〔東京新聞〕 IAEA 安全評価の手法「適切」
国際原子力機関(IAEA)の調査団は三十一日、経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長に対し、原発の運転再開に向けた安全評価(ストレステスト)の進め方について「適切」との報告書を手渡した。一方で、審査基準を文書で明確にしたり、原発が立地する地元住民と協議するよう、安全評価の改善を要求した。
IAEA調査団のジェームズ・ライオンズ団長は保安院に、政府の安全評価の手法が「IAEAの安全基準に準拠している」と説明。発電所の現場調査や、インターネットを通じて安全評価への意見募集などをしていることを評価した。
これに対して、深野院長は「今後の(原発の)安全性向上と評価に生かしたい」と返答。安全評価の方法について国際的に認められたことで、保安院は原発再稼働に弾みをつける考えだ。
定期検査で停止中の原発再稼働については、安全評価の一次評価終了が条件だ。ライオンズ団長は三十一日の会見で「地元住民との対話でよりよい情報を得られる」と指摘。その上で「原発再稼働を決めるのは日本政府。私たちの仕事ではない」と強調した。
安全評価は、東京電力福島第一原発の事故を受け、個々の原発がどの程度、地震や津波に耐えられるかをコンピューターで解析する。政府はその手法の妥当性についてIAEAに検証を依頼していた。
Posted by 大沼安史 at 06:26 午後 | Permalink

















