〔☆ フクイチ・NEWS〕 建築家の宮本佳明(かつひろ)氏(大阪市立大大学院教授)が「福島第一原発神社」構想 6つの建屋に和風屋根のせ、廟(マウソレウム)として丁重に祀る/「負の遺産」として世界遺産登録を目指すべき
ジャパン・タイムズ → http://www.japantimes.co.jp/text/fl20120318x2.html
◎ ジャパン・タイムズの見出しは、こうだ。
Plan to N-shrine reactors for millennia 数千年にわたってまつり続ける原子炉・核神社。
数千年?……宮本氏の展示会の案内には、「今後1万年以上にわたって」とある。
「今後1万年以上にわたって高レベル放射性廃棄物を現状のまま水棺化して安全に保管するために、原子炉建屋にアイコンとなる和風屋根を載せて神社ないしは廟(マウソレウム)として丁重に祀(まつ)るプロジェクトを、建築家の宮本佳明が200分の1の模型によって提示します」
◇ 大阪・橘画廊 「福島第一原発神社~荒ぶる神を鎮める~ 宮本佳明展」→ http://dancer.co.jp/ 24日まで模型を展示。
……防護服を着た神官たちが日々原子炉に向かい祭祀を司る向拝部は、奇しくもかつての中央制御室の真上に当たる。
彼らの最も重要なミッションは、今後1万年以上にわたって事故の記憶を正しく伝承して行くことにある。
そのためには、社殿のメインテナンスにはむしろ手間とコストがかかった方が良い。
例えば屋根の仕上げは定期的に葺き替えが必要でかつ材料も手に入りにくい桧皮葺きとするべきである。将来の建て替えに備えて、新たに森林の育成にも取り組まなければならないだろう。
記憶の正しい継承のためには、まずは文化財指定を行って国宝とするべきであろう。さらには「負の遺産」として世界遺産登録を目指すべきだと考える……
★ 写真はジャパン・タイムズより。
Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 | Permalink
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