〔原子力ムラ腐敗NEWS〕 班目委員長 無責任発言を連発
原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が15日、東京電力福島第1原発事故を検証する国会の事故調査委員会に、参考人として出席し、同委員会トップのあり方をめぐり、人ごとのような答弁をした。「この問題は、最後は人(が大事)なんだなあとつくづく思い知らされた。安全性を高めるには、どんなに事業者が抵抗しても最大限の努力をする思いが強いかどうか。組織の形態がどうあるかより引っ張る人の意欲と知識で決まる」。
これには委員も大反発。1人に「今まで(組織を)引っ張ってきたのは、班目さん自身ではないのか」「人として最もおかしい動きをしていたのは、ご自身ではないのか」などと指摘され、班目氏は「ある程度のところは認めざるを得ない」と苦笑いした。
しかし、その後も釈明を続けた。「私が(委員会に)来たのは09年4月で、発災まで(の期間)は11カ月弱」と時間の短さを主張。「議論をし、見直そうとしていた。言い訳になるので言いたくないが、やろうとはしていたことだけは言わせてほしい」と述べた。「抵抗があってもやる意思決定が、なかなかできにくいシステム。ある意味、官僚制度の限界だ」「事業者の責任をもっと求めるべき」と持論も述べた。
「安全委員会の指針に瑕疵(かし)があったことは、はっきり認めなくてはならない」と謝罪もしたが、「(発生後)10日くらいほとんど寝ておらず、記憶がすっ飛んでいる。生の形で残っていない」と主張。「助言を与えるには、情報がないとできない。当時の状況では難しい」と、開き直るような場面もあった。
◆班目氏の事故直後の対応 事故発生の昨年3月11日夕、官邸に入り、菅直人首相(当時)らに事故への対処を助言した。12日早朝、菅氏とヘリコプターで福島第1原発の視察に向かい、菅氏に機中で「水素爆発は起きないか」と問われ、「大丈夫です」と応じたが12日午後3時36分、1号機建屋が水素爆発した。この後の海水注入作業をめぐっては、「注入した場合、再臨界の危険性はないか」と菅氏に問われた班目氏が「危険性がある」と発言したと政府が発表したが、班目氏の抗議を受け、「可能性はゼロではないと言った」に訂正された。 [2012年2月16日14時18分 紙面から]
Posted by 大沼安史 at 03:57 午後 | Permalink

















