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2012-01-31

〔毎日新聞〕 講演:「被ばく労働者はボロ雑巾」 フォトジャーナリスト・樋口健二さん、原発の闇を突く--久留米 /福岡

 → http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120131ddlk40040344000c.html

 下請け被ばく労働者の姿を38年間追い続けるフォトジャーナリスト、樋口健二さん(74)=東京都国分寺市=の講演が29日、久留米市の「えーるピア久留米」であり、原発の裏側で使い捨てられてきた累計50万人にも及ぶ労働者の実態に80人の参加者が聴き入った。「とめよう戦争への道!百万人署名運動福岡県連絡会・久留米」と「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・福岡」の共催。

 樋口さんは、77年に敦賀原発(福井県)の定期検査を行う労働者の写真2枚を世界で初めて撮影、公表した。制御室のクリーンな表側しか知らされていなかった原発が、実は人海戦術による下請け労働者の被ばくに支えられている現実を教えた。そして、産官学に司法とマスコミが加わって原発が国策として進められてきた経緯や、暴力団も組み込まれたタテのピンはね差別労働の構造を説明。「原発は闇社会。被ばく労働者はボロ雑巾よ。労災申請も、被ばく線量の数値書き換えやカネの力でつぶされてきた」と吐き捨てるように言った。

 東京電力福島第1原発事故で高まる脱原発の世論とは反対に原発の輸出や再稼働の動きが根強い点にも樋口さんは言及。「それは財界が推進しているからだ。原発はエネルギーの問題ではなく、カネになるからやっている。人間社会は、人間を第一に考えなければおかしい。平和利用のまやかしの下で殺されていく被ばく労働者の慟哭(どうこく)を私は伝えたい」と語り、福島原発の復旧作業者の被ばく限度量が高すぎる現状を彼らの未来とともに案じた。【林田英明記者】

Posted by 大沼安史 at 06:29 午後 |

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