〔ロイター・カメラマン写真ブログ〕 福島の「見えない雪」は今 /中尾由里子さん 常円寺 阿部光裕住職の除染活動 /小学校に新たなホットスポット 6マイクロシ-ベルト
阿部住職とボランティアの人々は現在、放射線量が局地的に高い「ホットスポット」の除染を行っている。雪をどけ、土を掘り起こし、特殊な洗浄液を高圧スプレーで吹き付けていく。そして最後に汚染土壌などの放射性廃棄物を、誰も住む人のいない、寺の所有地の一角で保管している。
政府が放射性廃棄物の一時的な保管場所について決めあぐねているため、寺の所有地を提供しているのだ。
カメラを置いて、手伝うべきではないのか──。私はよくそんなジレンマに直面する。しかし今回は、ご住職の気遣いで、そんな罪悪感を感じることはなかった。将来子どもを産む時のリスクは無視できないからと、ご住職は30代の女性が作業に参加する事を認めなかった。だからこそ私はマスクを着用した上で、写真を撮るという本業に専念できた。
ボランティア作業の2日目。ご住職らは小学校の除染作業に向かった。ここは、ご住職の末っ子で3年生になる裕心君が通う小学校でもある。450人いた児童のうち約30人がすでに転校しており、その中には裕心君の親友も含まれている。
ここでは昨年、行政による除染作業が行われたにもかかわらず、6マイクロシーベルト以上の放射線量を示す新たなホットスポットが現れた。ご住職は、またあの高圧スプレーで除染していく。……
Posted by 大沼安史 at 05:07 午後 | Permalink
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