線環境強化管理区域(37-185kBq/㎡, 年間線量0.5mSv以上
   現在160万人が居住。

   汚染地域では、現在も46万5000人弱の子どもが住んでいる。ウクライナの法律により、1986年生まれの子どもに対して、追加被曝線量は年間1mSv、全生涯で70mSvを超えてはならないとされている。立ち入り禁止区域は100年間は居住に適さない。

 ● がん以外の症状の増加減少

 1. 1987〜1991年:子どもが不調を訴える回数が増加:極度の疲労82.7%, 衰弱71.7%, 精神不安65.95, 頭痛52%/動脈圧の不安定70.3%, 免疫力低下60-70%, 肺の呼気機能障害53.5%, 肝機能の一時障害52.8%

 2. 30km圏内から避難した子どもと放射能汚染地域の住民に、機能障害が慢性病へ移行する現象が見られた:1986-1987年の健康な子ども27.5%→2005年の健康な子ども7.2%/1986-1987年に慢性疾患を持つ子ども8.4%→2005年77.8%

 3. 内部被曝の原因のうち、食品からが98-99%

 4. 放射性セシウム137は、消化器の粘膜と臓器(肝臓・脾臓)に直接影響を与

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 ◇ ミハイル・マリコ博士(Mikhail V. Malko,ベラルーシ科学アカデミー主任研究員/欧州放射線リスク委員会委員

  ……チェルノブイリの住民避難基準が作られるまでになぜ5年もかかったのか、私達が郡山講演で質問した内容を分かりやすく説明するものでした。チェルノブイリ事故によるベラルーシの汚染状況を示す汚染マップはマリコ氏たちが作成していたにもかかわらずずっと機密扱いだったそうです。そのため、その汚染マップを知っているのは、マリコ氏の研究所の数人だけだった。

 しかし、89年3月に、初めて、新聞紙上で、一斉に、この機密マップが公開された。その結果、市民の間から、抗議運動が起きた、反対運動が起きた。その中で住民避難基準が作られるようになった。他方で、この5年間の間に、被ばくによる深刻な健康被害が次々と明らかとなったことも、住民避難基準を作る要因になった。……

Posted by 大沼安史 at 03:23 午後 |

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