〔フクシマ・東京新聞〕 茨城 火災また 県が厳重注意 東海原発 原電施設、本年度3件目
また原子力施設で火災が起きた――。
東海村の日本原子力発電(原電)東海原発で十三日に発生した冷却塔での火災。ビニールシートが冷却塔の外に出されていれば防げていた。
本年度三件目の原電施設火災に県は同日、原電の責任者たちを県庁に呼び出し、口頭で厳重注意をした。 (北爪三記記者)
原電によると、冷却塔は放射性廃液を固化させる処理施設の屋上にあり、高さ約一・八メートル。火災で側板や点検などの作業書類を掲示する縦約一・五メートル、横約一メートルのビニールシートを焼いた。冷却水の凍結を防ぐヒーターにビニールシートが接触する状態で置かれ、過熱で発火したとみられる。
東海原発は、一九九八年三月に営業運転を終了し、国内の商業用原発としては初の廃止措置中だった。
原電での火災は昨年七月六日、東海第二原発の廃棄物処理建屋で、金属製投入容器などが焦げたのをはじめ、同年十二月二十七日には、同原発の海水ポンプ室で圧力計の凍結防止用ヒーターケーブルに焦げ痕が見つかった。原電以外でも火災や故障などが相次ぎ、県は同月二十八日、県内十八の原子力施設担当者を集め、安全管理の徹底を求めたばかりだった。
県庁で丹勝義・危機管理監は、東海原発と東海第二原発の剱田裕史所長に対し「昨年十二月二十七日からわずか半月で火災が続くのは極めて遺憾。県としては厳重に注意する。安全管理を徹底し、再発防止を含めた原因報告をしてほしい」と求めた。
剱田所長は「昨年から立て続けに火災を起こし、申し訳ない。原因究明や総点検を行い、県民の信頼を損ねないよう努力していきたい」と答えた。
原子力安全・保安院も同日、原電での火災が東海原発と東海第二原発、敦賀原発(福井県)を合わせて本年度五件に上ったのを受け、同社を厳重注意し、原因究明と再発防止策の報告を求める指示文書を出した。
Posted by 大沼安史 at 04:04 午後 | Permalink

















