〔脱原発NEWS〕 後藤政志さん 広島で講演 フクイチ 「ベントすら機能せず」
広島市中区幟町の世界平和記念聖堂で19日、原子炉格納容器の設計に携わった元東芝社員で、NPO法人APAST理事長の後藤政志さん(62)の講演会「原発に完全な安全システムはない」(カトリック広島教区平和推進チーム主催)があった。約200人が参加した。
東京電力福島第1原発事故では、原子炉格納容器の損傷を防ぐため放射性物質を含む蒸気を排出した「ベント」の際に用いられたバルブが25%程度しか開かなかった。
そう語った後藤さんは「(容器内の)圧力が下がり『成功』と言われたが、他の個所から漏れた可能性が高い」と指摘。
「格納容器は絶対安全と言いながらベント装置を付けたが、そのベントすら機能しなかった。こうなると(原発を)信用できない」と話した。
また、格納容器が爆発すればベントは無意味で、福島第1原発事故の被害レベルでは済まないと語った。
後藤さんは「原子力界が、過酷事故(シビアアクシデント)の確率は小さいとして無視したことが最大の問題」と強調し、「原発事故の被害は後世に及び、後処理には膨大な金がかかる。我々は人の命や環境、文化を自ら壊すのか。私は問いたい」と語った。【星大樹記者】
Posted by 大沼安史 at 05:53 午後 | Permalink

















