〔フクシマ・レポート〕 「南相馬に単身残留」で引き裂かれる家族 毎週末に6時間運転し避難先まで往復
◎ 烏賀陽 弘道さん JBPress (12日付け) → http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34277
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客のいないショッピングセンターで会った石谷さん
「この街でお子さんを持つ親御さんの気持ちを聞きたいのです」
会う人ごとに、そんな依頼をした。そして「そういえば、こんな人がいます」という人を紹介してもらい、会いに行く。そんな作業を繰り返している。石谷貴弘さん(41)にも、そうやって出会った。……
待ち合わせたのは「ジャスモール」という大きなショッピングセンターだった。中はがらんとしていた。夕方なのに、客がいない。店があちこち閉じている。子供たちの避難先で、母親も一緒に暮らしていることが多い。母親たちがいなくなると、モールの客層そのものがすっぽりといなくなった。さらにパート従業員が確保できない。店を開けることができないのだ。そういえば、モール自体が午後8時閉店。営業時間短縮だ。
フードコートは電気が消えていた。1店だけ営業していたミスタードーナツのテーブルで向かい合った。客は私たち2人だけだった。石谷さんは黒いナイロンのジャージで座った。
「ヨメさんに『これから先、どうしたらいいの?』とよく聞かれます。もうすぐ避難して1年になっちゃいます。向こうにはヨメの友人が1人もいないんです」
トラックの運転手さんである。がっしりした体をゆすってガハハと笑う。いたずらっ子のような笑顔がかわいい。しかし顔にどこか疲れと不安が見える。……
Posted by 大沼安史 at 05:09 午後 | Permalink

















