〔毎日新聞〕 「避難者の会」代表・村上さん、フリーペーパー創刊 生活情報中心に5000部 /新潟
東京電力福島第1原発事故により福島市から新潟市に避難し、自主避難者らでつくる「ふくしま新潟県内避難者の会」代表を務める村上岳志さん(36)が、避難者らの声を集めた月刊フリーペーパー「Flip(フリップ)」を創刊した。記事の投稿などもみな避難者。創刊号は5000部発行した。新潟市在住の避難者宅宛てに送付されたほか、同市東区の避難者の交流拠点を訪れた避難者にも配られた。【塚本恒記者】
タイトルは「福島」のFと「live in peace(平穏に暮らす)」のそれぞれの頭文字を取って命名した。福島市の印刷所で印刷している。
村上さんは新潟市東区の避難者交流拠点でスタッフとして働いている。「慣れない避難生活先での生活情報を届け、他の避難者がどんな生活をしているのかを分かち合う媒体になれば」と話す。
フリップはA5判のフルカラーで約20ページ。内容は避難者が新潟で暮らすための生活情報が中心で、イベント告知や雪への対処法、他県の避難者団体の情報など、さまざまな情報が並ぶ。避難先で起業した女性の経験談などもある。
記事の執筆や写真撮影など制作には避難者15人が参加。記事や写真、イラストなどを投稿した避難者には、広告収入から報酬が支払われる仕組み。村上さんは「今後、執筆などに参加してくれる避難者をさらに募りたい」と話す。
交流拠点でフリップを読んでいた福島市からの避難者、菅野しのぶさん(35)は「他県の避難者の情報などフリップを読んで初めて知ることも多かった。自宅に送付されたら、イベントや交流拠点に出かけようと思う避難者も増えるのでは」と今後に期待していた。
Posted by 大沼安史 at 06:40 午後 | Permalink

















