〔フクシマ・ブルームバーグ〕 国会事故調 菅前首相ら招致で政治家の責任追及も
1月17日(ブルームバーグ): 東京電力福島第一原子力発電所の事故を検証する国会事故調査委員会の黒川清委員長は事故発生時に政権中枢にいた菅直人首相、枝野幸男官房長官、海江田万里経済産業相(いずれも当時)から公開の場で事情を聴取する意欲を示した。
黒川委員長は都内で開いた同委の会合後の記者会見で、菅氏らから公開で事情を聴くことは「検討事項に入っている」と述べた。同委は6月までに報告書を提出する。
近畿大学の伊藤哲夫教授(放射線生物学)は16日、電話インタビューで、「この委員会が明らかにすべき最大の課題は、原発が津波ではなく地震でどの程度損傷を受けたのか解明することだ。地震で大きなダメージを受けたとなれば、日本の54基の原発全ての耐震性を見直す必要が出てくる」と指摘した。
国会事故調査委には、2007年に原発震災の可能性を警告した地震学者の石橋克彦・神戸大学名誉教授や元原子炉設計技術者の田中三彦氏らがメンバーとして参加している。
東京電力の山崎雅男副社長は16日の同委で、震災前に東電が津波の予測を公表していなかったことについて、それは科学的な根拠がなかったためだと説明した。
石橋氏は、科学的な根拠がないとの説明に対し「科学に対する侮辱だ」と反論した。
Posted by 大沼安史 at 03:43 午後 | Permalink

















