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2012-01-31

〔東京新聞〕 保安院 明確な指示は事後 凍結対策野ざらし

 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012013102000038.html

〔東京新聞〕  保安院 明確な指示は事後 凍結対策野ざらし
 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012013102000038.html

 福島第一原発で相次ぐ凍結による水漏れ問題。東京電力は夏ごろから凍結対策の必要性を認識していたのに放置した結果、無駄な労力を割く事態に陥っている。事故後にめぐらされたホース、配管類の総延長は十数キロに及び、野ざらし状態のものが多い。今後も水漏れが連日起きる可能性は高い。 (深世古峻一、片山夏子)

 これまで確認された二十三件の水漏れ場所を見ると、保温材を巻くなどの対策がなされていなければ、凍結は原発のどこででも起きることが分かる。

 さすがに原子炉に冷却水を送るメーンの配管や、高濃度汚染水を流すホースだけは昨年末から対策工事がスタート。塩化ビニール製のホースをポリエチレン製に変えたり、保温材を巻きつけたりしたという。

 しかし、その他の大部分はあまり進んでいない。保温材を巻いたつもりでも、出っ張りのある接続部などは、保温材を巻くのが難しく、こういった場所で水漏れしたケースもある。抜本的には、ヒーターの設置や仮設の囲いが必要になる。

 だが、これらは一朝一夕ではいかず、同社幹部は「当面はパトロール態勢の強化と、保温材の設置を徹底するしかない」と話す。

 東電の対応の遅れも問題だが、東電の姿勢をチェックし、先を予測して指導するはずの経済産業省原子力安全・保安院の対応にも問題が多い。

 保安院の森山善範原子力災害対策監は「凍結対策は、東電が当然すべきこと。指示しないとやらないようでは困る。敷地内のあちこちでたまり水が見つかった時もそうだが、凍結対策も東電がきちんと計画を作り実施していたら…」と、東電を責める。

 だが、保安院は、東電に寒さ対策を口頭で注意喚起してきたと強調しているが、明確な形で指示したのは、既に二十件も凍結が起きた二十九日のこと。

 現地に配置されている原子力保安検査官が漏えい状況を確認したというが、どれも事後対応。水漏れが起きないとやらないようでは、何のための保安院なのか分からない。

 配管設置に携わってきた作業員は「配管はむき出し。最初から凍結してこうなることは予測できていた。何をしているのか」とため息をついた。

Posted by 大沼安史 at 05:50 午後 |

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