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2012-02-14

〔2号機〕 東電 温度計の故障と「ほぼ断定」

 東京新聞 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012021402000031.html

◎ この温度計だけが正常で、残りはみな故障している――と「想定」するべきではないか!

            ◇

 福島第一原発2号機の原子炉(圧力容器)底部の温度計が異常値を示している問題は十三日夕、さらに値が上昇し、瞬間的に三四二・二度(一時間ごとの値では二八五・四度)を記録。近くのほかの温度計は三〇度台で下降傾向にあることから、東京電力は異常値は故障によるものとほぼ断定した。 (志村彰太記者)

 温度上昇が続いていたのは、底部に設置した三つの温度計のうちの一つ。二月に入り、この温度計だけが徐々に上がり始めた。だが、底部のほかの二つの温度計や、約一・五メートル下にある三つの温度計のいずれも低下傾向を示し、一つだけ異常値を示していた。測定値のぶれも大きいため、東電は信頼性を疑っていた。

 通常の温度計は、アルコールなどの膨張を利用しているが、原発では、異なる二つの金属をつなぎ合わせ、温度による電気抵抗の変化で計測している。超高温を測れる代わりに、高温や低温に長期間さらされると徐々に誤差が大きくなる欠点がある。事故から間もない昨年三月三十日には、短時間で一一九度からマイナス一二五・七度まで一気に振れたこともある。

 福島第一では、過酷な環境で使い続けたため、金属の間にさびや湿気が入り込んだり、配線が損傷したりした可能性がある。通常の原発では、十三カ月ごとの定期検査時に誤差を補正できるが、事故を起こした原発は高い放射線量のため修理も交換も容易ではない。

 今回の問題は、政府や東電が「冷温停止状態」の根拠としてきた計器自体に大きな疑問が残ることをあらためて突きつけた。温度測定は、溶け落ちた核燃料取り出しまで続けなければならず、別の計測方法を検討するなど対策を迫られている。

Posted by 大沼安史 at 09:51 午前 |

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