〔毎日新聞〕 福島第2原発ルポ 紙一重で大事故回避 建屋、無傷に見えたが / 「先端イメージのある原発だが、築30年の昭和の他の建物と変わりないように見えた」
→ http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120209ddlk07040219000c.html
◎ フクイチ・フクニ ダブル超大災害になるところだった!
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東京電力福島第2原発が、8日の県などの立ち入り調査に際し震災後初めて報道陣に公開された。映像で見る第1原発と違い建屋の外見はほぼ無傷に見えたが、大事故を避けられたのは紙一重とも言えるわずかな状況の差だったという。【乾達記者】
津波が襲ったのは、海岸沿いに4基並んだ原発の南端の通路。海抜4メートルにある海水を使う4基の冷却装置を全てのみ込んだ後、一番南側にある同12メートルの1号機の原子炉建屋の側面を襲い、裏手から北側の3基の原子炉に向かって流れ込んだ。現在1号機側面には「15・3メートル」と浸水の高さを示す線が引かれ、再度の津波に備え1メートルの土嚢(どのう)を4段積みした仮設堤防も作られている。
ただ、浸水したのは6階建ての建屋の1階分の高さ。これだけで4基のうち3基が冷却機能を失い第1原発同様の「緊急事態宣言」に至ったことに驚いた。
冷却装置は1階に電源装置やモーターが置かれ、原子炉内のディーゼル発電機も地下にある。いずれも水をかぶって使えなくなった。先端イメージのある原発だが、築30年の昭和の他の建物と変わりないように見えた。
こうした状況で大事故を避けられた理由は、「津波の高さが第1原発ほどでなく、設備の損傷が少なかったため」(増田尚宏所長)という。
4系統の外部電源のうち1系統が辛うじて生き残り、津波の流れから遠かった3、4号機の非常用電源も一部が残ったため、中央制御室から原子炉内の状況を確認しながら、残った電源を突貫工事で浸水した施設につないで5日目に冷却機能を復活した。
ただ津波の高さや角度が少し違えばと考えると恐ろしくなった。
また1号機の燃料プールには1770本の燃料棒が水面から4メートルの深さに沈んでいるというが、空間線量は毎時0・27マイクロシーベルトと福島市内の仕事場と変わらないレベル。
4号機の格納容器内では福島第1では核燃料が落ちて穴が開いているとされる圧力容器の底を見上げた。線量は同100マイクロシーベルトと聞かされたが、人の手で制御できている限り「安全」に見えてしまう。
日常を取り戻しつつあるかのような福島第2原発の姿に、科学を過信し油断しがちな自分の甘さを思い知らされた。
Posted by 大沼安史 at 05:15 午後 | Permalink
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