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2012-01-25

〔神戸新聞〕 福島・渡利地区、子どもや妊婦一時避難を 地元NGO /神戸大大学院の山内知也教授 支援よびかけ

 → http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004767502.shtml

 東京電力福島第1事故の影響で、放射能の空間線量が高い福島市・渡利(わたり)地区周辺に住む子どもたちを、線量の低い近くの温泉地に一時避難させようと、地元のNGO(非政府組織)などが「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」を立ち上げた。

  同地区で放射線量を測定した神戸大大学院海事科学研究科の山内知也教授も賛同人の一人。「国が動かないのなら、民間の力で子どもや妊婦を避難させるしかない」と訴え、運営費の寄付を呼び掛けている。(木村信行記者)

 渡利地区は福島第1原発から北西に約60キロ。阿武隈川の東岸に約1万6千人が暮らす。山と川にはさまれた地形の影響で、周辺より空間線量が高い。

 文部科学省の放射線モニタリング調査(1月)では地上1メートルで毎時1~2マイクロシーベルト(年換算で約9~18ミリシーベルト)。山内教授が昨年9月に実施した調査では、通学路の溝などで毎時20マイクロシーベルトのホットスポットが点在。子どもが遊ぶ地表近くで毎時5マイクロシーベルトを超える場所が多数あった。福島市が除染モデル事業を実施したが、除染率は約3割にとどまった。

 住民らは地区を、国が避難を支援する「特定避難勧奨地点」に指定するよう要請。しかし、国や市は「除染を徹底する」との方針を変えていない。

 このため「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」など4団体は子どもと妊婦の一時避難を検討。渡利地区から車で30分の土湯温泉(福島市)は観光客が激減する一方、空間線量は毎時0・15マイクロシーベルト程度で渡利地区の10分の1以下と低いため、地域活性化策も兼ねたアイデアとして昨年末、「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」を立ち上げた。

 山内教授は「抜本的な除染が進むまで一時避難の仕組みをつくることは、将来の健康影響を減らす有効な手段」と指摘。同プロジェクトの満田夏花さんは「仕事や家庭の事情で県外避難ができず、不安なまま生活している人の助けになれば」と話している。

 1月下旬~3月末に招待。小学生以下と妊婦は無料、そのほかは有料。すでに100組以上から申し込みがある。寄付の目標額は1千万円だが、まだ半分程度という。

  問い合わせは同プロジェクト堀田千栄子さんTEL080・6008・0808

Posted by 大沼安史 at 05:24 午後 |

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