〔NRCフクイチ文書〕 「燃料プールは空」と誤解、日本の情報に依存 ヤツコ委員長
2月22日(ブルームバーグ):米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は、昨年の東日本大震災で被災した福島第一原子力発電所の状況について、日本の当局者からの情報に基づき使用済み核燃料プールの冷却水がなくなっていると事実とは異なる情報を議会に告げた。
同委員長は2011年3月16日の下院エネルギー・商業委員会での議会証言から数時間後の電話会議で、日本に派遣したNRC責任者チャック・カストー氏に「私は公の場で燃料プールは空と言ったが、これは不正確だと思うかい」と尋ね、カースト氏は「空と言い切るのは恐らく不正確だと思います」と答えた。
NRCが21日公表した3000ページ余りに及ぶ会議記録は、NRCが福島第一原発から50マイル(約80キロメートル)圏外へ米国民を避難させるようホワイトハウスに勧告していたときでさえ、日本の原発危機の深刻さの見極めに苦しんでいた様子を浮き彫りにしている。
NRCが得た原発事故の進展状況をめぐる情報は日本の当局者や報道機関、福島第一原発を保有・運転している東京電力からのものだったが、細部が常に正確だとは限らず混乱が生じていた。
ヤツコ委員長は21日、記者団に対し、原発事故直後に「多くの情報があった」が、日本政府やメディアを含め「われわれが知り得た大半はさまざまな情報源からのものだった」と語った。
Posted by 大沼安史 at 04:27 午後 | Permalink

















