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2012-02-09

〔福島日報〕 (冷却機能 一時喪失の)第2原発 4号機の燃料を年内に取り出し プールへ 震災後初めて公開 

 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9933957&newsMode=article

 東京電力は平成24年度前半に福島第二原発4号機の原子炉から核燃料を取り出し、原子炉内を点検する。8日、東日本大震災発生後、初めて同原発の施設内を報道陣に公開し、明らかにした。取り出した核燃料を燃料プールに移すことで安全管理をしやすくする。一方、同原発の冷却系の電源は全基とも多くが仮設のままで、本復旧が急務となっている。

 東電が国や県に提出した福島第二原発の復旧計画によると、4号機は使用済み燃料プールの耐震化が完了しており、原子炉の核燃料を今年10月ごろまでに取り出し、燃料プールで保管する。原子炉から核燃料を取り出すことで安全に管理しやすくする狙いがある。また、燃料取り出し後、燃料に破損がないかや、震災で炉内の設備や制御棒に損傷がないかなどを初めて点検する。1~3号機については、燃料プールの耐震化などが完了し次第、原子炉の核燃料を燃料プールに移す。

 福島第二原発の報道陣への公開は、県と立地町の楢葉、富岡両町の立ち入り調査に合わせて行われた。1号機原子炉建屋で津波で浸水した非常用発電機の復旧状況や使用済み燃料の保管状況、1号機脇のアクセス道路で土のうを積んで造った防潮堤、津波の被害を受けた4号機海水熱交換機建屋で破損した扉の様子などを公開した。

 全基とも冷却系の非常用発電機などの電源が全て復旧しておらず、他の建屋の電源から供給するなど仮設状態が続いている。被害の少ない3、4号機は今年夏ごろ、2号機は今年秋ごろ、1号機は来年3月までの復旧を目指す。1号機については、本来二つある非常用ディーゼル発電機が一つしかなく、早急に復旧させる考えだ。

 古市正二県生活環境部次長は「仮設の設備も多く、当面、冷温停止、使用済み燃料の安定冷却、不測の事態に備えた安全対策が今後も課題だ」と述べた。

 福島第二原発の増田尚宏所長は、現地で報道各社の共同取材に応じ「(第一原発の状況と)紙一重だった」と東日本大震災が起きた当時を振り返った。

 震災で原子炉の冷却機能を失い、第一原発と同じ大惨事に発展する可能性があった第二原発。増田所長は難を逃れた要因として、津波の高さが第一原発の場所と比べて低かったことや、原子炉をコントロールする中央制御室が機能していたことなどを挙げた。

 調査時に敷地境界付近に設置されているモニタリングポストが測定した空間放射線量は、最大で毎時1・5マイクロシーベルトだった。

 ※ 福島第二原発 昨年3月11日発生の地震で、運転中だった原子炉全4基がいずれも自動停止。冷却機能が失われた1、2、4号機で圧力抑制プールの温度や圧力が上昇、同12日早朝、東電が法律に基づき国に緊急事態を通報し、半径10キロ圏内への避難指示が出された。

 その後、冷却機能が回復し、同15日早朝までに4基とも冷温停止状態となった。3号機は当初から機能を一部維持した。4月21日に半径8キロ圏内に避難指示が変更された。東電は11月11日に国に緊急事態応急対策と事故収束を報告。野田佳彦首相は12月26日に緊急事態解除宣言を出した。 (2012/02/09 08:52) 

Posted by 大沼安史 at 04:50 午後 |

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