〔フクシマ・東京新聞〕 エネ庁前次長を逮捕 インサイダー、容疑否認 「妻が」
半導体大手「エルピーダメモリ」株などをめぐるインサイダー取引事件で、未公表情報を基に同社株などを買った疑いが強まったとして、東京地検特捜部は十二日、金融商品取引法違反の疑いで東京都世田谷区代田、経済産業省元審議官で資源エネルギー庁前次長木村雅昭容疑者(53)=官房付=を逮捕し、自宅を家宅捜索した。
特捜部は木村容疑者の認否を明らかにしていないが、関係者によると否認している。木村容疑者の代理人弁護士は取材に「報道で公となった事実に基づいて妻の判断で行った株取引で、インサイダー取引に当たらない」と主張している。
逮捕容疑では、経産省商務情報政策局の審議官として半導体業界を担当していた二〇〇九年五月、エ社が改正産業活力再生特別措置法の適用を申請して増資するという未公表情報を得た直後、二回にわたり同社株計三千株を約三百万円で購入。
同年三月には半導体大手「NECエレクトロニクス」(現ルネサスエレクトロニクス)が合併するとの内部情報を得て、公表前の四月に五回、同社株計五千株を約五百万円で買い付けたとされる。
関係者によると、木村容疑者は妻名義の口座で株を購入。公表後に売り抜け、計約二百万円の利益を得た。
エ社の特措法適用申請をめぐる情報については複数の報道機関が株購入前に報じていたが、特捜部は報道は正式な公表にはあたらないと判断。同社が申請を正式に決定したという内部情報を得て株を購入したことが、インサイダー取引に当たると認定したもようだ。
木村容疑者は同省のキャリア官僚で、一〇年七月から資源エネルギー庁ナンバー2の次長に就任。昨年六月に証券取引等監視委員会の強制調査を受け、同省官房付となった。
Posted by 大沼安史 at 02:02 午後 | Permalink

















