〔東京新聞〕 今年も 「ヨシ焼き」を中止 渡良瀬遊水地 原発影響「安全確証なく」/下草の焼却灰からキロ780ベクレル
渡良瀬遊水地利用組合連合会などは、毎年三月に実施している遊水地の「ヨシ焼き」を中止すると発表した。
福島第一原発事故による放射性物質の飛散で安全性の確証が得られないのが理由。昨年も東日本大震災後の混乱などで中止しており、二年連続で行わないのは初めてという。
栃木、埼玉、茨城、群馬の四県にまたがる渡良瀬遊水地は三千三百ヘクタール中、ヨシ原が千五百ヘクタールを占める。
ヨシ焼きは、害虫駆除や枯れ草の堆積防止など、湿地環境の保全を目的に、よしずの生産者らでつくる同連合会などが毎年実施しており、関係者は中止による生態系への悪影響を懸念している。
連合会によると、昨年末から今年にかけ、ヨシや下草の放射性物質を検査した結果、ヨシから一キログラム当たり四二ベクレル、下草の焼却灰から同七八〇ベクレルの放射性セシウムが検出された。
地元の栃木市などに「放射性物質が拡散する恐れがある」などと、中止を求める意見が多く寄せられたこともあり、「国の基準もなく『安全だ』と太鼓判を押せない」(連合会)として、中止を決めた。 (清水祐樹記者)
Posted by 大沼安史 at 05:42 午後 | Permalink

















