〔愛媛新聞〕 伊方原発30キロ圏内で県の避難訓練
四国電力伊方原発(伊方町)の重大事故を想定した県の広域避難訓練が16日、原発から30キロ圏内を中心に実施された。
東京電力福島第1原発事故後、県内で初めての原子力防災訓練。20キロ圏内の伊方、八幡浜、大洲、西予の4市町の住民がバスや船、ヘリコプターで松山市などに避難した。
これまでの訓練は、伊方原発から10キロ圏内の八西地域を対象としてきたが、防災重点対策地域が30キロ圏に拡大されるのに伴い、範囲を広げた。県などは広域避難の課題や対策を検証する。
訓練は地震で伊方原発1~3号機が全電源喪失し、炉心の損傷で放射性物質が広範囲に放出する恐れがあるとの想定。
住民避難では、伊方町と八幡浜市の住民がそれぞれ松前町、松山市へ、大洲市と西予市の住民が30キロ圏外の内子町などへバスで避難し、それぞれの避難先でスクリーニングを実施した。
伊方原発から西側の伊方町瀬戸、三崎地区の住民は、三崎港から海上自衛隊や海上保安部の船で海……
Posted by 大沼安史 at 03:07 午後 | Permalink

















